薛 珠麗主催【英語で読むミュージカル】特別編!with 指揮者=塩田明弘さん
【音楽】実演ということで、パーカッションの長谷川友紀さんが来てくれました。ミュージカルでパーカッションというと、ドラムの他にぐるりと囲んだフレームにたくさんの打楽器を吊るした部屋みたいなブースで、千手観音のごとくいろんな音出してる。楽器紹介もびっくりするような形のがいろいろ。
2014-08-10 08:30:33【音楽】実演では、スネアドラムを使って、塩田さんの指揮がどのように反映されるのかを見せてもらいました。早さ、高さ、強さが指揮によって自由自在に変わっていく。二人が真横で対峙する形式でやってくれたので、長谷川さんの挑むような鋭いまなざしが印象的でした。ほんと、真剣勝負なんだなって。
2014-08-10 08:33:38【音楽】長谷川さん曰く、オーケストラピットからは舞台上の役者の動きがいっさい見えないので、ただ指揮者が振る手だけを頼りに演奏するのだと。そういえば、舞台からもオケピは見えないね。指揮者というのは、出演者のなかでただ一人舞台の上と下を見て、すべてを采配している人なのだと改めて実感。
2014-08-10 08:36:50【音楽】薛さん曰く、延びてしまったミュージカルの間を立て直すのはとても大変なことなのだそうです。だから、個々の曲では差があっても、全体では3分5分と延びてしまうのはよくない指揮とのこと。塩田さんの場合、3時間の公演1ヶ月分測ってもらったら、誤差25秒以内だそうです。すげ!
2014-08-10 08:40:13【音楽】日本語というのは、翻訳ミュージカルをやるうえでは難しい言語なのだそうです。英語や韓国語は頬の筋肉まで使って音を出していくけど、口元だけで発音ができてしまうのでメリハリがない。ボイストレーニングを英語でやるのは効果あるとか。1音にひらがなひとつしか乗らないという情報量も。
2014-08-10 08:47:09【音楽】薛さん曰く、「情報量が少ないということは、間延びするリスクがあるということです」と。メロディに乗せるとたったこれだけしか言えてない!とか。あと、音。『エリザベート』の「闇がひろがる」……これも日本語だとやわらかい印象になりますが、本来のドイツ語では濁音バリバリだとか。
2014-08-10 08:50:24【音楽】「だって、あのマテ(マテ・カマラス)でさえ、ああでしょ!気の毒でしたよ!」「あー濁音足りてないんでしょうね、マテには」……確かに。優れた歌手は音感で把握するので、馴染みない言語でもすばらしい発音のことが多いけど、マテは日本語ちょっと訛り感が強かった……濁音不足か。
2014-08-10 08:53:11【音楽】ミュージカルの場合、芝居の内容としてのクライマックスと音楽が目指すクライマックスとのすり合わせがまず必要なのに、日本語では、そのクライマックスの音が声出しやすいかまで考慮しないといけないとか。「あ」「お」は出しやすいけど、『エリザベート』の「わたしにー」とか拷問かよ、と。
2014-08-10 08:55:11【音楽】それらをすべてまとめなければいけない、翻訳や演出というのはものすごいエネルギーがいるということ。「この台詞言いにくい」と言われることもあるけど、言いやすく変更すると、今度はさらさら聞きやすすぎて観客に残らないとか。全部ははいはいと聞いてられないんです!とか。ほんと、大変。
2014-08-10 08:58:56【音楽】やはりまったく言語構造の違う海外のミュージカルに日本語を乗せていくのは、とても難しいのだとか。日本語本来のよさをいかした日本独自のミュージカルが増えるといいんですけどね、とのこと。……そういやこまつ座の音楽劇とか、わたし好きなの。音の響きがやわらかくてね。納得。
2014-08-10 09:05:32【音楽】『レディ・ベス』、リーヴァイ&クンツェコンビは「ラストは静かに終わらせたい」との要望。ヨーロッパのミュージカルは最後を静かに余韻を残すことで、観客に何かを手渡しがるらしい。日本は歌い上げて派手に拍手、ジャン!という傾向。国民性ですかね、と。ああ……(その後歌舞伎行った人)
2014-08-10 09:09:09【音楽】翻訳や通訳などのスタッフ、また指揮者というのも、なかなか肉声を聴ける機会ってない。『英語で読むミュージカル 特別編』いい話が沢山聴けて、とても楽しい2時間でした。今度は本筋の講義も聴いてみたいな。 pic.twitter.com/wkLMYt68qy
2014-08-10 09:12:56ほんと、こういうのってチケット取るのも縁だなと思うんだけど、この『英語で読むミュージカル 特別編』の告知が出たのが、8月歌舞伎座のチケット取る前日。ほんとはこの時間帯、第2部取ろうと思ってたの。あれ取った後だったら来られなかった。というわけで、ちょっと無理してでも、縁は大事に。
2014-08-10 09:16:52先日参加しました。音楽の観点から見たミュージカル。深かった!とりあえず韓国語と英語やろう…! 薛 珠麗主催【英語で読むミュージカル】特別編!with 指揮者=塩田明弘さん - Togetterまとめ togetter.com/li/704342 @togetter_jpさんから
2014-08-10 17:28:43@_shurei_ 昨日参加させていただきました!興味深いお話を、脱線含めつつ本音交えてで、本当に楽しかったです♪ありがとうございました。 ルドルフは私本当に大好きで毎週通ったお芝居なので(特にルヴォー版が!!!)その裏話も聞けて大満足な時間でした。英語で読む版も参加したいです♪
2014-08-10 23:41:249日昼は薛珠麗さんの『英語で読むミュージカル特別編!with 塩田明弘さん』を拝聴。すっごくおもしろくて、すっごくためになった。一般のお客様はもちろん、こんなハイレベルなのにわかりやすくておもしろい話は、ぜひ、プロの俳優やスタッフに聴いてほしいと思った。ブラボー!!でした。
2014-08-11 03:53:00抱腹絶倒な数々の話の最後で、塩田さんが、某神様的作曲家が来日して成田空港から日比谷までヘリコプターですぐ移動してきた(ペニンシュラの上にヘリポートがあるらしい)話をしたら、珠麗にゃんが「それ、ミス・サイゴンに出せばいいのに」と言ったのが、スマッシュヒットでした(o^-')b
2014-08-11 04:03:33週末はミュージカル三昧でした。金曜夜『タイトル・オブ・ショウ』、土曜昼「英語で読むミュージカル」(翻訳家&指揮者のトーク)、夜は『Dramatic Musical Collection』、日曜昼もDMC(爆)。日曜夜のゲストが土曜夜と違う人だったら、夜も見ただろう……(爆)。
2014-08-11 08:32:22「英語で読むミュージカル」で「日本語は響かない」という話を聞いたので(合唱やってるときも感じました)、DMCでは(ゴージャスボイス(チラシより)集結でしたが)、ほんとイ・ヒョンさん(韓国)と秋夢乃さん(中国)の声は違う響きだよなぁ……としみじみ……。
2014-08-11 08:40:48先日参加した薛さんの「英語で読むミュージカル 特別編 with 塩田さん」聞きに行ってホント良かった♡ 改めて日本でミュージカルを上演する難しさを知りました!! またこのような企画があれば参加しよう〜♪
2014-08-12 12:33:46その時話題にでた「ルドルフ」を久々に聴きたくなり、ウィーン版CDを引っ張り出してきたけど、ワイルドホーン作品の中で一番好きな曲だ♡ あのルヴォー版ルドルフはとても良かったからまた再演しないかなぁ〜(o^^o)
2014-08-12 12:36:38先週から体調も気力もがたがたな中、唯一の楽しみとして出掛けた土曜日の「英語で読むミュージカル特別編」すごく面白かった。もっと早くこういうものに巡り会いたかった。これまでの講義を聞きたかったなあ。今後はもっとアンテナを張らないと。 歌は言葉と音だから、やっぱりそこの関係性って大事。
2014-08-13 00:07:15