シェルブールの雨傘　映画感想まとめ

Hahakigi / はるか @Hahakigi1

本日はキネマ旬報シアターで映画『シェルブールの雨傘』を観てきました。若き日のカトリーヌ・ドヌーヴが美しいミュージカル映画。最近、クリエとかで上演してるよねー、チケット代高いので観てないけど、フリーパスでなら、と観てきました。

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【雨傘】なんだこれ、歌声は別の人なのね。というか、台詞はすべて歌なので、全員吹替えということか。昨今の声量を競うようなミュージカル映画ではなく、囀ずるようなフレンチ・ポップスみたいな歌い方。今聴いても気持ちいい。

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【雨傘】1950年代の港町・シェルブール。傘屋の17歳の少女と20歳の青年。幼い恋人たちは結婚を考えるが、兵役により引き裂かれる。残された美しい少女に一目惚れした裕福な男に求婚され、その誠実さに迷い抜いた挙げ句、彼女は結婚を承諾する……やがて青年は帰還して彼女の結婚を知らされ……

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【雨傘】兵役に赴く青年との別れを惜しんで歌う曲が繰り返しリフレインされる。ああ、この曲、この芝居のだったんだ！よくミュージカルの役者さんのCDなんかにも収録されてる。きれいな曲ですよ。

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【雨傘】物語としては悲恋というほどもなく、クラシックなメロドラマという赴き。これなら『金色夜叉』の方がよほど酷い話だ。でも、ラストの雪のシーン、決定的な悲劇が起こらないことに安堵した。こういう人生があってもいいと思う。何より、賢く美しいマドレーヌが不幸にならなかったことに。

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【雨傘】女子的には、内装や衣装、髪型がめっちゃ可愛い！と、力説したい。ピンクが流行った時期なのかなぁ、壁紙やドレスのビビッドなピンクとか、鮮やかな色合いのバランス。外ではピンクの衣装が多いカトリーヌ、自室は部屋着と合わせて青が基調。

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【雨傘】ビビッドだけど澄んだ色合いの服が多いので、あれって顔色くすんでると似合わない色なのです。肌も金髪も唇でさえ色の淡いカトリーヌ・ドヌーヴの肌に映えて美しいこと！また、下ろしてる時の髪型も可愛い！

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【雨傘】母親と口論する最初の場の背後に並ぶ傘も、鮮やかな色合いにフリルとか、ビビッドなオレンジやグリーンの柄と、買いに行きたいくらい。カフェでマドレーヌの着てたオレンジに水玉のドレスや、同色のオレンジのヘアバンド姿も可愛かった。女子心、刺激されまくりです、リマスター版。

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【雨傘】お出掛けのときと違って、おろした髪をただ結んでるだけの自宅での、濃いサーモンピンクのセーター姿。時代というか、ちょっとあの芸のない結び方は残念。

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【雨傘】「セーター姿のマリリン・モンローの写真を観たことがありますか？セーター姿の彼女はとてもダサくて、抱き締めたいくらい可愛いのです」と昔書いてた女性がいましたが、今日のセーター姿のカトリーヌ見て、それ思い出した。可愛い。

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【雨傘】というわけで、書きかけの稟議蹴飛ばしてきた甲斐があったというものですが、さすがに18時10分開始はキツいよー！ノー残業を盾に15分遅れで駆け込みましたが、せめて18時半ならなぁ……あとに『サスペリア』あるから、キツいのはわかるけど！