【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」】
- yms_karuta
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【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-13】 一旦は去る二人でしたが、曹操はやらねばならぬことがある、と告げて陣宮を待機させます。呂伯奢に追い付くと、有無を言わわず刺し殺してしまいました。呂伯奢にしてみればこれほど理不尽なことはありません。
2014-08-13 13:14:50【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-14】 陣宮のところに戻った曹操は、呂伯奢を殺してきたことをあっさり告白します。理由を訪ねる陣宮に対し、呂伯奢を殺さねば、すでに一家皆殺しにしてしまっている現場を見て、役人に訴えるに決っていると言います。それはそうだろうけどね。
2014-08-13 13:17:35【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-14】 陣宮のところに戻った曹操は、呂伯奢を殺してきたことをあっさり告白します。理由を訪ねる陣宮に対し、呂伯奢を殺さねば、すでに一家皆殺しにしてしまっている現場を見て、役人に訴えるに決っていると言います。それはそうだろうけどね。
2014-08-13 13:17:35【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-15】 罪なき者を殺すは人道に反する、という陣宮の正論に対し、いや、と言った曹操はここで名台詞を吐きだします。「俺のいうことは正しい。俺のなすことも正しい。俺が天下に背こうとも、天下の人間が俺に背くことは許さん」
2014-08-13 13:21:10【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-15】 罪なき者を殺すは人道に反する、という陣宮の正論に対し、いや、と言った曹操はここで名台詞を吐きだします。「俺のいうことは正しい。俺のなすことも正しい。俺が天下に背こうとも、天下の人間が俺に背くことは許さん」
2014-08-13 13:21:10【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-16】 それを聞いた陣宮は「な、なんという男だ」と青ざめます。 その後、ある廃屋にたどりつき、しばし休息をとる二人。疲れきった曹操はそのままゴロリと横になります。陣宮は思い悩みます。
2014-08-13 13:22:45【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-16】 それを聞いた陣宮は「な、なんという男だ」と青ざめます。 その後、ある廃屋にたどりつき、しばし休息をとる二人。疲れきった曹操はそのままゴロリと横になります。陣宮は思い悩みます。
2014-08-13 13:22:45【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-17】 ここで陣宮は曹操という人物について考えます。大胆不敵な人物であり、天下の苦しみを救う大忠臣と考えていたが、曹操の本性は、国を憂うのではなく、天下を奪おうとする大野心家であったと。
2014-08-13 13:24:53【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-17】 ここで陣宮は曹操という人物について考えます。大胆不敵な人物であり、天下の苦しみを救う大忠臣と考えていたが、曹操の本性は、国を憂うのではなく、天下を奪おうとする大野心家であったと。
2014-08-13 13:24:53【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-18】 今ならば、眠っている曹操を刺し殺すことも出来る。生かしておいたらのちのち必ず天下の禍(わざわい)になると。そう考え、陣宮は刀を抜きます。実際に刺し殺す一歩手前まできました。
2014-08-13 13:26:34【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-18】 今ならば、眠っている曹操を刺し殺すことも出来る。生かしておいたらのちのち必ず天下の禍(わざわい)になると。そう考え、陣宮は刀を抜きます。実際に刺し殺す一歩手前まできました。
2014-08-13 13:26:34【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-19】 しかし、ここで陣宮は思いとどまります。寝首をかくのは武士らしくないということがひとつ。そして、大野心家であろうと、大胆で野望に対する情熱が半端ではない曹操は、乱世において天下の心あってのことかもしれない、と考えたのです。
2014-08-13 13:29:56【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-19】 しかし、ここで陣宮は思いとどまります。寝首をかくのは武士らしくないということがひとつ。そして、大野心家であろうと、大胆で野望に対する情熱が半端ではない曹操は、乱世において天下の心あってのことかもしれない、と考えたのです。
2014-08-13 13:29:56【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-20】 曹操の人生において命の危機を迎える場面は何度もありますが、この場面もピンチでありました。 もしかしたら、陣宮がこのような行動をとることは予測していたのかもしれません。
2014-08-13 13:32:45【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-20】 曹操の人生において命の危機を迎える場面は何度もありますが、この場面もピンチでありました。 もしかしたら、陣宮がこのような行動をとることは予測していたのかもしれません。
2014-08-13 13:32:45【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-21】 眠っているふりをして、陣宮の出方を見ていたのかもしれません。もしここで陣宮に殺されるのなら、それが天の意思。しかし、殺さずにいたのなら、曹操にとってはまたとない忠臣となることは間違いありません。この賭けに曹操は勝ちました。
2014-08-13 13:34:54【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-21】 眠っているふりをして、陣宮の出方を見ていたのかもしれません。もしここで陣宮に殺されるのなら、それが天の意思。しかし、殺さずにいたのなら、曹操にとってはまたとない忠臣となることは間違いありません。この賭けに曹操は勝ちました。
2014-08-13 13:34:54【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-22】 曹操は、父、曹嵩のいる村まで帰ってくることができました。ことの次第を父に報告する曹操。はたして呂伯奢のことまで報告したかは不明です。多分言ってないでしょう。成皋の村は大騒ぎになっているはずです。謎の大量殺人事件があったのですから。
2014-08-13 13:37:16【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-22】 曹操は、父、曹嵩のいる村まで帰ってくることができました。ことの次第を父に報告する曹操。はたして呂伯奢のことまで報告したかは不明です。多分言ってないでしょう。成皋の村は大騒ぎになっているはずです。謎の大量殺人事件があったのですから。
2014-08-13 13:37:16【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-23】 それはともかく、董卓を討つための兵を挙げるという曹操は、父親に金持ちを紹介するように頼みます。曹嵩の家には財産はありませんが、名門の家系ゆえ、人脈は広いようです。曹嵩は衛弘(えいこう)という河南一の財産家を紹介することにしました。
2014-08-13 13:39:34【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-23】 それはともかく、董卓を討つための兵を挙げるという曹操は、父親に金持ちを紹介するように頼みます。曹嵩の家には財産はありませんが、名門の家系ゆえ、人脈は広いようです。曹嵩は衛弘(えいこう)という河南一の財産家を紹介することにしました。
2014-08-13 13:39:34【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-24】 早速、衛弘を呼んで宴会を開きます。遠慮せずのみくいする衛弘。曹操はそろそろ軍費調達のおねだりに行こうとした矢先、陣宮に断られた時はどうするかと聞かれ、顔色ひとつ変えず「殺すさ」と言ってのけます。
2014-08-13 13:41:12【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-24】 早速、衛弘を呼んで宴会を開きます。遠慮せずのみくいする衛弘。曹操はそろそろ軍費調達のおねだりに行こうとした矢先、陣宮に断られた時はどうするかと聞かれ、顔色ひとつ変えず「殺すさ」と言ってのけます。
2014-08-13 13:41:12【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-25】 衛弘の前に出てきた曹操は、董卓追討のための軍費を援助してもらいたいとストレートに言います。衛弘はあっけなく援助すると言います。天下の乱れを嘆いているが、曹操が天下を治めるというのならいくらでも軍用金は用立てると。
2014-08-13 13:43:37【横山光輝「三国志」講座21「奸雄立つ」-25】 衛弘の前に出てきた曹操は、董卓追討のための軍費を援助してもらいたいとストレートに言います。衛弘はあっけなく援助すると言います。天下の乱れを嘆いているが、曹操が天下を治めるというのならいくらでも軍用金は用立てると。
2014-08-13 13:43:37