@Butayama3 まあ、数理論理学はそうですね。大学の一般教養の「論理学」は確か独立した教科でしたが。(教科書を読んだ記憶はあるけど、授業の記憶がほとんど残っていない…)
2014-08-15 13:03:37複数の方がこの「論理のチカラ」を勧めてくださいました。
さて、大西さんが少し詳しく語ってくださいます。
現代の論理学の出発点は?
そしてその研究対象は?
現代の論理学の出発点は「数学という学問の理論構成を論理的に整理しよう」ですかね。この定理はあの定理に依存していて,そいつらは結局のところこちらの原理から導かれる,のような形で。その整理のための強力なツールとして19世紀の終わりにいまの論理学の原型が誕生。
2014-08-15 09:08:10で論理学の研究対象は数学という理論だけど,その手法も数学的。数学について数学的に研究して,「数学にはいったい何ができて何ができないのだろうか。その可能性と限界を知りたい」というのが,いまの数理論理学 (メタ数学・数学基礎論)。 kurims.kyoto-u.ac.jp/~kenkyubu/koka…
2014-08-15 09:09:12数学から離れる流れも。
他方,数学からはちょっと離れて,さっきの「ならば」みたいな日常でも使う論理的な語彙・概念について,スタンダードな形式論理よりももっと自然な説明はできないか,ということを考えるひとたちもいる。そうやっていろんな「非古典論理」が生まれる。
2014-08-15 09:13:26それに関連して,「嘘つきのパラドクス」や「砂山のパラドクス」のようなパラドクスの研究を通じて,「真理」や「曖昧性」のような概念を論理学の手法で解明しようとするひとたちもいる (@ytb_at_twt さんとか) 。ここでもいろんな「非古典論理」が生まれる。
2014-08-15 09:18:41やっぱりコンピューターとの関係は深い。
コンピュータともとても関連は深くて,チューリングをはじめとして現代的な計算機の開発に関わったひとの多くは論理学者でもあったし,現代のコンピュータ科学のなかでも論理学の手法はたくさん使われている (詳しくは知らない)。
2014-08-15 09:26:25まあ「プログラム=証明」という考え方もあるくらいだし。 itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN…
2014-08-15 09:27:34歴史的経緯とか関係なく,論理学は何をするのか,あるいは (大学の科目として) 論理学という科目で何を学ぶのかということであれば,この説明が簡潔ではないでしょうかね → coursera.org/course/logic1
2014-08-15 12:15:12いくつかの命題 (より広くは情報) の集まりが整合的であるとは,あるいはそのあいだに衝突があるとはどういうことか。ある命題から別の命題が帰結するとはどういうことか。こういった命題のあいだの「論理的な関係」の概念を理解し,それを判断するための技法を身につける,という感じ。
2014-08-15 12:18:54何が言いたいかというと, coursera.org/course/logic1 はビデオで講義を見るだけなら無料だしみなさんぜひどうですかということです。英語ですが,論理学の初歩をわかりやすく講義してくれていると思います。
2014-08-15 12:22:13