原発事故で「逃げ出した」と書いた朝日新聞記者の官房長官会見の質疑

朝日新聞官邸クラブ @asahi_kantei

長官：また吉田元所長のヒアリング記録の一部のみを断片的に取り上げた記事が複数の新聞に掲載をされ、一人歩きとのご本人の懸念がすでに顕在化いたしており、このまま非公認とすることで、かえってご本人の意に反する結果となると考えられる。

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長官：状況の変化や、上申書の趣旨を踏まえれば、他人に対する評価に関する部分は慎重に検討した上で記録を公開しても差し支えない状況になりつつある。準備が整い次第、他のヒアリング記録の公表のタイミングと合わせて吉田元所長のヒアリングも公表することとしたいと考え、事務方に指示をした。

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問：吉田調書は全面開示となるのか。 長官：今申し上げたように、プライバシーにかかる部分、これは他の皆さんとも同じだが、そういう部分については黒塗りをするということですかね、そういう中で、配慮したいと思います。

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問：公表はいつぐらいか。 長官：開示する場合は第三者の権利および利益、国の安全等に関する部分などを除いた上で、他のヒアリング対象者の最初の記録開示とあわせて、９月のできるだけ早いタイミングで公表したい。

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問：以前から長官は「ご家族の了承」ということを言っていたが。 長官：この記録の開示は、あくまでも政府の判断で行いたいというふうに思う。 問：家族とお話は。 長官：そこについて答えることは控えたい。

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問：プライバシーへの配慮と言ったが、公人の行動や公人に対する評価はプライバシーと公の利益との関係もあるが。 長官：そこは先ほども申し上げたが、第三者の権利また利益や国の安全に関する部分、そうしたものについては黒塗りにしたい。

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問：ヒアリングの中には菅元総理や枝野官房長官など政治家も含まるが、これらの公開は。 長官：今順次ヒアリングされた方に対して、了解をいただいた方から公開していきたい。早い方は９月のできるだけ早い時期。最終的に年内までには全て公表したい。