天目草薙組関連

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―― @tometis_story

@tis_n_rj8 赤鴨】「……ぐ、ふ」。左脇下を思い切り、抉られる。離れているのを見て、視界から消えた時、水鉄砲の方を振り向いて、左脇下に向けて指を思い切り、弾けば、流れだす矢を全て一本に束ねる。血がねじれ、大きな矢が生み出されれば、矢に風を纏わせ……放つ!

2014-08-17 21:06:04
―― @tometis_story

@tis_n_rj8 赤鴨】然し、焦点、体勢については全てキャンセルしている。当たるかどうかは、分からない。相手がいる方向に、巨大な矢を放っただけなのだから。

2014-08-17 21:06:33
―― @tometis_story

@tis_n_rj8 赤鴨】息が荒い、身体が霞んでいく。否、違う、自分の肉体が霞んでいく。半身をひねって、割けられたら、コレが最後かと思いながら、然し耐える。身体は耐える。肉体を抑えこむ、痛みをねじ込む。両足を確りついて、腕は突き刺さったまま、弓を確りと構える。→

2014-08-17 21:25:30
―― @tometis_story

@tis_n_rj8 赤鴨】弦を引く。コレが最後だおともいながら、男の腹部に向かって、今度は普通の矢を……放つ!誰も邪魔がなければ――

2014-08-17 21:26:10
―― @tometis_story

@tis_n_rj8 赤鴨】穿った。だが、それでも届かない。まけられない。でも届かない。弓をゆっくりと構える。身体から血が落ちる。息が荒い、周囲を見る。敵は三人。流石に、これは不味い、そう考える。弓を構える。息を切らし、荒げながらも弓を構えれば、弦を引こうとして。

2014-08-17 21:46:27
―― @tometis_story

@tis_n_rj8 赤鴨】「……は、づ、ッッッ」。身体を避けようとして、胸を打たれる。鮮血が飛ぶ。また脇下直前を抉られる……。指から、手を離さない。

2014-08-17 21:47:50
―― @tometis_story

@tis_n_rj8 赤鴨】「……っっ、ぁぁ……あああ!!」足に力を込める。弓を振りぬく。殺気を感じ取る。血を撒き散らす。水平のナイフを見る。弓を振り下ろす。ナイフを叩き下ろそうと画策する。頭が熱で沸騰している。視界が揺らぐ、身体が重い。それでも動かす……。

2014-08-17 22:18:22
―― @tometis_story

赤鴨】(無駄死、犬死に……草薙の……)頭が、ぐるぐると回る。

2014-08-17 22:18:44
―― @tometis_story

@tis_n_rj8 赤鴨】血を流す相手、己。体が暑い、頭が沸騰している。右腕を上げる相手、頭部を狙い撃とうとしている。その動作、全てがゆっくりと見える。――ては。頭の中に響く何か。弓を握りしめる。相手の指が引き金にかかるのを見る。弓を上げる。……なくては。頭の中を過る。→

2014-08-17 22:35:28
―― @tometis_story

@tis_n_rj8 赤鴨】借り物だった。相手の言うとおり、犬死かも知れない。無駄だったかもしれない。望んでいたものは手に入らなかったのかもしれない。――だが、それでも。弓を構える。「……強く、ならなくては……」ならないと、決めたのは、何時だったか。頭を起こす。一歩を踏み出せ、→

2014-08-17 22:36:58
―― @tometis_story

@tis_n_rj8 赤鴨】――れから形作って貫けば良い。過る脳内の何か。「覚醒……」弓を引き絞る。「同調……!」風が吹きあふれる。脳内に魂が流れこむ。弓の周囲に強い風を展開、頭部を狙われた弾丸の起動を反らすと同時に、矢を、その肩に向かって放つ……!

2014-08-17 22:38:39
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