天目草薙組関連

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―― @tometis_story

いっそのこと蒸し暑かったらよかったのかもしれない。そうすれば、夜にこうして目覚める理由付けとして、得られたのかもしれない。それなら、それでいいと――そう、もしかしたら、誤魔化しきれたのかもしれない。

2014-08-15 15:23:02
―― @tometis_story

わかっている。そんな事で誤魔化せる筈がない。

2014-08-15 15:25:23
―― @tometis_story

赤鴨】「……」目を覚ます。この部屋には時計が存在しないから、時計の音は聞こえてこない。水道の水滴の音も聞こえてこない。静かだ。

2014-08-15 15:28:35
―― @tometis_story

赤鴨】眠りについて、二時間弱。眠れていないような、そんな感覚。

2014-08-15 15:29:29
―― @tometis_story

赤鴨】目を開いたまま、静かに、身動ぎもせずに、天井を見上げている。シミが見える。

2014-08-15 15:30:28
―― @tometis_story

赤鴨】少しずつ器に貯まる水滴のような、そんな感覚が、身体をゆっくりと鈍らせる。

2014-08-15 15:33:32
―― @tometis_story

赤鴨】「ただ、重い」

2014-08-15 15:37:24
―― @tometis_story

赤鴨】目を瞑る、あれから、約四ヶ月程か、いや、もっとだろうか。今は、4月だから、あれから、三ヶ月?半年程?いろいろあったようで、それでもその殆どが穏やかだ。

2014-08-15 15:38:18
―― @tometis_story

赤鴨】そう、穏やかだった。平穏だった。

2014-08-15 15:38:28
―― @tometis_story

赤鴨】どこかの誰かが言っていた、日常、というもの。常の日、劇的な変化のない、平たさだけが、常に残る日々。

2014-08-15 15:39:11
―― @tometis_story

赤鴨】頭の中に過る一瞬の中身を、抑えこむ。表に出してはならないと、抑えこむ。

2014-08-15 15:41:25
―― @tometis_story

赤鴨】例え、"それ"に腸が引きちぎられようと、腸を捩じ切られようと、抑えこむ。

2014-08-15 15:41:45
―― @tometis_story

赤鴨】ましてや考えてはならないと誰が決めたのか、そんな基準(かちかん)すらも、無理やり、どこかにねじ込んで、埋める。

2014-08-15 15:42:24
―― @tometis_story

赤鴨】■■■■■■■■■■■■■分■■と――。

2014-08-15 15:43:45
―― @tometis_story

赤鴨】「―――――――――っ」

2014-08-15 15:44:07
―― @tometis_story

赤鴨】額を抑える。出来ることなら、眼球の一つでも握り潰したくなるが、それを抑える。全てねじ込め、腹の底で、踏みにじり、飼い馴らせ。

2014-08-15 15:44:34
―― @tometis_story

赤鴨】安い自傷行為で、これが抑え込めるのなら、それはどれだけ楽な事か。

2014-08-15 15:46:03
―― @tometis_story

赤鴨】激痛、苦痛、痛覚のあらゆる点を我慢するほうが、己にとっては楽なのだと、思い知らされるようだ。

2014-08-15 15:46:29
―― @tometis_story

赤鴨】精神的な、肉体的な、考えうる、体験してきた、あらゆる痛みは、声をあげても、我慢できる。だが、そっちの方がはるかに楽なのだと、考える事は、今まで無かった。

2014-08-15 15:47:08
―― @tometis_story

赤鴨】……これからもあってはならないのだが。

2014-08-15 15:47:19
―― @tometis_story

赤鴨】自身の露呈した弱さの次は、コレか、と。横になったまま、身動ぎしないままに。頭の中は、フル回転している。今日はもう、余りうまく寝れないだろう。

2014-08-15 15:48:16
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