『ラテルナマギカ　～寅と鼠と桜の巫女～』感想まとめ

enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

「ステータスエンタメ全振り」とは、本書の一章にあたるプレビュー本を読んだときの感想だが、いい意味でそれが続いている。小難しい考えやひねくれた展開が無く、ストレートに物語を楽しめる。

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「妖都と化した明治東京を舞台に、幻想郷の面々が大暴れし、それを巫女たる宇佐見桜子がやっつける」という物語は単純だが、どのキャラクターも生き生きとしていて読んでいて小気味良い。また、オリジナルの設定や背景が元のキャラクターに花を添えており、二次創作ならではの楽しみもある。

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特に主人公である宇佐見桜子は、いわゆる「オリキャラ」であり、「物語のために用意された駒」感が強かったが、それをきちんと三章で「主人公」として立たせたのが良かった。最後の文とのやりとりはスカッとした。

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一方で、不安もある。物語内でのタイムリミットはわずかに一年間。上巻で秋～冬に達そうとしている。しかしながら、物語はようやく序盤が終わったという感じ。次の下巻で終わるというが本当に間に合うのか大層不安である。

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キャラ数も非常に多いので、きちんと風呂敷を広げきって、またそれを畳み切れるか――同じ文章を扱う同人屋としては注目したい。

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まぁ、余計なお世話なんだけど。

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兎にも角にも、ニッチ化やパロが横行して、ある意味とっつきにくい東方同人小説の中で、さらっとお勧めできる佳作です。未入手の人は、ぜひぜひ

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おわり。

銅折葉 @domioriha

room-butterfly「ラテルナマギカ～寅と鼠と桜の巫女　上」、読了。 時は明治。文明開化の中で不可思議、怪異が駆逐される時代。帝都東京の女学生、宇佐見桜子はとある出会いを契機に博麗の巫女と呼ばれる退魔の力を得る。時を同じくして東京には次々と妖怪達が姿を見せていた。

銅折葉 @domioriha

承前）命蓮寺の復興のため宝塔を探しに訪れた寅丸星と那津や、西欧の退魔師メリーベルらを巻き込み、八雲紫の企む「幻想京」計画を軸としてハイカラ浪漫の時代を駆け巡る少女達の物語。 舞台設定もさることながら、多種多様な魅力を持つキャラクターの登場とドラマがテンポ良く繰り広げられます。

銅折葉 @domioriha

承前）舞台も立場も作風も違うのにもかかわらず、確たる東方projectの二次創作である事を感じさせる筆致。一個の独立した物語としての魅力と共に、幻想郷に至る出会いへとつながる物語であることが示唆され、彩りを添えています。素晴らしいの一言。

銅折葉 @domioriha

承前）展開のテンポが良くかつ濃厚な描写が、３話収録ということを忘れさせるボリュームでもありました。 先行公開という形で全てweb連載される試みもなされ、下巻が非常に楽しみでもあります。この世界にもっと浸りたいという気分も強く、もう１巻くらい伸びませんかね、と素直な感想であります。

銅折葉 @domioriha

エンクロさんとシンクロニシティでラテルナマギカの感想を投下していた事にいま気付く。

銅折葉 @domioriha

ラテルナマギカは３巻か４巻完結くらいの方がいいんじゃないですかね。上巻３話目で半年は早すぎるような、あの３話目の桜子さんの悩みってむしろ２話目で済ませておくべきことで、３話目から先はもっと妖怪退治をばんばん盛り込んでくれると嬉しいなとか。 もっと読みたいってことですよ要するに。

銅折葉 @domioriha

エンクロさんが上巻３話までを「序盤」と評したのは、あそこに至るまで桜子さんがラテルナマギカの主人公としての立ち位置を確立できてないからだたと思われ、上下巻におさめるならもっと早い段階であの葛藤が必要だったと考えられるし、３話かけてああなったら、話はこれから始まるって感じなのよね。

enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

折葉さんも感想投げてるのは気づいていたが、内容も大体同じでワロタ

enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

いや、ほんと巻数足りないと思う。２クールのアニメで今５～６話ぐらいだもん

銅折葉 @domioriha

@kusamakurabunko 細かいところで嗜好は違うと思いますが、同じ感想になるあたり、やはり多くの人が楽しめる作品なのではと思いました。

enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

@domioriha 万人受けするタイプの作品ですよね。さすが光属性の作家さん

enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

かといって、片っ端からキャラ並べてそれを退治するんじゃあ芸がないというか、マンネリ化しそうだし、個人的にはメリーの登場する二章と、桜子のきゃらが固まる三章は順序逆のほうが良かったんじゃないかと思う。

銅折葉 @domioriha

ＴＲＰＧのリプレイとかで特に思うんだけど、面白いシリーズって１巻２話収録の全３巻（６話）でも、１話目でキャラクターを立て切って、２話目の時点で例外の提示やすでに個性とか主張に切り込んだ展開を入れてくるので、３話目がもうすっかりレギュラー定着って感じになるのよね。

銅折葉 @domioriha

結界戦線とラテルナマギカ、連続して読んだけど、私のごく個人的な興味としてはうるめさんの方が好きかな。結界戦線ではかなり人死にが出てることが明示されている世界観だったけど、一般人の命が軽く消費される舞台と、物語のテンションや着地点が微妙にちぐはぐな印象だったせいがあるかもしれない。

enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

比較は良くないが、うるめさんとめりとさん、両方ともエンタメ作品なので、どっちが面白いか真剣に考えたけど、マジで引き分けだ

enclosed0@想悟彼我交信作成中 @kusamakurabunko

命が軽い世界観と、秘封のダラダラしてるギャップが良かった、というのが僕の感想。ここらへん好みで左右されるのかな

きぃ @ichocolat_key

ラテルナマギカ、作業の合間合間に読んでるけど、読みやすいんだよなぁ