『少女』刊行記念 アンヌ・ヴィアゼムスキーさん来日・講演の記録
- sm_nikki1986
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「ふらんす」1月号にアンヌ・ヴィアゼムスキー来日レポートが載っていたので、フィルセンの開場待ち中、読み耽ってた。日仏でアンヌと対談した四方田犬彦氏、『少女』を翻訳した國分俊宏氏、映画美学校のアンヌ特別講義で司会を務めた土田環氏によるレポ。あれから2ヶ月近くも経ったなんて早いなぁ。
2011-01-09 19:06:21@casa_de_lava そうなのです・・・。諸事情ございまして、急遽放送を変更しました。楽しみにして下さっていた方には申し訳なく、非常に残念なのですが・・・。ただ、同日に行った鈴木慶一さんと菊地 成孔さんのトークショーも面白くて内容も濃いものでしたので、是非ご覧下さい!
2010-12-21 18:01:53@cinefiloriginal 番組表見ても分からないのですが、ゴダール特集内で放送予定だったアンヌ・ヴィアゼムスキーのトークショーのオンエアはなくなったのですか?
2010-12-21 15:21:08そういえば先日、私、アンヌの映画に対するアプローチと書くことに対するアプローチは同じだと思うとかなんとかえらそうに書いてましたが、よく考えると、そのとき私が考えてた映画に対するアプローチってのが『バルタザール』時点のものになってしまっているので、暴論すぎたなぁと反省しています。
2010-11-26 03:07:06このやりかたってゴダールもやってるようなインタヴュー発言あったな。RT 『罪の天使たち』の一節を朗読するこの面接はブレッソンにとって、声の質をテストする意味もあった。彼は『罪の天使たち』の同じ一節を色んな俳優に朗読させた。
2010-11-25 22:20:08映画化案あったのか。RT //『バルタザール』撮影時、クロソウスキーの『バフォメット』の映画化もブレッソンは望んでいた。しかしアンヌはその話を聞いた時「バフォメット」という語の響きが可笑しくて笑った。それでクロソウスキーに「あなたは天使だが私を踏み付けにした」と言われたという。
2010-11-25 22:14:52RT //クロソウスキー//とブレッソンとの間の「共犯関係」の一つとして、『白夜』で主演したギョーム・デ・フォレをクロソウスキーが「素晴らしい小姓」と呼び、愛でていたことをJ=Cボネ氏から聞かされ、アンヌは驚いていた。 http://togetter.com/li/71062
2010-11-25 22:14:00クロソウはそんな目にあってたのか。『少女』読もうかな。RT ピエール・クロソウスキーに対してどんな印象を持ったのか。→本に書いている通り。ブレッソンが屈辱的に扱うのを見てショックを受けた。 http://togetter.com/li/72536
2010-11-25 22:06:26@natsudane_k 私も学外の人間で、今回初めて映画美学校の講義に参加しました。しっかり記録しておかないと勿体ない講義だと思い、最前列でせっせとメモを取っていました(笑)私もこうした講義はまた参加したいです。
2010-11-25 20:54:57「@kingfisher_girlさんによるアンヌ・ヴィアゼムスキー来日講演レポートまとめ」をトゥギャりました。 http://togetter.com/li/72536
2010-11-25 20:11:28先日の映画美学校でのヴィアゼムスキー講義、@kingfisher_girlさんが詳細をツイートしてくれてます。行けなかった方必読ですよっ!
2010-11-25 19:34:17@tonasa ありがとうございます。次回来日の際にはぜひとも「ブレッソンとゴダールの演出の違い」をテーマにした講演会を開いて欲しいですね。
2010-11-24 21:38:33@kingfisher_girl ありがとうございます。面白かったです。結局僕は行けなかったので…。ブレッソンとゴダールの演出の違いについては気になりますね。ゴダールは言われてるほど即興で作っていたわけではないらしいという話はどこかで読んだ気がします。
2010-11-24 21:27:23最後に、司会の土田環さんがブレッソンの「あなたがあるがままに、あなたをそうぞうしましょう」という言葉を紹介して、約2時間にわたるアンヌ・ヴィアゼムスキー特別講義は幕を閉じました。
2010-11-24 21:21:44■(せっせとメモを取っていたら最後の質問を聞き逃してしまったので、答えだけ記述します。)→フィクションを通じることで真実にたどり着ける。祖父フランソワ・モーリヤックもそのように考えていたと思う。
2010-11-24 21:13:50■『バルタザール』や『中国女』の自分の姿を見ることで変わる部分は今あるか?→ありません。時には悲しくなったり、ホッとしたりするだけ。『中国女』に一緒に出演しているジュリエット・ベルトについても同じだと思う。
2010-11-24 21:07:58(続き)私にとっての開花の時期。ヴェロニクは私自身がインスピレーションになっている部分がある為、それだけで難しかった。『中国女』は役者たちを生きた材料にして作っているが、セリフがあったので、即興的に作られたわけではない。
2010-11-24 21:06:31■ブレッソンとゴダールの演出方法の違いについて教えて欲しい。→それだけで2時間くらいお話しできる話題です。2人の共通点は、俳優に対して何が出来るか明確な考えを持っていること。2人ともイニシアチブ、指導する立場だった。『中国女』は『バルタザール』の一年半後に撮られた作品で、(続く)
2010-11-24 21:05:25(続き)なぜなら彼の妻がブレッソンを神秘的で謎に包まれている人物にするために努力したから。まず始めたのが、自分の年齢を偽ること。次に、ブレッソンが映画をいつ撮り始めたのかという証言を消してしまうこと。今からブレッソンについてのバイオグラフィーを作ろうとする人は苦労すると思う。
2010-11-24 21:03:35(続き)撮影されるのかを物語りたいという欲望が生まれ、アンヌとブレッソンの関係を描くことで、芸術創造を語ることができると本能的に判断した。『少女』で描かれているブレッソンの姿は、ブレッソンについての解釈の一つでしかない。ブレッソンについてのバイオグラフィーを作るのは大変。(続く)
2010-11-24 21:02:36■『少女』を書くに至る心境の変化について。書くきっかけは?→意識できる理由は複数ある。もちろん無意識の理由もある。①出発点は、ブレッソンはロマネスクで小説的な人物である為、人に見せたいと思った。②トリュフォーの『アメリカの夜』を観て、映画というものがどのようにして(続く)
2010-11-24 21:01:36■ブレッソンは自分がそういう人間だということに意識的だったのか?→もちろんです。自分のカリスマ的魅力について大変意識的だった。彼のカリスマ性は大多数の人に通用したが、さすがに全員というわけではなく、通用しない人は苦しむことになる。(続く)
2010-11-24 21:00:08(続き)ロマネスク様式を語ることで、私自身をマリーとバルタザールの世界へと導入してくれていた。説明ではなく、「飼いならす」という言葉が相応しいような行為だったと思う。
2010-11-24 20:57:57