ドメイン名政策委員会MSH部会

昨日、8月25日開催の総務省の情報通信審議会、ドメイン名政策委員会のマルチステークホルダープロセス検討作業部会の傍聴メモです。 報告書案の修正箇所について、議論されました。だいたい落ち着いたようです。
1
Izumi Aizu @izumia

今日6時半から、総務省でドメイン名政策委員会のWG会合。夜とは異例。28日に予定されていた親会は延期されたし、、報告書案も公開されたが、「マルチステークホルダープロセス」についてのWGのはずなのに、実質何の言及もないとは。 soumu.go.jp/main_sosiki/jo…

2014-08-25 17:17:42
Izumi Aizu @izumia

ドメイン名政策委員会WG間もなく始まります。傍聴席にも電源が用意されていて素晴らしい!報告書案も配布。7月30日の原案からところどころ加筆修正されている模様。森弁護士が来たので始まります。江崎座長、新美座長代理、上村、森委員、オブザーバーにJPRの宇井氏、GMO橘氏。森川氏欠席

2014-08-25 18:30:22
Izumi Aizu @izumia

江崎座長「前回「座長一任」となったが、もう1回議論をとセットした、異例だけどよろしく」と。事務局配布資料の確認。傍聴者は11名。まずは報告書案を事務局から説明。議論したいところが、資料で赤字になっている。

2014-08-25 18:31:31
Izumi Aizu @izumia

「JPRS諮問委員会が決めるのが適切」という原案を、「マルチステークホルダープロセスの保証がない」という意見があったので、そこを明記、総務省に入ってもらう、ということになった模様。ふむふむ。

2014-08-25 18:32:52
Izumi Aizu @izumia

次、「ドメイン名登録料金の決定方式、政府の認可ではなく、民間が自らの経営判断で決定することが望ましい」という案。資料4-3「.JPが高い」ことについて、沢田、森、上村委員の意見、「高くない」といった意見。 しかし、委員の意見とオブザーバーの意見がごちゃまぜになっている。

2014-08-25 18:35:30
Izumi Aizu @izumia

次のテーマ「規律、国の関与」、法律の必要性について。これも資料で「主な意見」の紹介。民間主導、自主性に任せる、国との契約締結を、契約の根拠として法律が必要、法律は根拠を提供、契約の中身なで立ち入らない。大きな枠組、フェアトレード、災害対応、MSH意見の担保、として法律必要の意見

2014-08-25 18:38:59
Izumi Aizu @izumia

「規律方法毎のメリット、デメリット」を比較紹介。 1) 利害関係者、民間主導による「目標・基準」の設定 2) 国とJPRSの「契約」 3) 「法律」による規律

2014-08-25 18:40:24
Izumi Aizu @izumia

報告書案では、「法律による規律に一定のメリットがある。」経営破綻、障害時のセーフティネットを担保する根拠。過度な規制は民間主導を阻害というのが法律のデメリット。 従って、民間主導が原則、国際ルールに配慮。と。 なにか意見を、と座長が求めるものの、全員沈黙、そのままパス=承認。

2014-08-25 18:42:05
Izumi Aizu @izumia

次はJPRSの情報公開について。「業務に支障のない範囲で」を追加し、さらに充実させる、と。ここで森委員:「「業務に支障のない範囲」の内容が、「安定性」ならわかるが、それ以外の解釈ができてはまずい、なので「安定的な運用に支障のない範囲」と書き換えることを提案。

2014-08-25 18:43:57
Izumi Aizu @izumia

会社としての側面と公共性があるなか、「業務としての支障」ではなく「ドメインの運用の安定性」を、と。橘氏「業務には実際には支障は出るわけで(笑い)」、ドメインの運用の安定ということに収斂する方向で表記に工夫を、と。最初は「なくてもよい」と。江崎氏「運用に支障が発生しない範囲で」と。

2014-08-25 18:45:18
Izumi Aizu @izumia

次「今後、政府において、本報告書を受けて、法律による規律を検討する場合でも、規律の対象範囲については、政策目的の実現性を勘案し、決定することになるものと考える」という表現を追記という提案。 政府で、諮問後に、法律による規律の検討をする、ということなのだろうか。

2014-08-25 18:46:49
Izumi Aizu @izumia

江崎氏「仮に法律にする場合には、機動性を担保しよう」ということですね。委員からは意見なし。

2014-08-25 18:47:24
Izumi Aizu @izumia

次は、マルチステークホルダープロセスを踏まえた民間の議論の場について。前回は、「JPNICにおいて」を、「総務省を含めた形で」というのが変更点。 森委員:方向性として慎重であるべき、という括りになっているが、現状でいいのか、それとも間違いなくMSHになるように措置をとるべきか。

2014-08-25 18:49:09
Izumi Aizu @izumia

森委員:「慎重に進めるべき」か、「早々にやるべき」か。MSHについて具体的なイメージが見えないとしても、早晩に収束するはず。なぜなら他所のところでやっている。 直ちに実装するのが難しいとしても、少なくとも検討は積極的に進める、と親会に返すべき。JPRSの諮問員会評価にもかかわる。

2014-08-25 18:50:24
Izumi Aizu @izumia

森委員:JPRSの諮問員会、現状で良いというののなら急ぐ必要はないが、私としては現状でいいとは、委員の皆さんは思っていないと思うので、積極的に検討を、とすべき。 江崎:「慎重にやるな」ではなく、基本的には「検討を始めてください」ということだろう。霞ヶ関の書き方の解釈では。

2014-08-25 18:51:42
Izumi Aizu @izumia

新美氏「遅延なく」ではなく「可及的速やかに」では? 江崎氏「速やかに」としては。 上村氏、25ページの諮問委員会の位置づけとセットであるべき。両方に対応すべき。JPRS内側の諮問委員会も、外でのMSHの議論の場も、どちらもしっかりすべき、という方向であるべき。

2014-08-25 18:53:16
Izumi Aizu @izumia

森氏「MSHプロセス」、いま具体的には提案できないが、1) 2)が長いので懸念が強調されがちだが、最後に「可及的に速やかに検討を進めるべきである」として、表現の順番を変えては。 江崎氏:「書きぶり、書き方をひっくり返す」ことで。「速やかに実装の準備の検討をする」とする。

2014-08-25 18:55:26
Izumi Aizu @izumia

最後に、「政策の実現に向けての留意事項」。「法律で規律を課す場合には、以下の点に留意する必要がある」と。事業者の自主性の尊重と確保、規制対象範囲の確定、などなど、、 ここまで30分、ほぼ検討は終了。 どうやら「最低限の法律による規律」の導入で決まりみたい。あとは座長一任と。ふむ。

2014-08-25 18:57:49