東野圭吾「夜明けの街で」まとめ

翔DMWL @shoDMWL

教員の当たりはずれによって、成績も大きく変わっちゃうおそれがあるってこと」－東野圭吾「夜明けの街で」

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「おまえは妻というものがわかってないよ。連中が離婚を承諾しないのは、生活の安定を失いたくないからだけじゃない。旦那だけが幸せになるのが許せないからなんだ。それを阻止するためには、少々気詰まりな生活ぐらいは我慢できると思ってるんだ」－東野圭吾「夜明けの街で」

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「女ってのはそうなんだ。お前は彼女の心の封印を解いちまったんだ。覚悟しとけよ。ここから先、彼女は図々しくなる。今まではおまえが女房の許に帰るのを耐えていたけど、そのうちに嫌だとごねだすぞ」－東野圭吾「夜明けの街で」

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何かの本で、罪を犯して逃げている人間は、心の奥底では捕まえられることを望んでいる、というようなことを読んだ記憶がある。良心の呵責と、いつ捕まるかという恐怖心で、常に精神が追いつめられた状態だからなのだそうだ。－東野圭吾「夜明けの街で」

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「男性にしろ女性にしろ、気持ちが移るってことはあると思うんです。あたしだって、付き合った男性は一人じゃないですから。決まった相手がいるのに、ほかの人を好きになったからって、そのこと自体は責められないと思います。許せないのは、自分は何も失わず、傷つかず、

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相手にばかり負担を押しつけるような行為です。それは本気じゃないです。単なる浮気です。人の心を弄ぶ権利なんか、誰にもないでしょう？」－東野圭吾「夜明けの街で」

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会社に行っても、仕事はまるで手につかなかった。僕が離婚したら周りの人間はどう思うだろう、なんてことばかりを考えていた。しかも不倫が原因だ。派遣でやってきた人間と不倫し、その挙げ句に離婚。子供も捨てる。何もかも、一年前には僕自身が軽蔑していた行動だ。

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あの時の僕と同様に、多くの人間は馬鹿にし、蔑むに違いなかった。－東野圭吾「夜明けの街で」

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結婚した以上は恋愛なんてしないほうがいい。そんなものにはまったら、結局は自分自身をボロボロにしてしまうだけだ。それに俺はもうそろそろ四十歳だ。腹だって出てきた。世間から見れば俺たちはおやじ、男ですらない－そう考えることにした。－東野圭吾「夜明けの街で」

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夜明けの街で（東野圭吾）読了。全ての男性が読むべきと感じる生々しすぎる不倫の話。誰もが接する可能性のある誘惑の機会に身をゆだねることでどれほどの苦痛が待っているのか。男性が永遠に理解できない女性心の勉強にもなります。女性が大いに共感できる話でもありそう。 #mybooklist