- georg_trakl
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ぶっちゃけた話でいえば、テンポ一つとっても、残響の多い所で演奏するのと、少ない所で演奏するのでは、テンポは変えなくてはダメだ。なぜなら残響の多い所でテンポが速すぎると聴き手に音がきちんと届きにくいし、第一、音が濁る。
2015-05-24 10:54:29例えば、ベートーヴェンの交響曲にはメトロノームの指示があるのだけど、この指示をどうかんがえるのかという話になってくる。
2015-05-24 10:58:37交響曲第8番の終楽章のテンポはムチャクチャ早いのだけど、これ、どうやって演奏するの???というレベル。しかし、この指示が正しいとする考え方と、いや物理的に無理やからちゃうやろという意見に別れている。
2015-05-24 10:58:45トスカニーニというと、原典主義とか、楽譜に忠実とか、そういうモットーばかりが叫ばれているのだけど、実はトスカニーニは結構、譜面を弄っている事は、きちんと指摘されるべきだ。
2015-05-24 20:53:32トスカニーニというと原典主義の旗手という書かれ方をされがちだが、実際には劇場での慣習を見直し、誇張を避けるという事をやった人なんじゃないだろうか?おそらくは推測だが、そのあり方をヴェルディから学んだのではないだろうか?
2015-05-24 21:01:05実際、音源として確認可能な演奏史を追う上で、トスカニーニという人は、どうしても外せない。少なくとも、原典主義というイデオローグとして、演奏のあり方を大きく変えたことは事実だ。
2015-05-24 22:34:18ラジオでの仕事によって、マスメディアの寵児になったという意味においても、カラヤンが録音という媒体によって為した業績の先駆けをなすものであった。
2015-05-24 22:36:03さて、トスカニーニの録音というと数多く遺されていて、どれも全く隙も澱みもない演奏ばかりなのだけれども、その中で、独断と偏見で、これは聴いておけという演奏をあげるとしたら、録音、演奏内容、共にオススメなのが、レスピーギのローマ三部作と、エルガーのエニグマ。
2015-05-24 22:42:44ヴァーグナーの管弦楽曲も、少々、イタリア・オペラっぽい感じなんだけど、非常に説得力のある演奏を遺していて、実は彼のラスト・コンサートはヴァーグナーだった。
2015-05-24 22:47:47歴史的な録音は、できるだけいい復刻で聴くことをお勧めしたい。中には音が痩せていて、演奏の魅力を大幅にスポイルさせてしまうものもある。
2015-05-24 22:51:44個人的に音が良いなと思ったのは、xrcdシリーズ。これは少々、高いのだけど、非常にクオリティが高い音で聴くことができる。
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