μ'sがパワードスーツ着て巨悪と戦うお話

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

しかし、こういった発明は当然軍事利用しようと目論む人間が出てきます。小泉博士たちは日本におけるパワードスーツ開発の第一人者であると同時に、そういった人たちに反対の声を上げ続けていた勢力の中核を担ってもいました。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

強い影響力を持った自分たちだからこそ、臆せず正しいと思ったことを主張しつづけなければならないと二人は考えていました。そして自分たちがそう遠くないうちに消されてしまうこともわかっていました。その時、悲しみの中でも自分たちの意志を継いでくれるのは、きっと可愛い愛娘だとも。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

ふたりは花陽ちゃんの才能を誰よりも信じていました。そしてそれゆえに、危険にさらされることも多いだろうと。あの実験施設も、実は花陽ちゃんを危険から遠ざけ、研究に集中できるようふたりが力を尽くして築いた施設でした。そして花陽ちゃんたちを度々助けてくれた職員は、両親の旧知の友でした。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

ですが小泉博士たちの死後、過激派は少しずつ勢いを増していき、ついに研究所内にも内通者が現れてしまいます。最初は事故を起こして花陽ちゃんにトラウマを植え付け、精神が弱ったところで自分たちの勢力に引き込もうという算段でしたが、失敗に終わりました。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

スーツの完成を受けて過激派は焦りました。実物とともにパワードスーツが医療機器として世に公表されれば、世論は当然小泉派の主張に傾きます。軍事転用を禁ずる法の整備に向けて動きだすものもいるかもしれません。それほどにスーツは完成されており、説得力を持っていました。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

過激派は花陽ちゃんを処分することを決めます。パワードスーツを壊すことにもなりかねませんが、データは研究所にあるのだから、別の技術者に復元させれば問題ありません。しかし小泉派の職員に阻まれ阻止されてしまいます。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

動揺が走る中、過激派の士気を高める出来事が。花陽ちゃんの研究データを基により戦闘に特化したパワードスーツの開発が可能な技術者が現れたのです。それが西木野真姫ちゃんだったって話はまた後日。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

その後数年間、追っ手から逃げつつこの事実を少しずつ突き止めていった花陽ちゃんと凛ちゃんは、過激派を止めるために動き出します。穂乃果ちゃんたちと出会い、仲間も増えました。過激派に協力していた真姫ちゃんも、真相を知って協力してくれることになりました。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

そんな矢先、凛ちゃんに過激派の幹部の一人が接触してきます。あれから改良を重ね強力に進化したパワードスーツと凛ちゃんの適合率はさらに上がっていました。皮肉なことに、軍事転用をさせないために戦い続けてきたせいで、兵器としての有用性を上げてしまっていたのです。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

過激派は凛ちゃんとスーツを欲しがりました。当然凛ちゃんは応じないつもりでしたが、拒否すれば花陽ちゃんや仲間たちだけではなく、凛ちゃんの家族たちも始末するというのです。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

凛ちゃんと花陽ちゃんは、研究所を抜け出した後すぐに凛ちゃんの家族を訪ね、海外に逃げるよう伝えていました（手がかりが残らないよう、職員の人がずっと前から手はずを整えてくれていました）。しかしついに居場所が突き止められてしまったのです。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

凛ちゃんはやむを得ず応じますが、そればかりか花陽ちゃんを裏切ったことを本人の前で宣言し、花陽ちゃんの心をズタズタにするよう命令されます。過激派は花陽ちゃんにとっての凛ちゃんの存在の大きさをよく理解しており、凛ちゃんを利用すれば花陽ちゃんも引き込むことができると思ったからです。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

凛ちゃんに言葉のナイフで切り裂かれ、くじけた花陽ちゃん。ひさしぶりにひとりぼっちのベッドに横たわり、やさしく微笑んでくれた凛ちゃんの笑顔を思い出して涙を流します。「寒いよ、凛ちゃん・・・・・」

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

一方、凛ちゃんの急変に納得がいかない真姫ちゃんは、花陽ちゃんと二人きりで話します。「あなた、本当に凛が今までずっと嘘ついてたと思うの？私には、凛がそんな風に嘘をつき続けられる子には見えないんだけど」凛ちゃんの次に付き合いの長い真姫ちゃんの言葉は、花陽ちゃんの心に突き刺さります。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

@rw9_John 本編では凛ちゃんの事情を伏せていきなり凛ちゃんが裏切るので、あとでネタバレしたときの衝撃がでかそうですね。というかその通りの順番でつぶやけばよかったですすいません。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

「あなたと凛の絆って、そんなものだったの？私には、凛が打算で花陽を大事にしているようには見えなかったけど」 真姫ちゃんに言われて、花陽ちゃんも考え始めます。凛ちゃんはいつだって自分を助けてくれた。本当は何か事情があるんじゃないか。本当は苦しんでいるんじゃないか。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

初めて会った時も、実験の時も、事故の後も、研究所を抜け出す時も、ずっと自分を助けてくれた凛ちゃん。もし苦しんでいるなら、今度は自分が救ってあげたい。花陽ちゃんは、前から開発していた新しいパワードスーツの開発を急ぎます。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

一方凛ちゃんは、自分を引きこんだ幹部の一人を殺害して幹部の座に就くと、薬で精神を操作され、組織に忠実な人間になった振りをしました。そうすることで組織のトップと近づき、隙あらば倒すことができると思ったからです。彼女の狙いは当たり、しばらくしてその機会が訪れます。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

ところが、凛ちゃんのたくらみはすべて見透かされていました。一瞬のすきをついたと思った刹那、彼女は相手の攻撃を食らって吹き飛ばされます。その後抵抗もむなしく拘束された彼女は、試験段階の増強剤を投与され、暴走状態に陥ってしまいます。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

パワードスーツの性能を100%以上引き出す代償として、破壊衝動に飲みこまれあらゆるものを攻撃するようになってしまう増強剤を打たれた凛ちゃんは、居場所を突き止め助けに来た仲間たちを始末するべく仕向けられます。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

そんな変わり果てた凛ちゃんの前に現れたのは、自分が開発したパワードスーツを着た花陽ちゃんでした。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

増強剤の副作用で肉体にも過大な負荷がかかり体中が変質した凛ちゃんの痛々しい姿を見て、花陽ちゃんは確信しました。凛ちゃんは私を裏切ったんじゃない。ひとりじゃどうにもならないことを、ひとりで解決しようとして失敗してしまったんだ、と。

東雲かい🍆日曜東ソ26a名取合同参加します！ @kai_ten

しかし、初めての装着でまだ動きも覚束ない上に、戦闘のノウハウもない花陽ちゃんは凛ちゃんに圧倒されます。それでも花陽ちゃんはひるまず、凛ちゃんに自分の声が届くと信じて訴え続けます。