メモ「国際原子力複合体〜その成立の歴史と放射線防護の実態」

Y. ルノワール「国際原子力複合体〜その成立の歴史と放射線防護の実態」(雑誌「日本の科学者」2013年 1月号) から 抜粋。 イヴ・ルノワール氏は 原子力エネルギー情報科学者グループ メンバーで、元 FoE メンバー。
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seki_yo @seki_yo

UNSCEAR は、科学会議において 尊重されるべき ルールは そっちのけで、少数派の 意見は 報告書から 除外してしまう。(Y. ルノワール)

2014-09-08 19:52:40
seki_yo @seki_yo

この 委員会に 出入りするのは、もっぱら 各国の 原子力関連 御用達の 科学者や、原子力産業や 国内・国際放射線防護組織と つながっている (あるいは つながっていた) 官僚たちである。(Y. ルノワール)

2014-09-08 19:55:17
seki_yo @seki_yo

A. フリオ・ゴンザレス : 1976年より ICRP メンバー、2009年以降は 副会長、アルゼンチン原子力規制庁メンバー、IAEA では、1985年より 放射線・廃棄物・輸送安全部長を 勤める。(Y. ルノワール)

2014-09-08 19:58:34
seki_yo @seki_yo

A. フリオ・ゴンザレス : UNSCEAR では、1968年以来 アルゼンチン代理人、1985年から 2005年にかけて IAEA 代表、2006年からは アルゼンチン代表。(Y. ルノワール)

2014-09-08 20:01:00
seki_yo @seki_yo

ICRP は、UNSCEAR が 選択した 研究論文を 受け取り、そこから 勧告を 作成するということを 先に 見た。(Y. ルノワール)

2014-09-08 20:09:49
seki_yo @seki_yo

この 2つの 機関が かけた ふるいの 効果は、ICRP の 一般報告 Publication 103 (2007年) に、チェルノブイリが どのように 扱われているかを 見れば 納得できる。(Y. ルノワール)

2014-09-08 20:12:43
seki_yo @seki_yo

(Publication 103 では) チェルノブイリという 言葉は たったの 3回 記載されるだけで、それも 甲状腺がんとの 問題と 関連づけるのみである。(Y. ルノワール)

2014-09-08 20:14:46
seki_yo @seki_yo

さらに 参考文献を 調べていくと、この 資料は 公平に 作成されたものではないという 印象が 確信となっていく。(Y. ルノワール)

2014-09-08 20:37:06
seki_yo @seki_yo

(Publication 103 の) 参考文献の 数は 292 と 少なく、そのうち 127 は ICRP か IAEA、WHO、IRPA、OECD-NEA などの 国際機関の 内部資料なのである。 (Y. ルノワール)

2014-09-08 20:42:15
seki_yo @seki_yo

また (Publication 103 の) 116人の 著者の 中でも、数十人が (ICRP や IAEA など) 上記組織の 会員である。(Y. ルノワール)

2014-09-08 20:44:54
seki_yo @seki_yo

ICRP の 次には、IAEA、WHO、IRPA (放射線防護学会)、OECD-NEA (OECD 原子力機関) などの 機関で 審議される。 これらの 機関は、ICRP 勧告の 中から 適切と 思われるものを 採用し、放射線防護の 分野での 責務を 行使する。(Y.ルノワール)

2014-09-08 20:51:03
seki_yo @seki_yo

ここから IAEA、WHO、NEA、FAO (国連食糧農業機関) などの 機関によって 練り上げられた 国際基準や、また EURATOM (欧州原子力共同体) が 採択したような 各地域の 基準が 生まれるのである。(Y. ルノワール)

2014-09-08 20:55:36
seki_yo @seki_yo

そして ようやく 最後に、この プロセスによって 作成されるのが、各国の 法律である。 彼らが 標榜する「真実」には、いかなる 科学的反論も 手が 届かないのだ ! (Y. ルノワール)

2014-09-08 20:59:27
seki_yo @seki_yo

(訂正)2012年 5月、WHO は 福島の 線量評価について 報告書を 公表した。(Y. ルノワール) who.int/ionizing_radia…

2014-09-08 21:42:54
seki_yo @seki_yo

よく 見ると、実際に 作成したのは WHO に 雇われた 研究者などではなく、チェルノブイリの 公式総括に 関わった 張本人たちが 指揮しているのである。(Y. ルノワール)

2014-09-08 21:20:48
seki_yo @seki_yo

(そのうち) 一人だけ 報告書の 頭書に 記されている ミハイル・バロノフ (IAEA 廃棄物安全部 責任者) だけは 取り上げておこう。(Y. ルノワール)

2014-09-08 21:23:42
seki_yo @seki_yo

ミハイル・バロノフは 2008年  UNSCEAR 報告書の 付属文書 D (チェルノブイリ・フォーラムの 焼き直し) の 主要執筆者であり、討論会や 報告会議、シンポジウムや 国際的な 作業部会などに 出席しては、正常化を 謳い続けてきた。(Y. ルノワール)

2014-09-08 21:28:19
seki_yo @seki_yo

(ミハイル・バロノフは また) ICRP の 第二専門委員会 (放射線被曝による 線量評価) の メンバーである。(Y. ルノワール)

2014-09-08 21:31:20
seki_yo @seki_yo

3.11 以降、ミハイル・バロノフは、 英日 2ヵ国語書簡を (日本政府に) 送り、「善意」の 協力を 申し出ているのだ ! ここでは、WHO の 相談役であると 名乗っている。(Y. ルノワール) cas.go.jp/jp/genpatsujik… (pdf ファイル)

2014-09-08 21:38:37
seki_yo @seki_yo

UNSCEAR は、2011年 5月の 段階で すでに 今後の 活動予定を 決めており、計画どおりに 動いている。 WHO の 線量測定報告は 公表され、ICRP の 線量ー反応モデルによって 解釈されている。 未来は 管理されている。(Y. ルノワール)

2014-09-08 21:48:50
seki_yo @seki_yo

2011年 9月に 福島県立医大で 開催された シンポジウム「放射線と健康リスク〜世界の英知を結集して福島を考える」の 報告書から 引用 (2014年 9月現在、日本財団の ウェブページからは 削除済)

2014-09-08 22:00:38
seki_yo @seki_yo

「ICRP の アベル・フリオ・ゴンザレスと、福島県立医大の 山下俊一とが 議長を 務めた 福島での 第6最終部で (中略) ドイツ連邦放射線防護局の ヴォルフガング・ヴァイスは UNSCEAR の 活動について 言及」

2014-09-08 22:05:34
seki_yo @seki_yo

「福島の 破局による 放射線の 被曝と その 帰結について、UNSCEAR は、前段報告書を 2012年に 公にし、続いて 最終報告書を 2013年に 発表するつもりである」

2014-09-08 22:07:49
seki_yo @seki_yo

福島国際専門家会議「放射線と健康リスクを超えて」第1日 セッション 2 鈴木眞一氏の 報告は 1時間 14分すぎから。 ustream.tv/recorded/52430…

2014-09-08 23:08:48
seki_yo @seki_yo

(今日の 進行役が ゴンザレス、明日は 山下俊一氏。 彼らは まぎれもなく 原子力複合体の 一員ですね ... )

2014-09-08 22:18:40