中ザワヒデキ現代美術史日本篇改訂版に関して田中功起の疑問を中心に

中ザワヒデキ現代美術史日本篇改訂版に対する田中功起による疑問から始まったツイートをまとめた
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福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

中ザワさんの文書は面白く読めるのですが、ご本人もおっしゃっているように、それが“洗脳プロパガンダ”というふうになっているのは、美術関係者にとって周知のことではないでしょうか?<@misonikomioden ということでこんな指摘も twitter.com/n291/status/50…

2014-09-14 15:56:06
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

再度:【中ザワヒデキ Nakazawa Hideki『現代美術史日本篇 Contemporary Art History: Japan』】“ただ、「方法主義」につなげるために書かれているということは念頭に置いて読む必要はあると思います”j.mp/1p5ENOk

2014-09-10 15:17:55
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

【「菊地成孔×中ザワヒデキ」実況 -Togetterまとめ】“中「代表が今の藤川さんに代わり、その時呼ばれた一人。00年の時方法主義宣言という講座を開講したが、その後文献研究というぼくの書いた文献を研究し洗脳するプロパガンダをしている”j.mp/1ALYJfs

2014-09-14 15:59:25
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

【中ザワヒデキ文献研究進行状況逐次報告 二〇〇八年十二月五日】“中ザワは「自分の作品のプロパガンダ以外やりたくないよ」と発言”j.mp/1ALYP6O

2014-09-14 16:00:40
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

ゆえに、ところどころ鋭い指摘はあったとしても全体として真面目に取り扱われてないのかもしれません。<@misonikomioden ついこの間都現美で「クロニクル1995-」やってて賛否聞くけど、俺が気になったのはその解説文にもどこにも中ザワヒデキの現代美術史日本篇からの参照も無い

2014-09-14 16:02:49
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

あと、改訂版を出していくということにも少なからぬリスクがあって、記述の差分を取られてしまうので、そこから執筆者の心の動きが比較的容易に分析されてしまいます。そこに本当に一本筋が通ったものがあるのかどうか?と。<@misonikomioden クロニクル1995-ではトークイベント

2014-09-14 16:09:59
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

とはいえ、僕はこの本を読むことを少なからぬ友人・知人に薦めてきましたし、物事を相対化するという意味では重要なものだと思っています。<@misonikomioden 「中ザワヒデキ現代美術史日本篇改訂版に関して田中功起の疑問を中心に」… togetter.com/li/718147

2014-09-14 16:12:25

中ザワヒデキからの返答

リンク Ustream 中ザワヒデキ文献研究 夏の陣 ~現代美術史日本篇~ (寿司付き) 中ザワヒデキ文献研究 夏の陣 ~現代美術史日本篇~ (寿司付き)

※USTREAMでリアルタイム公開された記録は現在残っていない

文献研究夏の陣での反論

中ザワヒデキは上述の文献研究夏の陣にて口頭で反論をしている。
その講義の公開記録動画を聴取しツイートした内容のまとめは下記。なおyoutubeへのリンクも掲載している。
 
美術史の著作のある美術家

補足

[美学校 夏期講座 中ザワヒデキ文献研究 夏の陣 ~現代美術史日本篇~ ]
http://bigakko.jp/opn_lctr/sc2014/001.html

中ザワヒデキ文献研究 夏の陣~現代美術史日本篇~ 第2回 -
について実況(ツダリ)等のまとめ

まとめ 中ザワヒデキ文献研究 夏の陣~現代美術史日本篇~ 第2回 2014年9月15日(月・祝日)に行なわれた美学校 夏期講座 中ザワヒデキ文献研究 夏の陣 ~現代美術史日本篇~ の第2回まとめ。場所は朝寿司(国領)。 http://bigakko.jp/opn_lctr/sc2014/001.html  ※編集中だがなるべく早く公開するため、とりあえず。 1913 pv 12 3


[近代美術史テキスト]
1989年、トムズボックスより刊行 

歴史は、個人の視点から主観的かつ能動的にとらえられるべきものであると主張し実践した書。
ポストモダニズムもモダニズムとして解釈し、近現代美術史全体を「死を繰り返すモダニズム史」として記載した。(書名の「近代」の語は、近代を超克して現代が始まるという史観の拒否に由来。)
1980年代の日本では美術よりサブカルチャーの方が見るべきものがあったとして、当時の日本のイラストレーション史を、西洋近現代美術史に接続して記載した。(その渦中にいた著者は、本書上梓後に肩書をアーティストからイラストレーターに変更した。)
本書自体は、美術史書というよりは、「美術史書のシミュラクル」のつもりだった。しかし刊行後、わかりやすい美術史書として広く読まれたというハイパーリアルな現象が起きた。(2004年の時点で第12刷、通算12000冊。)
本書自体が「手書き」と「手描き」によって、権威を相対化する悪意を含んだ技法としての「ヘタうま」の作品であった。(「美術史は印象派から始まる」という本書の出だしは、本書自体が「ヘタうま」的存在であることの布石。)
(美術家の美術史書 より引用)
http://aloalo.co.jp/nakazawa/method/work031f/index_j.html


[現代美術史日本篇 第一版]
2008年アロアロインターナショナルより刊行 

本書は、2004年1月17日から3月21日まで東京都現代美術館で行われた展覧会「MOTアニュアル2004 私はどこからきたのか/そしてどこへ行くのか」への出品作として書き始められたものです。同展の企画者である学芸員の関直子氏が、美術史書を執筆し展覧会の出品作とすることを念頭に、私に声をかけてくださいました。

会期の始まりまでに執筆が間に合わず、初日には暫定版を会場に展示し、数週間毎に改訂を重ねましたが、最終日にも完成には至りませんでした。その後も執筆を続けましたが、美術家である私としては作品制作を本書執筆より優先したため、なかなか進捗せず、すでに購入ご予約いただいた方ならびに関係者のかたがたには多大なご迷惑をおかけいたしました。この場を借りてお詫び申し上げます。

展覧会出品作という当初の意図から、ほとんどの図版は東京都現代美術館の所蔵作から選ばれました。キャプションに所蔵先または(C)マークが記載されている一部の作品以外は、全て同館の所蔵です。図版掲載にあたりましては2003年の時点で著作権者のかたがたにご許可をいただきました。厚く御礼申し上げます。
(本書についてより引用)
http://aloalo.co.jp/arthistoryjapan/p90p91.html 


[中ザワヒデキ「現代美術史日本篇1945-2014」改訂版]
2014年11月21日、ART DIVERより刊行予定

初版は10年前の2004年。同年に東京都現代美術館で開催されたMOTアニュアル「私はどこから来たのか/そしてどこへ行くのか」展にあわせて発行されました。
会期中未完に終わった同書は、その後少しずつ書き進められ、2008年に1冊の本として発行されました。
筆者自身、「日本で唯一の現代美術正史」と語るように、国内外の美術愛好家からのニーズも高く、瞬く間に予定出版数は完売。今では入手困難なものになっています。
今回、改訂版発行にいたったのは、2008年から現在に至るまでに現代美術に新たなムーブメントが起こったからだと中ザワはいいます。カオスラウンジをはじめとした新たな表現者の活動が、中ザワ独自の循環史観によって解読された第8章があらたに加わりました。
再び、日本現代美術が海外から注目を浴びつつある今だからこそ、戦後から現代に至るまでの「現代美術史」を理解するための必読の書といえるでしょう。(ART DIVERより引用)
http://artdiver.moo.jp/?p=219