感情の権利化? 権利の主観化? ハァ?
またワイナベ先生が変なことを。法律で権利化されてる名誉は名誉感情じゃないじゃん。twitter.com/ynabe39/status…
2014-09-13 15:09:34ハラスメント問題について沼崎先生が指摘した「感情の権利化/権利の主観化」というのはハラスメント以外のことにも,右にも左にもどんどん広がっている。「名誉が傷つけられた(から回復しろ)」というのもその一種だと思う。
2014-09-13 08:03:21こないだ誰かも指摘してたけど、日本人はright / droit / regt / jus / ius を「権利」と訳したことで、「利権」と混同しっぱなしなんじゃないの? 150年ぐらい。kansai-u.ac.jp/presiweb/news/… …
2014-09-13 15:15:58ゲルマン系の言葉でもラテン系の言葉でも、法的概念としての権利は「正しいこと」をという意味を兼ねる単語だが、日本語の「権利」という文字列には、そのニュアンスがない。そしてdroitもRechtもjusも「法」そのものを指す語でもある。jusはjusticeの語根。
2014-09-13 15:23:55ネット上で他人をわーわー非難するのが好きな人たちが、誰かのちょっとした法律違反でも「法を守らなかった」ことを理由に炎上させて人生を台無しにしてしまう一方で、「誰それはすぐに権利権利とうるさい」みたいなことを同時に言えてしまうのは、この「法」の概念が欠落してるからじゃないの?
2014-09-13 15:27:09これはどうも誤爆っぽいように思う。 QT @kdxn またワイナベ先生が変なことを。法律で権利化されてる名誉は名誉感情じゃないじゃん。twitter.com/ynabe39/status…
2014-09-13 20:40:19.@kdxn ナベ先生の「名誉」の話は、法律で権利化されてる(個人の)名誉についてではなくて、直接的な文脈を引くならば、安倍の「日本の名誉傷つけた」の「名誉」から来ているはず。
2014-09-13 20:50:24@kentarotakahash はー、なるほど。でも《ハラスメント問題について沼崎先生が指摘した「感情の権利化/権利の主観化」》ってとこで前提が間違ってない?「安倍も弱者と同じように(本来権利でないものを)権利権利と主張やがる」って話だと、正しさがなくなる。
2014-09-13 20:57:15.@kdxn で、「沼崎先生が指摘した「感情の権利化/権利の主観化」」については、ハラスメントに対しては、弱者の側の「感情」「主観」にもとづく権利に、法的な保護を与えることを肯定的に述べているのが、その「指摘」ではないかと思う(ナベ先生もそれに肯定的かどうかは知らない)。
2014-09-13 21:01:22@kentarotakahash 沼崎のは読んでないけど、ワイナベせんせはつい2〜3日前に「被害者が被害だと言えばそれが被害になる、みたいなことにしたからいろいろだめになった」と言っていたので、たぶん二人とも全体的に間違ってると思う。
2014-09-13 21:03:03@kentarotakahash これは木村幹とのやりとりの話。「被害だと主張すればそれが被害と認められると思っているのが運動側の論理だ」みたいな、めちゃくちゃな話でした。それにワイナベせんせが同意してたので、たぶん俺の指摘であってる。あいつらバカですよ。
2014-09-13 21:04:35.@kdxn 沼崎さんは「感情の権利化/権利の主観化」は、客観的事実に基づくべきとされた旧来の法規範からは大胆な逸脱にはなるものの、ハラスメントに関しては、弱者(の感情)が法的な保護を受けるべきであるのは自明であり、押し進めるべき方向としているはず。
2014-09-13 21:06:09@kentarotakahash なるほど。それは近代法治や人権概念への挑戦だ、みたいなのが木村幹とワイナベせんせの意見だったような。そもそも沼崎が言う「感情の権利化/権利の主観化」なんて進行してないし。
2014-09-13 21:08:07.@kdxn が、それがむやみに拡張されれば、時の権力者が国の名誉に対して、「感情」や「主観」にもとづく権利主張ができるようになる(すでに、それが行われている)というのが、ナベ先生の指摘ではないかと思う。
2014-09-13 21:08:42@kentarotakahash だったらやっぱりだいたい私の指摘であってる。「それ」は進行してないから「むやみに拡張」もされないし、仮にそういうことがあったら止めないといけない。
2014-09-13 21:10:39@kentarotakahash 結局二人とも、「弱者は感情でものを言う」という前提に立っていて、それを「認めるべきだ/べきでない」いずれの意見も前提の間違いにより成り立たない。弱者が主張しているのは権利保護であって、それは当然、従来の法治概念から見て正当性を持つものです。
2014-09-13 21:11:36@kentarotakahash たとえばヘイトスピーチの問題で言えば、被害者が傷つくことは当然重大な要素なんだけど、それは「傷ついたという感情」が新たに「権利化」されるのではなくて、「不当に傷つけられる」ことが問題なわけです。これは普通に近代法治の範囲内。
2014-09-13 21:13:59@kentarotakahash 結局のところ「人はだれでもお互いに傷つけあっているのだから本来はそんなものは法的保護には値しないが、弱者の場合はそれを権利として認めるべきだろう」というのは、差別の一形態でしかないです。そしてマイノリティが求めているのは現状そういうことではない。
2014-09-13 21:15:16@kentarotakahash 沼崎さん前に野球のことで変なこと言ったままツイッター止まってるけど、雑誌かなにかでの発言ですかね。
2014-09-13 21:23:38.@kdxn それはたぶん、「「弱者は感情でものを言う」という前提」ではなくて、「人は感情でものを言う」という前提だと思う。
2014-09-13 21:28:59.@kdxn それには同意。が、従来の法規範の範囲内で権利保障(権利保護)されれば十分なのか、それとも社会的な非対称性をふまえて、従来のそれを越えた法の在り方を考えねばならないのか、というのは、僕には分からない。
2014-09-13 21:33:52@kentarotakahash 「社会的な非対称性をふまえて、従来のそれを越えた法の在り方を考え」るというのはNGじゃないですかね。それは「特権」を与えるということに他ならず、今の排外主義の主張にそった方向への変化となる。
2014-09-13 21:35:40@kentarotakahash たとえばアファーマティブ・アクションが「従来のそれを越えた法の在り方」だとするならまだわかるけど、これも感情ベースの話ではないですよね。AAもヘイト規制もあくまで従来の法規範における公正や平等を実現するためのもので「運動」の主張もそうなっている。
2014-09-13 21:38:04