- tiyodadayo
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騙城作『悪い男に騙される山城』『悪い男に騙されない榛名』外伝 『悪い運命に抗う扶桑』 第五話「死線」 【介入制限:生駒救出艦隊のメンバーのみ】
2014-09-14 22:04:10生駒さんの反応があるバシー島近海への到着は二日を要した これはまだこの近辺は制圧されていない事、 そして私達を含めたほとんどの艦娘が初の実戦だったことに起因する 現状で実戦経験があるのは薩摩さんと安芸さんのみ・・・ 他の実戦経験のある艦娘は鎮守府側の命令で出撃を禁止されたそうだ
2014-09-14 22:06:22初めて出会う深海棲艦 そして進むにつれてそれらは強力になっていった・・・ 同型艦の敵でありながら攻撃力も耐久力も・・・ 薩摩さん曰く・・・『生駒さんの力が影響し始めているのかもしれない』と・・・
2014-09-14 22:08:17そして・・・生駒さんの反応がある問題の海域へ到着した・・・ ここまで来ると探知機は役に立たなかった しかしそれでも分かった・・・
2014-09-14 22:09:33「ええ、というより既に隠せないほどの力を得ているのかも・・・」 そう呟いた刹那・・・ 突如後ろから戦艦ル級が現れる 最後尾を進んでいた伊勢さんにその砲を向ける 発砲!! 「伊勢さん!!」
2014-09-14 22:13:07ル級の砲撃を紙一重で躱し、姉妹艦のコンビネーションで反撃に移る伊勢さんと日向さん しかし今度は側面から雷巡チ級が現れ雷撃を放つ 「全艦一斉散解」 薩摩さんが矢継ぎ早に指示を出す 私達も薄々勘づいていた・・・ これは・・・戦力を分散させる罠だと
2014-09-14 22:17:57正面から現れたのは本命・・・生駒さんだった・・・ しかしその姿は異形・・・ 生駒さんとは別に巨大な手足の生えた様な砲塔を従えている 「なんて・・・こった・・・」 薩摩さんがやや呆然としながら呟いた
2014-09-14 22:22:59更にはその両脇に大きな帽子を被ったような深海棲艦も見受けられた 「あれは・・・見たことのない深海棲艦・・・?」 「扶桑、金剛!!他には目をくれるな!! 生駒を救うことだけ考えな!!」 薩摩さんが檄を飛ばす
2014-09-14 22:29:20最上さんがさらに報告する・・・ 「なるほど・・・便利なものだな飛行機というのは・・・あたしら戦艦の時代は終わるかもしれないねぇ・・・」 こんな時に感慨深く呟く薩摩さん 流石歴戦の猛者といったところか・・そう思い艦隊の一同は安心する
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