「広告代理店的」手法は民主主義を保守し得るか

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直立演人 @royterek

.@kentarotakahash 「外注的感覚」というのは理屈の上ではわからなくもないですが、例えば、現政権の打倒のような目標の場合、具体的にどのような作業の例が考えられますか。あと、この話と弱者/強者のイメージ転換や「新しい社会運動」云々の議論の関係がよくわからないのですが。

2014-09-16 22:40:34
直立演人 @royterek

@kentarotakahash たとえば、反原発運動のような特定の政策に反対する場合ならば、「外注的感覚でやる」というのは実効性があるはずですし、実際、大なり小なりそういう努力を人それぞれしてきたと思います。また、秘密保護法の場合は、SASPLなどが実際にいい仕事してますよね。

2014-09-16 22:47:15
kentarotakahashi @kentarotakahash

@royterek 一般へのアピールを客観的に判断する、というような「感覚」の話なので具体的作業内容とは関わりないです。で、この話の源は高橋若木さんの「広告的な発想」という発言です。それをbcxxxさんが全然重要ではない話としたので、へえ、そうなの?という会話になっただけです。

2014-09-16 22:48:41
kentarotakahashi @kentarotakahash

@royterek 弱者/強者のイメージ転換が、まだまだ分かりにくい側面を持つのは、仕方ないところでしょう。「新しい市民運動」については、僕の感覚ではそのフレーズ、弱っちくないですか?手垢付いてませんか?ということです。広告的発想だったら、採用できないと思うよ、というだけ。

2014-09-16 22:51:30
直立演人 @royterek

@kentarotakahash 原発や秘密保護法や著作権法などの個別具体的な政策や法律についての話であれば、「一般へのアピールを客観的に判断する」ことはそれほど難しくないでしょうが、露骨な歴史修正主義志向や強権政治に対抗する場合には、話はそう単純にいかないような気はしています。

2014-09-16 23:01:02
kentarotakahashi @kentarotakahash

@royterek そうですか? でも、敵はそこに広告代理店使ってますよ?

2014-09-16 23:02:44
直立演人 @royterek

@kentarotakahash とはいえ、TDCを母体とする反安倍政権の闘争は、反レイシスト運動の延長(あるいは連動しているもの)と位置づけている人が少なくないですが、少なくとも反レイシスト運動について言えば、「広告的」な意味でもすでに驚くほどの戦果を上げているように思います。

2014-09-16 23:08:55
直立演人 @royterek

@kentarotakahash 高橋若木さんのインタビューを読んで「おっ」と感じたのは、ネガティヴ・キャンペーン以上にポジティヴ・キャンペーンの側面が光ってた点ですね。TLやデモでは前者に力点が置かれてしまいがちですが(無理ないですが)、あのインタビューはその転換が巧みでした。

2014-09-16 23:16:31
直立演人 @royterek

@kentarotakahash でも、その意味ではbcxxxさんのTL上の発言の少なからぬ部分も同様で、だからこそそれ相応のフォロワーがついてるのだと思ってます。毒舌家による政権批判ということでネガキャンの側面が目立ちこそすれ、「広告的効果」も当然ある。その言葉が嫌いなだけで。

2014-09-16 23:21:46
kentarotakahashi @kentarotakahash

@royterek はい、だから意外だったんですよ。広告デザインとか本業なのかと思っていたので。

2014-09-16 23:22:59
直立演人 @royterek

@kentarotakahash その意味は、今回の朝日のインタビューで、高橋若木さんをbcxxxの正体だと勘違い(あるいはわざと?)した人がいたのはたいへん示唆的でした(笑)。

2014-09-16 23:23:21
直立演人 @royterek

@kentarotakahash 私には単に言語センスの違いにしか見えませんでしたが。

2014-09-16 23:24:13
直立演人 @royterek

新たな層を惹きつけるような社会的運動が生まれた場合、その主体がその新しさを強調するのは自然なことで、そのこと自体の善し悪しを論じても始まらない。それで古参の層の中には不愉快な思いをする人たちも当然出てくるだろうが、何より重要なのは本当に新しい層を惹きつけ続けられるかどうかにある。

2014-09-17 13:16:09
直立演人 @royterek

「新しい社会運動」を標榜する運動が自らの存立基盤である「新しい層」を惹きつけられなくなった時、その「新しい社会運動」は新たな「新しい社会運動」を標榜する運動にとってかわられる。とはいえ、その古くなった「新しい社会運動」の存在意義が消え去るとは限らない。少なくとも歴史的な意味では。

2014-09-17 13:25:44
直立演人 @royterek

原発政策や著作権法といった具体的な政策や法律に関する話であれば、高橋健太郎さんの言う「広告代理店的」手法はその有効性を直ちに発揮し得ると思う。だが、秘密保護法の閣議決定に象徴される反民主主義的な政治文化への抵抗に同じ事が言えるだろうか。民主主義の保守はいかに「広告化」し得るのか。

2014-09-17 13:53:24
直立演人 @royterek

民主主義的な理念(とその理念が社会や政治に曲がりなりにも根づいている状態)は、言論と行動の積み重ねによってしか保守され得ないのだとすれば、そうした言論と行動が「当事者の精神性から離れて」成立し得るようにはあまり思えない。その意味では、昨今の反レイシズム運動の成果は大いなる希望だ。

2014-09-17 14:08:29
直立演人 @royterek

もちろん「広告代理店的」手法が民主主義の保守に貢献することは、理論的にはあり得る。それは、「当事者の精神性から離れた」「広告代理店的」手法の積み重ねによって、民主主義の「当事者」であって然るべき市井の人々に民主主義を保守すべきという当事者意識を芽生えさせることができる場合である。

2014-09-17 14:15:48
直立演人 @royterek

とはいえ、理論はあくまでも実践によって裏付けられなければならないのだから、そのような提言をするのなら、「キャッチフレーズ」や「殺し文句」の一つや二つぐらいは考えていただきたいと願わずにはいられない。

2014-09-17 14:18:45
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