ミステリー/ミステリ 表記について

「ミステリー」と「ミステリ」の表記の使い分け、それぞれが意味するところなど。
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森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

「私はその場にいて、何が起きたかを知っている」--問題なのはオズワルドの背後に「何」があったかであって、オズワルドが撃ったかどうかではないと思う。(当事者証言は、「銃声が複数」の話の否定にはなる) http://www.cnn.co.jp/usa/30000986.html

2010-11-24 01:28:37
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

ケネディ暗殺事件の不謹慎ながらも面白いところは、真相が決して明らかにならないであろうこと。

2010-11-24 01:33:32
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

鉄仮面や、切り裂きジャック事件の愛好家と通じるものがあるね! それはそれとして、「歴史ミステリー」というのはこの辺の「歴史上の謎」の呼称だと思っていたのだけれど、最近は『ダ・ヴィンチ・コード』とかそういった「歴史ミステリーを題材にしたフィクション作品」の呼称でもあるそうな。

2010-11-24 01:40:02
風のハルキゲニア @hkazano

いや、その用法は推理小説界ではわりと昔からありますよ。“@Molice: //「歴史ミステリー」というのはこの辺の「歴史上の謎」の呼称だと思っていたのだけれど、最近は『ダ・ヴィンチ・コード』とかそういった「歴史ミステリーを題材にしたフィクション作品」の呼称でもあるそうな。”

2010-11-24 01:44:26
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

@hkazano 修道士カドフェルのシリーズなんかがそう呼ばれていた記憶がありましたが、あれはまた「歴史上のミステリーを扱った」とは少々違う感じですね。

2010-11-24 01:47:06
秋月耕太✨オタクに優しいギャルは存在する! @k_akiduki

@Molice 本格ミステリ界隈では、歴史の謎や怪奇現象そのものは「ミステリー」、それらを使った推理作品は「ミステリ」と使い分けています。だから『ダ・ヴィンチ・コード』みたいなのは「歴史ミステリ」ですね。

2010-11-24 01:49:46
風のハルキゲニア @hkazano

@Molice 歴史上の謎を扱ったもの(『時の娘』など)、舞台が過去であるもの(『ビロードの悪魔』など)、歴史上の人物が探偵役になるものなどがごっちゃに歴史ミステリという呼称で呼ばれていますね。

2010-11-24 01:56:16
酒井貞道 @haikairojin

すまん。初耳だ。 RT @k_akiduki 本格ミステリ界隈では、歴史の謎や怪奇現象そのものは「ミステリー」、それらを使った推理作品は「ミステリ」と使い分けています。だから『ダ・ヴィンチ・コード』みたいなのは「歴史ミステリ」ですね。

2010-11-24 02:10:50
秋月耕太✨オタクに優しいギャルは存在する! @k_akiduki

@haikairojin 『夜明けの睡魔』で瀬戸川氏が提唱したのが始まりかと。

2010-11-24 02:21:12
酒井貞道 @haikairojin

@k_akiduki 一般化はしてないんじゃないかと。

2010-11-24 02:21:44
秋月耕太✨オタクに優しいギャルは存在する! @k_akiduki

@haikairojin 推理作品を「ミステリー」と表記しなくなっただけでも十分一般化と言えるのでは? あくまで「本格」界隈の話ですよ。

2010-11-24 02:39:06
芦辺 拓 @ashibetaku

二階堂黎人氏は頑強な「ミステリー」派ですが。 RT @k_akiduki: @haikairojin 推理作品を「ミステリー」と表記しなくなった

2010-11-24 02:44:35
@tomarin

「謎はミステリーで、推理小説はミステリ」って、ミステリ界隈では当然のことだと思っていたのだが……。 [陽炎天幕は文フリJ-05]

2010-11-24 02:47:21
秋月耕太✨オタクに優しいギャルは存在する! @k_akiduki

@ashibetaku でもそれはあくまで例外で、一般的には「ミステリ」でしょう? それにそもそもの私のツイートは「そういった便利な使い分けがありますよ」ということが言いたいだけなので、実は一般的かどうかはそれほど関係ありません。

2010-11-24 02:53:53
芦辺 拓 @ashibetaku

@haikairojin @k_akiduki 戦前はstoryを「ストーリ」とするように末尾のyを「ー」としないのが普通でした。今でもpartyは「パーティ」「パーティー」の表記がありますよね。とにかくmysteryは「ミステリ」であり、これはマニアのジャーゴンでもありました。

2010-11-24 03:24:21
芦辺 拓 @ashibetaku

戦後創刊のハヤカワ・ミステリなどもその流れをくむもので、創元も「ミステリ」主体なのも同様でしょう。一方、外来語表記は「ー」つきが一般化するにつれ、「ミステリー」が優勢となりました。その証拠として雄鶏社の叢書を見てみたら何と「ONDORI MYSTERIES」としか書いてない……。

2010-11-24 03:24:32
芦辺 拓 @ashibetaku

とにかく、熱心なファンの「ミステリ」と一般用語としての「ミステリー」の分化ないし並列が始まったのですが、ここで奇妙なことがおきます。ホラーやファンタジーが身近な言葉でなかったころ、これらが「ミステリー」の名の下にとりこまれたのです。80年代までの少女漫画界ではそうだったようです。

2010-11-24 03:24:37
芦辺 拓 @ashibetaku

いつしか「ミステリ」は実作として新たに書かれることは稀なクラシック・パズラーを意味し、「ミステリー」は拡大し希薄化した推理小説の別称となりました。「トラベル・ミステリー」はあっても「トラベル・ミステリ」はなく「旅情ミステリー」と言っても「旅情ミステリ」と言わないのはそのためです。

2010-11-24 03:24:42
芦辺 拓 @ashibetaku

ここで古本屋めぐりのみなさんに注意を喚起。60年代~新本格前夜までの作品で「本格ミステリー」と銘打たれたものは、「本格ミステリ」とは似ても似つかぬものである場合があります。「本格」とはこの場合、一種のほめ言葉・美称であってそれが「ミステリー」の上に冠されているだけだったりします。

2010-11-24 03:24:46
芦辺 拓 @ashibetaku

ところが1986年に状況は一変します。従来一部のファン、主として翻訳推理読者(ハードボイルドなど非本格を含みます)でのみ使われていた用語「ミステリ」が、怒涛のように新作の本格ものが出版されることで復活したのです。「ミステリ」と「ミステリー」をめぐる誤解と混乱もここに始まりました。

2010-11-24 03:24:52
芦辺 拓 @ashibetaku

たとえば僕などは「ミステリ」を好みますが、二階堂氏は正しい発音に基づいて「ミステリー」を採ります。島田荘司氏が「ミステリー派」なのはそこに含まれる物語性に魅かれたためではと推察しますが、だとすると内田康夫氏がまさに同じ理由だから面白くなってきます。

2010-11-24 03:24:58
芦辺 拓 @ashibetaku

結論的には「ミステリー」は変わらず本格を含めた推理小説を表わす言葉だし、そのくせ「ミステリ」と微妙に対立してたりするってことでどうでしょう。長々と失礼しました。「探偵小説」と「推理小説」なんて、どっちが古臭くて新鮮かってのが何度も入れ替わってきたし、とかく呼び名はややこしい……。

2010-11-24 03:25:03
砂時計 @y_m_sunadokei

@ashibetaku 海外作品を読む読者にとっては「ミステリ」は必ずしも本格(周辺の)作品だけを指す言葉ではないような気がします。そこはポケミスやミステリマガジンの影響が今も残っているんだと思いますが。

2010-11-24 07:44:48
三田主水 @mitamon

夜中に@ashibetaku 「ミステリ」と「ミステリー」の違いに関する呟きがあってびっくり。うちの業界(本業)、用語の末尾の「ー」は付けないから、その延長で普通に全部「ミステリ」言ってました

2010-11-24 10:17:50
我乱堂 @SagamiNoriaki

私もちょっと驚いてました。そこらあんまり知らないので。あとはファンタジーとファンタシィとかもありますねー。みんななんか拘りますね RT @mitamon 「ミステリ」と「ミステリー」の違いに関する呟きがあってびっくり。

2010-11-24 11:09:49