ドラゴン長門シリーズ【その4・ビスマルク編Ⅲ】

BLITZ @Silver_Naught

長門「なぁ陸奥よ。提督と2人きりになったらどうする？」 陸奥「えっちする」 長門「だろう！？そうだろう！？奴も同じことを考えているはずなんだ！」 陸奥「それは考えすぎじゃ…あの人と私たちは違うわけだし…」 長門「何が違う？奴も私達と同類だろう？」 #ドラゴン長門

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陸奥「それはあの人も私達と近しい所はあるけど…毛色が違わない？」 長門「確かに毛色は異なるが姿が変わっているという点では私達と大差ないぞ」 陸奥「うーん…そう言われるとそうなんだけど…」 長門「だろう？奴も私達と同種なんだ、きっと！」 陸奥「…勘？」 長門「勘！」 #ドラゴン長門

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提督「お、これなんかどうだ？」 Bis「…」 提督「…なんだよその冷たい目は…」 Bis「そんな丈の短いワンピース着せようとするなんて…変態」 提督「なに！？お前が普段着てる服と変わらん長さだ…ろ…」 Bis「？ どうしたのよ？」 提督「い、いや、なんでもねぇ…」 #ドラゴン長門

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夕立「あれ？」 長門「む？どうした？」 夕立「提督の様子がおかしいっぽい」 長門「なに！？熱か！？風邪か！？病気か！？」 陸奥「姉さん声が大きいって…」 夕立「なんていうか…挙動不審っぽい？」 長門「む、本当だ…キョロキョロ見渡して…なにかあったのか？」 #ドラゴン長門

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長門「はっ！まさかムラムラが頂点に…！？」 陸奥「それは無いでしょ…提督のおちんちん膨らんで無いし…」 長門「むぅ、そうか…だがそんなこと考えてたらこっちがムラムラしてきたぞ…」 少年「ママー、あのお姉ちゃん達なにしてるのー？」 母親「しっ！見ちゃいけません！」 #ドラゴン長門

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長門「あー収まらん…帰ったら提督と…♥︎」 陸奥「姉さん、やっぱり帰らない？このままだと私達が提督を襲っちゃいそう…」 長門「何？あいつに提督を犯されてもいいのか！」 陸奥「姉さんの思い違いだと思うんだけど…」 長門「そんな事無いぞ！奴はそのうち本性を表す筈だ！」 #ドラゴン長門

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陸奥「さっきもそれ言ってたけど…何も起こさないじゃない」 長門「なぁに、よく見ておけ」 〜10分後〜 長門「今に」 〜更に10分後〜 長門「分か」 〜更に更に10分後〜 長門「るさ！」 陸奥「買い物終わったんですけど」 #ドラゴン長門

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長門「甘いな、陸奥。帰るまでがお買い物だぞ」 陸奥「遠足じゃないんだから…」 夕立「でも後は帰るだけっぽい？」 陸奥「そうねぇ、ここまで来て何か起こるわk」 提督「ちょっとそこのカフェ行こう」 陸奥「！？」 長門「てっ提督から誘うだと！？ま、まさか…！？」 #ドラゴン長門

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Bis『…なによここ？カフェじゃないわ』 提督『…』 Bis『？ ねぇ、何か言い』ﾑﾆｭﾝ『ひゃあ！？』 提督『わ、悪い…ビスマルク…俺、もう我慢が…！』 Bis『ちょっ、ちょっと！どこ触って…んっ…♥︎』 #ドラゴン長門

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長門「なんてことにぃぃぃぃ！！」 陸奥「姉さん声デカイ！」 長門「もがもがっ」 Bis「！？ い、今あの蜥蜴女の声がしたわ！」 ３人（ぎくっ） 提督「き、気のせいじゃないかな…俺は聞こえなかったし…」 Bis「…でも今確かに……勘違いなのかしら…？」 #ドラゴン長門

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Bis「…ま、いいわ。行きましょ(よく考えたらあいつが尾行する理由なんて無いしね…)」 提督「お、おうっ」 夕立「…行ったっぽい」 陸奥「ふ〜…ひやひやしたわ…」 長門「まったくだ」 陸奥「姉さんは反省して！」 長門「はい…」 #ドラゴン長門

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Bis「…へぇ…中々綺麗なところじゃない」 提督「へへっ、だろ？」 Bis「なんであなたが得意気なのよ」 長門「くっ…なぜ提督はカフェなどと…！私達を誘ったことすらないのに何故あいつだけ…！」 陸奥「でもどうする？私達の姿だと中に入ると騒ぎになるわ」 #ドラゴン長門

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長門「そうだな…一見バレにくいだろう夕立に中へ入ってもらって、メールか電話で状況を逐一教えてもらうとか…」 陸奥「おお、ナイスアイディアね…」 長門「では早速夕立に…む？夕立？どこだ？」 店員「何名様ですか？」 夕立「三名様っぽい！」 2人「待て待て待て！！」 #ドラゴン長門

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夕立「え？だって入らないと尾行できないっぽい？」 長門「それはそうだが私達が中に入ると騒ぎになるだろう！鎮守府のある町ならまだしも…！」 店員「…あのー…」 陸奥「あ、な、なにか？」 店員「…もしかして…人外鎮守府の方ですか？」 長門「じ、人外鎮守府？」 #ドラゴン長門

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陸奥「…この近くの鎮守府なら私達のことだけれど…」 店員「！！ じゃ、じゃああなたが蜥蜴戦士の長門さん！？」 長門「とっ蜥蜴戦士ィ！？」 陸奥「NG！NG！蜥蜴とか爬虫類はNGなの！」 店員「あっ、も、申し訳ありません…」 夕立「蜥蜴戦士なら天龍さんっぽい？」 #ドラゴン長門

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店員「でっでも！犬娘の夕立ちゃんに、溶岩女の陸奥さんですよね！？」 夕立「犬？」 陸奥「よ、溶岩…確かに溶岩みたいだけど…複雑ね…」 長門「…つまり、なんだ、私達の事を知ってるのか？」 店員「はい！ここの辺りで知らない人は居ません！それくらい有名です！」 #ドラゴン長門

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店員「他にも怪蟲大和さんや、蜥蜴剣士天龍さん、青鬼霧島さんとか！」 長門「おおぉ…我々は有名だな！」 陸奥「そうね…ここまで名前が知れ渡ってるとは思わなかったけど…」 夕立「有名人！？私達有名人っぽい！？」 店員「もちろんです！艦娘で異形！そりゃもう有名ですよ！」 #ドラゴン長門

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店員「あ、あと最近になって新しい人が増えたんですよね！女神ビスマルクでしたっけ？」 長門「めっ女神だとぉ！！？なんで私は蜥蜴であいつは女神なんだぁぁぁ！！」 陸奥「姉さん声デカイし店員さんに当たっても仕方ないでしょ！」 長門「うがあー！！」 #ドラゴン長門

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夕立「でも凄いっぽい！ついこの前入ったのにもうビスマルクさんが有名になってる！」 陸奥「あの人も初日から色々やらかしてるからねぇ…」 長門「いいか？奴はただの羽根が生えた女だ！羽根女という名称で広めてくれ！頼むぞ！」 店員「は、はぁ…」 陸奥「姉さん何してるの」 #ドラゴン長門

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陸奥「ほら、行くわよ」 長門「む？先程夕立に任せようと話したろう」 陸奥「ここまで有名になってたら誰も騒がないわよ」 長門「それもそうか」 店員「あ、あの、サイン貰えますか…？」 長門「ん？おお、いいぞ」 客１「あ、あの、僕も…」 長門「お、おお、構わないぞ」 #ドラゴン長門

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客２「わっ私も！」 客３「俺も俺も！」 長門「なっ、おっおい！？」 陸奥「ちょっ、ちょっと！？」 わいわい がやがや 長門「ま、まずい！一旦出るぞ！」 陸奥「ええ！」 夕立「はーい！」 #ドラゴン長門

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Bis「…なんだか騒がしいわね…」 提督「そ、そうだな…」 Bis「…？なによ、ソワソワして…」 提督「い、いや、ちょっと暑くてな…」 店員「ご注文はお決まりですか？」 提督「あ、カフェラテください」 Bis「いちごミルク頂戴」 提督「…いっいちご？」 #ドラゴン長門

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Bis「…なによ、おかしい？」 提督「あ、いや、すまん。ちょっと意外で…」 Bis「ふん…私が何を飲もうが私の勝手でしょ」 提督「別に飲むなとは言ってないぞ…」 店員「あの〜…」 提督「ん？あ、すみません。以上でお願いします」 店員「かしこまりました」 #ドラゴン長門

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提督「甘いもの好きなのか。今までのお前を見てると苦いのとか好きそうだと思ったんだけどな…」 Bis「なにそれ…私の行動を見て好き嫌いが分かると思ったの？」 提督「いや、別に好き嫌いを判別しようとか、そこまで深く考えてたわけじゃなくてな…」 #ドラゴン長門

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Bis「大体、今はたまたまいちごミルクが飲みたい気分なのよ」 提督「分かった分かった。そう眉間にシワ寄せるなよ…」 Bis「別に寄せてなんかないわよ」 〜離れた席〜 夕立「こちら夕立、目標は楽しく会話中っぽい。どうぞ」 長門『了解。引き続き監視を続けてくれ』 #ドラゴン長門