その後の大軍師初音さま その弐
ともあれ、尾行だ。 この時間、まつさんは風呂だ。 私が入れって言ってる。私たちが入るついでだ。 城の人達からすると、私たちの風呂キチはヤバイレベルらしい。 でも正直風呂に入れない日があるってのは、私としてはあり得ない。
2014-09-24 00:30:08「お姫さまに遠慮してらっしゃるのかな? お姫さまは相変わらず残念だし、そろそろ考えていただいてもよろしいのに……」 誰が残念か。この大軍師初音さまをとらえて。
2014-09-24 00:49:13状況推移。荒次郎側。 鎌倉公方の翻意ならず。三浦家の甲州征伐参戦も不可。 ただし鎌倉公方に荒次郎排斥の意思なし。 「前にも言ったはずだ。我が信頼は三浦家にある。たとえ此度を機会に扇谷上杉朝興が三浦の排斥に動こうとも、全力で守ってやるぞ! がはははは!」 とのこと。ありがたいね。
2014-09-25 22:56:38猪牙ノ助の爺さんは「荒次郎くんは道理を通し、常に鎌倉公方をたてて来た。その姿勢が、鎌倉公方の信頼を勝ち得たのであろうよ」って頷いてる。
2014-09-25 23:02:26「鎌倉公方は絶対に信じられるお方だ」 荒次郎。お前は鎌倉公方が好きすぎる。知ってるぞ。お前が公方から丸太とかもらってること。
2014-09-25 23:02:55第一、鎌倉公方って、史実の小弓公方なんだよなあ。 あの人史実では国府台合戦で敵に突撃していころされてるんだよね。 今回の戦じゃ止めれる人材居ないし、不安だなあ……
2014-09-25 23:03:54荒次郎は今回の征伐で、留守番の予定だったけど、特に頼み込んで、甲斐との国境近くの津久井城で後方を固めることになった。 負けた時の保険みたいなものだ。正直貧乏くじ。まあ最悪を想定してことに当たるのは基本だし負けた場合、相模が武田の脅威に晒されるんだから、仕方がないんだけど。
2014-09-25 23:10:53次に、状況推移。猪牙ノ助の爺さん側。 扇谷上杉家内の空気は最悪。 これは現当主、朝興さまに反対する前当主朝良さまサイドの大物、曽我の裏切りが明らかになったから。 朝良さま側がパニック気味に江戸太田に使者を寄越して来てた。
2014-09-25 23:12:20でも、これは無理。 この手を握っちゃうと、扇谷上杉を真っ二つに割る大乱一直線だ。 そうなると、「関東の新たな秩序」の名の下まとまっている鎌倉公方体制自体を否定することになる。
2014-09-25 23:14:59