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先日論じた、スーパーマンのヘリコプター救助の分析。togetter.com/li/727357 鉄の堅さ、重さを表現するにあたって欠かせないのは、軋み感。
2014-10-05 08:08:05先ほど分析した『坂の上の雲』の発砲シーン。どーんと発砲した直後に、側砲をま近から撮ったカットが挟み込まれる。鉄の固まりである大筒が、きゅるると後退するところ。これを挟むことで旗艦・三笠の砲弾がどんなに大きくて重みがあるかが体感で伝わり、そしてスワロフ前甲板着弾に係る。
2014-10-05 08:11:48まず試し撃ち方のカットつなぎを分析します。第一発です。「よーい、てーっ!」 pic.twitter.com/oBmcsqFKIi
2014-10-05 08:17:12発砲。ここはヘリコプターからの空撮風。三笠の向かって左に回り込む感じで撮影。むろんCGですが。 pic.twitter.com/elxlt6R39s
2014-10-05 08:18:54ロシア側、慌てだす。このあと慌ただしいスワロフ艦内のカットが続いていきますが省略。 pic.twitter.com/N17emZpV4W
2014-10-05 08:21:33三笠艦橋。「よーい、だーんちゃく!」 pic.twitter.com/bT9LdBBRTf
2014-10-05 08:24:24スワロフの上を弾が通過するのを、艦長らの体の向きで表現。 pic.twitter.com/qWvmKNyof0
2014-10-05 08:26:33弾は海面に着弾。スワロフまでの距離を三笠(つまり発砲者)側がやや多めに目測していたことがこれで判明します。 pic.twitter.com/IPta2BXE5i
2014-10-05 08:28:23ここまでが第一発つまり試し撃ち方です。三笠の黒光りする砲のどアップのカットがここまでは挟まれていないことに留意してください。
2014-10-05 08:29:44「装填よーし」 先ほども同じ構図(でしたか?)のカットがありました。つまり二度目です。見る側も「ああ二発目なんだな」とこの同一構図から理解する。 pic.twitter.com/VrHnYoTHVg
2014-10-05 08:34:09同じ構図のカットが再度出てくるわけです。すると前回ほど緊迫感がでない。二度目ですからね。ただそれは計算の上です。なぜ緊迫感が前ほど出ないとわかっていてこれを挟むか?それはですね…
2014-10-05 08:35:31お、今度は新構図です。砲を至近距離から撮影。 pic.twitter.com/19R5TRk2OA
2014-10-05 08:36:52主砲です。先ほどの砲は側砲つまり船の胴体についている砲なのでこれとは別物なのですが、このつなぎだと感覚的には同一のものとして認識されます。それもむろん計算の上でのつなぎ。ちなみにこの主砲、ゆっくり右に回りながら砲も角度を変えています。 pic.twitter.com/tpI7Pg3yH7
2014-10-05 08:39:41途中数カットとばします。そして第二発発砲のカット。 pic.twitter.com/lyOClca3ko
2014-10-05 08:40:53側砲がぐぐっと後退。これは一発目のときになかったカットです。つまり二発目発砲シーンでは、三笠の砲がいかに化け物であるかを強調するのを演出の主眼に置いているわけです。一発目シーンは手際の良さ、チームワークの良さの強調が主眼でした。 pic.twitter.com/GQHltju8za
2014-10-05 08:43:49この後「当たれー!」と目を凝らす艦橋のカットがいくつか続き、そしてスワロフ着弾がきます。 pic.twitter.com/2D8YweMjNv
2014-10-05 08:46:45二発目発砲直後のカット、もう一度見てみましょう。 pic.twitter.com/7lwRRT2Sm8
2014-10-05 08:47:37これが、スワロフ着弾に係ってきます。化け物めいた砲で、とんでもない重量級の弾を撃ちだしていることを見せて、そのおかげでこの着弾カットに重量感が出ます。 pic.twitter.com/Xtjq32fHE5
2014-10-05 08:49:39ビル屋上のガードレールがヘリコプターの重量を支えきれず折れてしまい… pic.twitter.com/Mef41ZvxxG
2014-10-05 08:50:51しかしながらスーパーマンが空中で片手キャッチ。 pic.twitter.com/hZv3ur5biw
2014-10-05 08:51:22