艦これのメディア展開によるイメージ固定への危惧

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

創作上の兵器の中でも、とりわけ軍用艦艇については、作者の知識や好みが大きく反映されているような気がする。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

たとえるなら、仮想戦記での大和が各々異なっているようなもので、それ自体作品の、作家の個性として表れているものなのだ。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

史実に沿った架空艦があり、理想を追求した架空艦があり、絶対的な武力の塊と化した架空艦がある。 それら全てが作者にとっての軍用艦艇であり、彼らの描くフネである。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

さて、艦これの場合はどうだろうか。 彼女達もれっきとした軍艦であり、名前が与えられ、容姿も明確になっている。 性格や装備の外見もおおよそ決定づけられているが、肝心の物語はあえて与えられていない。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

この『中身』を与えるのが角川であり、ノベライズやコミカライズの作者達であり、そして私達プレイヤーと二次創作関係者である。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

物語を考えるにあたって、艦娘自体の設定は制限を持たない。 作者の考え方ひとつで、彼女達は艦の化身にもなるし、特別な力と邂逅した普通の少女にもなる。 海面を滑るように進もうと、波を掻き分けて歩もうとなんら問題はない。 公式がどう描こうと二次創作が従う必要はないのである。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

映像化にあたって艦娘のイメージがある程度固まってしまうという危惧はある。 しかしながら、そうも悲観的に捉える必要はないのではないだろうか。 現に、公式のノベライズ、コミカライズでさえ作品ごとの設定の隔たりは存在しているのだ。 それならアニメと食い違おうと、気に病むことはない。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

つまるところ、艦これの二次創作は、決して公式の『if』でなくても良いのだ。 もちろん公序良俗を外れた作品は歓迎されないが、真っ当な作品であれば相違を指摘する事自体ナンセンスだろう。 おおいに胸を張って、創作に励めばいいのだと私は考えている。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

読む側も、決して公式という存在にこだわることなく、各々の世界観を愉しめばいいと思う。 『公式と違うから変更しろ』などと叫ぶのはみっともない行いだ。 作者の世界や設定を理解した上で、他との比較に囚われず冷静に評価すればいい。

あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

・・・あえて言うほどのことでもないかもしれない。 けれども、ユーザーの発想に半ば委ねられたコンテンツで、公式が出したモノこそ正義と断じられるべきではないだろう。 その辺りでの過ちをユーザー自身が犯さないよう、前もって肝に銘じておくべきだと思う。