「性規範」の自己植民地化　　売春・ＡＶは「従属理論」で語り尽くせるか

倉沢 繭樹 @mayuqix

その反動が現在の「変態的」セックスメディアの氾濫に影響しているのではないでしょうか。「性の解放」を日本的文脈で言うなら、西洋お墨付きの春画はもちろん、「稚児・衆道、夜這い文化」等も称揚されるべきで、そうした「伝統」を取り戻すことが日本の「性の解放」でしょう。

倉沢 繭樹 @mayuqix

現在のセックスメディアの氾濫は、言わば近代化した日本の「下半身」です。植民地主義の「理不尽さ」を正さず、それを内面化して一体化することで、自己の精神的安定と正当化をはかることを「自己植民地化」と呼びます。「性規範」の自己植民地化が表れている点で、とても興味深かったです。

倉沢 繭樹 @mayuqix

暴力・強制が伴うような人身売買的な組織的管理売春は当然規制されるべきでしょうし、貧困や環境により余儀なくされて性を売る女性に対しては、支援がなされ、他の仕事に就く機会が与えられるべきだと思います。

倉沢 繭樹 @mayuqix

その意味で、「性の商品化」には反対です。しかし同時に、その前提にも反対です。「総論反対、各論賛成」とでも言えるでしょうか。

倉沢 繭樹 @mayuqix

鈴木涼美氏にＡＶ出演の動機を尋ねれば、何かそれらしい答えが返ってくるかもしれません。それを「わかりやすい物語」として語ることもできる。しかし、それですべてを語り尽くせるのでしょうか。言語化できない「不条理」を抱えて生きているのが人間なんじゃないのか、と僕などは思います。

倉沢 繭樹 @mayuqix

「『良い社会になっても幸せになれない』のはなぜか。ハイデガーによれば僕たちが理性的な存在だからです。理性的だから『ここではないどこか』があることを知らないわけにいかず、『ここではないどこか』を夢想するしかない。ハイデガーはそれを『エクスタシス（脱自）』と呼びます」（宮台真司）。

要 友紀子☂️ @kanameyukiko

セックスワーカーの支援・人権とか、ネガティブイメージ、ひたすらそれに応えることが続くのかと思うと萎える。セックスワークも性もセクシュアリティも、貧困や男女格差やわいせつやなんやの話多すぎ。本来、性は人間関係のダイナミズムの話です。もっとそういう話とかしませんか。