きけゆとりたちのこえ

政治家のみならず、日本の大人は責任転嫁が大好きだ。そして、それは昔から変わっていない。かつての大戦も、今の日本の現状も。カタチばかりの平和教育に拘泥し、本質的に「何が」いけなかったのか、「何が」悪かったのか。ソレを教えようとはしない。臭いモノに蓋をする、この風習がなくならない限り、日本人は決して「学ぶ」コトはしないだろう。ダレも「わだつみのこえ」も「ゆとりのこえ」も聞こうとはしない、若者の殺される国、日本。
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Sor @Sor753

耐えてくれ、ローレライ。おれたち大人が始めたしょうもない戦争の痛みを全身で受け止めて、行く道を示してくれ。この世界の戦をあまねく鎮めるために。いつか、悲鳴の聞こえない海を取り戻すために――。 ――福井晴敏『終戦のローレライ』より

2010-11-27 12:28:18
Sor @Sor753

1945年8月15日。日本の歴史を語る上で欠かすコトのできない出来事が起こった。

2010-11-27 12:28:46
Sor @Sor753

ポツダム宣言の受諾。1941年12月7日からおよそ4年もの年月に渡り続いた、長き戦争が幕を閉じた時であった。戦闘員、民間人含めの日本人の死者数約240万人。

2010-11-27 12:29:03
Sor @Sor753

そして、その犠牲の多くは未来ある若者たちであった。彼らを何を想い、何を感じ死地へと赴き散っていったのであろうか。

2010-11-27 12:29:10
Sor @Sor753

母チャンが私をたのみと必死でそだててくれたことを思うと、何も喜ばせることができずに、安心させることもできずに死んでいくのがつらいです。 ――『きけわだつみのこえ』より抜粋

2010-11-27 12:29:24
Sor @Sor753

祖国に想い人を残し、祖国のために散ったのであろう。彼らに罪はあるのか。

2010-11-27 12:29:36
Sor @Sor753

「祖国のために」と意気込む彼らに何らかの過ちがあるのか。

2010-11-27 12:29:42
Sor @Sor753

幼き頃より「祖国のために」と言われ育ってきた彼らに、「祖国のために」と言いながら生きてきた彼らに、非難される謂れがあるのだろうか。

2010-11-27 12:29:48
Sor @Sor753

「私のお父さんは、何故あのようなつまらない戦に行って死んでしまったのだろう。犬死をしただけではないか・・・」と。 →

2010-11-27 12:30:05
Sor @Sor753

←この言葉を聞いた私の胸は、死んだこの娘の父の魂の念(おも)いに想いを致し、締めつけられるように、又張り裂けるように痛んだ。我が子にこのような思いをさせている父の魂の泣き叫ぶ声が聞こえるようであった。→

2010-11-27 12:30:32
Sor @Sor753

←如何に盛大な慰霊祭が催されようとも、どのような高僧の読経があげられようとも、この父の魂を慰めることは出来ないと思った。 ――岡本次郎『靖国の魂達 戦後の風潮(http://www.senyu-ren.jp/SOUL/11.HTM)』より

2010-11-27 12:30:40
Sor @Sor753

彼らは幼少より正しいと、絶対だと、教えられたコトに忠実に生きたのだ。

2010-11-27 12:30:49
Sor @Sor753

人を作るのは「生まれ」ではない。人を作るのは「環境」である。

2010-11-27 12:30:54
Sor @Sor753

いかなる人と出会い、いかなる物と接し、いかなる出来事を経験し、いかなる過去を学び、いかなる未来を描くか、それが人の今を作るのだ。

2010-11-27 12:30:59
Sor @Sor753

彼らを戦地へと飛び込ませ、赤き花を咲かさせたのは、しょうもない戦争を始めた大人たちであり、大人たちが彼らに植えつけた、下らない価値観に他ならない。

2010-11-27 12:31:06
Sor @Sor753

大人にとって、子供とは支配の対象なのだ。

2010-11-27 12:31:12
Sor @Sor753

なぜ、大人は子供を支配しようとする?

2010-11-27 12:31:18
Sor @Sor753

それは、大人にとって子供は恐怖だからである。 人は大人になるにつれて常識を学び、ルールを覚え、秩序を作っていく。

2010-11-27 12:31:24
Sor @Sor753

ところが、常識もルールも秩序も何も知らない子供はそれらを破壊する存在でしかない。だからこそ、大人は子供を支配しようとするのだ。自らが作った秩序を守るために。

2010-11-27 12:31:30
Sor @Sor753

太平洋戦争の場合は、大人が作り上げた大日本帝国という秩序のために、子供は徴兵されたのである。

2010-11-27 12:31:35
Sor @Sor753

我が国民は今や大きな反省をなしつつあるだろうと思う。その反省が、今の逆境が、将来の明るい日本のために大きな役割を果たすであろう。それを見得ずして死ぬのは残念であるが致し方ない。日本はあらゆる面において、社会的、歴史的、政治的、思想的、人道的の試練と発達とが足らなかった。→

2010-11-27 12:31:49
Sor @Sor753

←万事に我が他より勝れたりと考えさせた我々の指導者、ただそれらの指導者の存在を許して来た日本国民の頭脳に責任があった。 かつてのことき、我に都合の悪しきもの、意に添わぬものは凡て悪なりとして、ただ武力をもって排斥せんとした態度の行き着くべき結果は明白になった。→

2010-11-27 12:32:15
Sor @Sor753

←今こそ凡ての武力腕力を捨てて、あらゆるものを正しく認識し、吟味し、価値判断することが必要なのである。これが真の発展を我が国に来す所以の道である。 ――『きけわだつみのこえ』より抜粋

2010-11-27 12:32:27
Sor @Sor753

「きけわだつみのこえ」の最後に掲載された京大生の手記である。

2010-11-27 12:32:36
Sor @Sor753

戦後、アメリカより民主主義を輸入し、その憲法の三つの柱に

2010-11-27 12:32:42