図書館での出会い002

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御曹司 @applex004

@applex002 「アハ♡小鳥チャン発見!今日も難しそうな本読んでるんだネ?」図書館に行けば目を引く白い少女見つけ、向かいの席に腰を下ろした。

2014-10-13 21:24:24
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 降り注いだ声に視線を上げるも相手の姿を見れば無言で再び文字を追い始める。「……本は海よ、知識の海。無知な女性が好まれる国は発展が遅いの。レディたるもの博識でなければならないわ」

2014-10-13 21:29:37
御曹司 @applex004

@applex002 「ふぅん、難しいコト考えテるんだネ」興味なさげに言いつつも、相変わらずにこにこと相手を見つめている。「女の子っテもっと、今日はこんな素敵なお洋服を買っテ嬉しかっタとか、美味しいアイスクリームを食べテ幸せだっタとか、そういうコト考えてる方が素敵だと思うケド」

2014-10-13 21:35:55
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 相手の言葉にムッと顔をあげる。「わたしだって年がら年中そんなこと考えてるわけじゃないわよ。ただ、ここは図書館で本を読むところってだけ。そういうあなただって、ロシア語を嗜む程度には博識で二日続けて図書館で会うくらいには本が好きなのでしょう?」

2014-10-13 21:43:05
御曹司 @applex004

@applex002 「アハ♡ボクはそんなに高い意識でココに来る訳じゃないんダけど……。それじゃ、アイスクリームは好き?」

2014-10-13 21:50:10
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「ええ、嫌いじゃないわ」相手の意図がわからず素直に答えながらも首を傾げた。

2014-10-13 21:58:41
御曹司 @applex004

@applex002 「アハ♡良かっタ!すぐ近くにとっても美味しいアイスクリームのお店があるんだ!すっごく可愛いお店だからボク一人じゃ入り辛くっテ♡」少女の返事に嬉しそうに笑うと立ち上がって少女に手を差し伸べる。

2014-10-13 22:05:39
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「ちょ、ちょっと!まさかこの流れでアイスクリームを食べに行く訳じゃないわよね?」男の行動に驚くもすぐに呆れたように息を吐き。「お断りよ、わたしまだこの本を読み終えてないもの」

2014-10-13 22:09:53
御曹司 @applex004

@applex002 「本は昨日も読んだデしょ!おいで、ホラ♡」広げられていた本を閉じてしまうと少女の手を引いて立たせる。「本は明日も読めルけど、アイスクリームは売り切れちゃウ♡ネ?」御構い無しに手を引くと出口へと少女を引っ張った。

2014-10-13 22:13:18
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「ちょっ、冗談でしょ!?なんでわたしがあなたなんかと…!こら、話を聞きなさいったら!」引き摺られる形で図書館を去る少女と男の姿を呆気にとられた他の利用者たちが不思議そうに見送っていた。

2014-10-13 22:20:50

御曹司 @applex004

@applex002 近くの広場には沢山の野外販売のテントが張られている。その中でも沢山の列を作る一つの店に少女を引いていく。「わー、もうすごい列!来テ、店員サン知ってル子だから順番オマケしてもらお♡」

2014-10-18 22:39:46
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「わかったから、いいわよそんなことしなくて。それくらい並んで待つったら」強引な男に半ばあきらめつつも、それだけ評判なら食べてみたいという気持ちもあり大人しく最後尾に着き

2014-10-18 22:47:03
御曹司 @applex004

@applex002 「そ?良かっタ。ボクにとってはキミと長く一緒に居られル口実ができタ♡」にこりと子供のように目を細めて笑い

2014-10-19 20:55:37
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「あなたは不思議な人ね。全てが"意外"と言うよりはなんだか納得してしまうもの」隣で微笑む男を見上げながら呆れたように、しかしどこかつられたようににこりと微笑み

2014-10-19 21:06:02
御曹司 @applex004

@applex002 「エ、ソレってどういう意味?喜べばいいノ?」きょとんと首を傾げ

2014-10-19 21:10:59
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「甘いものが好きと言われても、こういう…庶民の店に詳しくても全く意外だと感じないもの。ふふ、好きに受け取ればいいわ」

2014-10-19 21:13:22
御曹司 @applex004

@applex002 「アハ♡似たニュアンスのコトは良く言われルけど、そんなにはっきり言われたのは初めテだヨ」くすくすと喉を鳴らし「だけどキミは意外かナ?もしかしたら怒って帰っちゃうかナって、少し不安だったんダ」

2014-10-19 21:24:08
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「本当よ!確かにびっくりしたわ。……ふふ、でも予定にないことが起こるのは嫌いじゃないわ。毎回は勘弁してくださると嬉しいけどね」肩を竦めて言いながらも表情は穏やかなままで。「ほら、もう順番が来たみたいよ」

2014-10-19 21:44:57
御曹司 @applex004

@applex002 「ハァイ、ヴィゴ」順番が来ると店員の知った顔の子が声をかけてきた。「やぁ!元気?」「まぁまぁよ。…随分可愛らしいお姫さまとデート中なのね?」隣の少女を見遣りくすくすと笑う彼女に曖昧な笑みを返す。少女の反応を伺う為にちらりと横目を向けた。

2014-10-19 21:59:05
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 小馬鹿にしたような店員の女性の態度は嫉妬か、自尊心を守るためか。内心でため息をつくとふわりと綺麗に微笑んだ。「…そうなんです。こちらの親切なお兄さんに教えて頂いて、とっても美味しいってお話だったからどうしても来てみたくてワガママを言って連れて来てもらったの」

2014-10-19 22:14:47
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「ふふ、だけどどれも美味しそうで迷ってしまうわ。貴女のお勧めを頂けるかしら、綺麗なお姉さま!」

2014-10-19 22:15:05
御曹司 @applex004

@applex002 (……へぇ?)気の強い少女のことだ、冷たくあしらうのかと思えば処世術には長けているらしい。「あら、ほんとに可愛い子!それならオマケで三段にしてあげるわ、小さなお姫さま。ヴィゴが変なことしたらすぐに言うのよ?」褒められたことに彼女はすっかり上機嫌だ。

2014-10-19 22:31:41
御曹司 @applex004

@applex002 「ええー、そんなコトしないヨ。それに、"小さなお姫サマ"じゃなくテ"大切な人"だヨ」ネ、と少女に片目を瞑って見せ

2014-10-19 22:31:48
シャオイー(小伊) @applex002

@applex004 「……っ、そうするわ!ありがとう、お姉さま」男の言葉にいくらか思うところがあったものの敢えて無視を決め込むと、女性の店員からアイスを受け取り満面の笑みを見せた。

2014-10-19 22:42:19