フォロワーさんの好きな要素を可能な限り詰め込んだショートストーリーを書いた結果

碌星らせん（ろくせい・らせん） @dddrill

メルトダウンの危機は、去った。アーサー達の姿も、もうそこには無い。「お前、生きてたのか！」「ああ、このニンジャが出て殺す！な小説を胸ポケットに入れていたからな！」急性ＡＲＳから解放されたロンドンの路地は、再び元の喧噪を取り戻しつつある。アーサー達は、何処へ行ったのか？ 38

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「いい眺めー」ロンドンを見下ろす巨大観覧車の上。常人には到達しえぬその場所に、二人の少女は居た。「そんなことより、これから……どうすんだ？」とジャック。「私、アーサー王を目指すよ。私なりのやり方で」とアーサー。 39

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「また、今日みたいなことがあるかもしんねぇぞ？」「その時は、よろしく！」「オイ！」二人の少女は笑い合う。幾千年を経ても、ブリテンの王はまだ決まらない。 でも、とアーサーは思う。それで良かったのかもしれない。一人ぼっちの王様よりも。誰かと笑いあえる方が、きっと幸せなのだ、と。 40

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……やがて、彼女こそが最後のアーサー、アーサー・ジ・アーサーとなり、幾多の流血の果てに遂にブリテンの戦乱に終止符を打つことになるのだが……それはまた、別の話である。 41

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◆ジャック・ザ・リッパーVS原子力ゾンビ◆完◆