「日本国際交詢協会」による『フランス・海外向け、コンテンツ伝播研究会』の発表実況post
続いて、「ディストリビュータ・エディタ」について。エディタとは日本の版元から版権を買い取り、翻訳/デザインを行う事業者のこと。ディストリビュータとは、流通を行い、フランス国内へ販売を行う事業者のこと。
2010-11-27 15:27:13質問:海賊版の話。海賊版はどこで作られているのか。回答「やはり中国から流れてくるものが多い。フランスに入っている中国製品は、一旦ドイツやアメリカに流してそこからフランスに「米国から」として入ってくる。
2010-11-27 15:31:00海賊版はアニメのDVDだけに限らない。公然の秘密という感じで、アンタッチャブルな存在がいることは、フランスの一般人もわかっている。
2010-11-27 15:31:52表現規制について。児童ポルノについては、フランスの法律で禁固10年の刑。過去に、出版社が罰せられた事例もある。どこまでまずいか?出版社の自主規制について、ちゃんと定まっていない感じがある。
2010-11-27 15:35:58ナチスの表現は駄目で、ベルセルクも潰されている。ゲームは年齢制限かけていて、内容をちゃんと表示している。年齢も細分化されていて、3歳から18歳まで計6段階。
2010-11-27 15:37:55ナチスの表現規制について。例えば、ヘルシングは平然と出版されている。ナチスが全部駄目ということではなく、ナチスを肯定するようなものが駄目。ナチスが悪者として描かれているものに関しては通るとのこと。
2010-11-27 15:40:03フランス人の所得について。平均で約300万円。日本の平均は450万円なので、日本よりは手取りとして低いように見受けられる。税金について。消費税は19.6%。
2010-11-27 15:55:08所得税に関しても日本よりも多く取られる。「フランス人金無い」という認識は正しい。では、どうやってフランス人が生活していくのか?企業が発行するクーポンで意外に遊べたりして、それで生活できたりする。なぜフランスの企業はそんなことをするのか?自国を守ろうという意識がある。
2010-11-27 15:57:46フランスにも「小遣い」という制度はある。7−10歳で40%強もらっている。金額は10−15ユーロ。ただし、フランスでは母の権限が強いため、「お母さんが買っていいと言わないと買えない」状態。
2010-11-27 15:59:27なぜそんなことになるのか?フランスでは12歳以下の場合、多少の時間でも親または大人の保護下から子供が外れた場合、最悪親が逮捕されることがある。
2010-11-27 16:00:23jobとは・・日本でいうとバイトに近いもの。三ヶ月ほど休みが取れる夏休みにのみ働くというスタイルが多い。やはり、若者もお金が無い。「フランス人がケチ」とよく言われるが、「ケチなだけ」ではない。
2010-11-27 16:02:27自分が大切に思うものに関してはお金を出すが、妥協はしない。自分にとって100%満足した商品でないと購入しない。「フランス人=名古屋人説」。
2010-11-27 16:05:19認知しているアニメ/漫画の比率。「涼宮ハルヒ」という名前を知っているのが3割満たない。「ネギま!」に関しては、女性の認知率が6割超える。ダントツに高いのはエヴァ。男性に関しては8割を超える。
2010-11-27 16:09:28認知している日本の言葉について。「かわいい」と「コスプレ」が群を抜いている。ちなみに注意として、昨年2月にマルセイユ(ちょっと田舎)で取ったものなので、現在の最新のデータとは離れている可能性がある。
2010-11-27 16:11:10好きな作品の傾向。漫画好き層・・男性=かっこいいものに憧れる。女性=かわいいものに憧れる。オタク層・・男性=萌え系の比率が多い。女性に関しては上記層と変わらず。生活に関して、漫画好きは漫画を楽しんでいるが、与えられたもので満足している。オタク層は情報の収集能力が高い。
2010-11-27 16:19:26何故日本とフランスは異なる状況になっているのか。「日本とは異なるタイプのイベントの存在」、「フランスにある漫画・アニメ系ショップの存在(扱っている品、商品知識)」。店員が同人誌を知らない場合もある。
2010-11-27 16:21:18フランスの同人ブースで販売されているもの・・書籍(同人誌)は少ない。あったとしてもコピ本。なぜか。印刷所が1000部からでないと刷ってくれないといった状況。チラシは、5000枚で3万五千円かかる。日本だと安いところなら半額でできる。つまり、印刷業者の問題がある。
2010-11-27 16:23:00