グルーヴ以前に音量に対する感覚を身につけなきゃまともな演奏もアンサンブルも出来るわけがない。いつでもどこでもたとえ耳元でも大声で叫び続ける人と会話しようと思わないでしょ。
2014-10-15 20:30:06比較的音量に敏感なジャズミュージシャンも、ドラムに関してはシンバルがうるさくてバスドラが聴こえない人が多い。まともに聴いてられないパターン。
2014-10-15 20:30:25クラブミュージックがなぜ多くの人の心と身体を踊らせるのか、楽器演奏家はよく考えてみたらいい。まあ家庭で聴いてちょうどいいくらいのバランスなんで、実際クラブの大音量だと低音強すぎるときは多々あるけどね…。
2014-10-15 20:30:41理論系の書籍のいくつかには『音楽教育を受けていなくても、誰でも曲のキーを当てられる』という事が書いてあるが、実際そうでもない。幼稚園、保育園からシンプルな歌を学び、義務教育でドレミファソラシドを習う日本人でも“キーの音”がわからない人は結構いる。
2014-10-15 20:32:49自主的に音楽をやっている人たちは驚くだろうけどレッスンでもセッションでもキーがわからない人には多く出会う。音を聴いて、自分で出してみて、それが『合っているか』の判断が出来ない。『キーもわからないようなら音楽は止めた方がいいよ』なんてことは無い。知識と意識で誰でも乗り越えられる壁。
2014-10-15 20:33:20キーの音がわかり、ダイアトニックの知識があればこんな風に音楽を捉えることも出来ちゃう。私のレッスンで生徒に身につけて欲しい目標のひとつ。ある意味これが主軸。 『ナンバーシステム その1 』fsworkshop.blog.fc2.com/blog-entry-56.…
2014-10-15 20:33:33ある程度に達するまでに結構時間がかかるから、幼い頃から(一生懸命)やってる人は上手くなって当然。子供の方が覚えるのは早いし。それをいちいち天才云々いうのはなんか違うと思うな。彼らは頑張っただけなんだよ。
2014-10-15 20:34:16限界値は人によって違うから、誰もがトップクラスの演奏家になれるとは思わない。しかし音楽には数えきれないほどの“方向性”があるし、トッププロがすべてを持ってるわけじゃない。大人になってから音楽をはじめても、憧れの演奏家を超える部分のひとつやふたつ出てくるんじゃないかな。
2014-10-15 20:34:28ッションワークショップはセッションのやり方そのものに焦点を当てています。楽器の上手い下手やグルーヴには言及いたしません。特定の曲も一切使わず、もちろん譜面もつかいません。目と耳と頭を使います。
2014-10-15 20:35:15リズムといえばまず『合っているか合っていないか』について言及されるだろう。その次は『どのくらい合っているか』になってくる。これは基準に対してどのくらい前後するかということ。さらに別の方向性としては、リズムを無視するというものもある。
2014-10-15 20:35:23あくまでバックに流れるリズムを聴き取り感じながら、その内側と外側を行き来する。ポリリズムやらスリップビートとは全く別物。ソリストなら積極的に使っていいと思うテクニックだが、今どきのミュージシャンはとにかく『当てはめる』ことばかりに注力しているような気がする。
2014-10-15 20:35:36とあるジャズミュージシャンが『ルートと5度を弾いたらジャズじゃなくなる』と書いていたのもある意味衝撃を受けた。完全にジャズを勘違いしている。これで『なぜジャズは売れないんだろう?』なんて言い出したらホンモノである。
2014-10-15 20:36:22複雑な音使いのスケールは覚えるのがそもそも大変なんだけど、進行に合わせて並べるだけでそれなりに上手く聴こえたりする。ペンタは覚えるのは簡単だけど並べるだけではなかなか良くは聴こえない。
2014-10-15 20:36:46メジャーペンタへの苦手意識というのはやはり、上手い使い方をしている音楽をあまり聴いた事がないというのが主因だと思う。音程そのものはマイナーペンタと全く同じだし。そもそもスケールやコードの歴史を追って行くとメジャーペンタに辿り着いちゃうくらいの基本中の基本。
2014-10-15 20:37:00音楽に慣れてなくてもちゃんと協和音に聴こえる『ルートと完全5度』の関係。これを積み重ねて1オクターブ以内に並べ替えると出来るのがメジャーペンタ。スタートの音を変えればマイナーペンタ。弦楽器奏者はハーモニクスを使ったチューニングでも簡単に導き出せるわけです。
2014-10-15 20:37:12いつも全体を見渡すようにしていれば、自然と構成を作る能力は身につくはず。曲を使わないセッションでも、リフ、イントロ、ソロ、エンディング、それぞれに構成を持たせる事が出来る。最終的にはそれらをまとめて全体の構成も作れる。
2014-10-15 20:37:39ある程度音数が出せるようになれば、とりあえず弦楽器ならマイナーコンバージョン的手法に誰もが一度はたどり着くんじゃなかろうか。やっぱり一番難しいのは、少ない音数で音を選んで弾くという方法だ。音楽の耳がないと出来ない。
2014-10-15 20:38:03リズムを理解しているかどうかは、テンポを落としていくとよくわかるね。速くして追いつけるかどうかは慣れと身体技術次第。
2014-10-15 20:39:11使わなさそうで意外と重要なのがクロマチックスケール。止まらずに弾き続ければどんな進行にも当てはまってしまうというある意味最強の音階。止まる音の選択にはちょっとテクニック(知識と耳)がいるけども。
2014-10-15 20:39:34スケール&コードに関する音楽理論は『どの音を使って良いか or 使ってはいけないか』が主な研究対象だが、突き詰めてしまえば『カッコ良ければいつどんな音を使ってもOK!!』ということになる。
2014-10-15 20:40:01とはいえ過程をすっとばして最初から『どの音使ってもいいだろ!』という人の演奏はまず間違いなく不協和音になる。これが面白いところね。
2014-10-15 20:40:06パーカッションはどの音楽でも"飾り"だと思われがちですが、ちゃんと使えば流れを変えたり展開を作ったりが出来るようになります。
2014-10-15 20:40:28セッションに限らず、流れを変えたり展開を作ったりするには『音量のコントロール』と手持ちの『リズムのネタ』がものをいいます。
2014-10-15 20:40:36リズムのネタというのは別にドラマーが使う様な複雑なフィルの事ではありません。例えば『拍頭でバーンと音を出して小節まるまる伸ばす』というのもリズムのネタのひとつです。基本のビートに乗せて弾くか弾かないかを選択するだけで、空気は激変します。
2014-10-15 20:40:43