2014/10/17 シンポジウム早稲田からヘイトスピーチを考える

第一部の安田浩一さん講演をまとめました。
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りべるたん @libertine_i

【今日だよ】シンポジウム 早稲田からヘイトスピーチを考える 第1部 安田浩一さん講演「ヘイトスピーチとはなにか」 第2部 7.6事件の経過報告と会計報告 第3部 共同討議 ヘイトスピーチ・カウンター・政治的逮捕 とき:10月17日(金)18時~ 場所:早大16号館305教室

2014-10-17 11:07:49
りべるたん @libertine_i

【シンポ会場マップ】 日時:10月17日(金)18時開場 場所:早稲田大学16号館305教室 ※西門から入るとすぐ左側の建物が16号館です。中央図書館側の北門から入るとすぐ左には15号館がありますが、16号館はその奥の建物です。 waseda.jp/jp/campus/wase…

2014-10-17 13:08:04
りべるたん @libertine_i

「シンポジウム 早稲田からヘイトスピーチを考える」、21時近くまでの予定です。 第1部 安田浩一さん講演「ヘイトスピーチとはなにか」 第2部 7.6事件の経過報告と会計報告 第3部 共同討議 ヘイトスピーチ・カウンター・政治的逮捕

2014-10-17 18:59:58
まつおか えり @osomatu_san

シンポジウム始まりました。第1部は安田浩一さん基調講演「ヘイトスピーチとはなにか」です。

2014-10-17 18:29:53
まつおか えり @osomatu_san

安田「私は週刊誌の記者をやっていました。今日はなぜこの問題にかかわるようになったかについてお話します。 私にとってきっかけとなる2つの出来事がありました。2つとも中国人労働者がかかわる事件です」 moby.to/afs40n

2014-10-17 18:33:45
まつおか えり @osomatu_san

安田「今世紀に入ってから中国人労働者が多く日本に移住するようになりました。この人たちは実習生という肩書きで、技術移転という目的をもって来ています。技術を覚えて3年経ったら国に帰ってくださいという話ですが、内実はめちゃくちゃなんです」

2014-10-17 18:35:33
まつおか えり @osomatu_san

安田「日本の伝統技術、磁場産業ー例えば今治のタオル、北海道の水産加工を担っているのはほとんど中国人です。労働者が実習生という肩書きで働いている。『実習生』という名目だから、労働法が適用されないんです」

2014-10-17 18:38:08
まつおか えり @osomatu_san

安田「中国部の農村部でかき集められて時給300円、休みは月1日といったことも珍しくない。中には携帯禁止、恋愛禁止を掲げているところもある。 こうした実態を週刊誌でスキャンダラスに取り上げていました。そのなかで2つの事件がありました」

2014-10-17 18:39:42
まつおか えり @osomatu_san

安田「1つは、養豚場で働いていた中国人労働者が2006年に起こした事件です。彼は経営者に『給料をあげてほしい』と訴えましたが、経営者は受け入れ機関の人間を呼んで強制的に国に送り返そうとした。事態を知った彼は経営者ともみ合いになり、受け入れ機関の人間をナイフで刺した」

2014-10-17 18:43:06
まつおか えり @osomatu_san

安田「彼は殺人として罪に問われることになりました。そのことを記事に書いたものの、なぜ中国人を擁護するとかという苦情が読者から多数寄せられました」

2014-10-17 18:44:02
まつおか えり @osomatu_san

安田「それから半年も経たないうちにまた同じような事件が起きるんです。栃木県で働くことになったある中国人労働者が寮に歩いて帰る途中、職務質問にあった。他の職場から逃げてきた彼は事情がばれると強制送還になってしまう。逃げた彼を1年目で20歳だった警察官が銃で撃った」

2014-10-17 18:48:20
まつおか えり @osomatu_san

安田「その裁判が2007年に宇都宮地裁で行われた。裁判所の外には数十人の右翼が来ていましたが、ほとんどは今日会場にいるようなTシャツにジーンズの普通の人々でした。その人々が『シナ人死ね』とシュプレヒコールをあげていた。なんだこれは?と思ったんですね」

2014-10-17 18:50:21
まつおか えり @osomatu_san

安田「あなたたちは何者ですか?と尋ねると『インターネットを見て集まりました』という。彼らを追いかけていくなかで、人々が在特会と呼ばれる組織に吸収されていくことがわかったんです。2007年1月に会が結成され、すぐに街頭でデモが行われるようになった。今は毎週末行っているわけですね」

2014-10-17 18:53:16
りべるたん @libertine_i

安田浩一さんの講演なう。外国人研修生に頼らざるを得ない日本の低賃金労働の現場で起きた悲劇と在特会との出会い、そこからの取材活動。

2014-10-17 18:53:39
まつおか えり @osomatu_san

在特会が行ってきたデモをまとめたダイジェスト映像を鑑賞中。 moby.to/t8k1ac

2014-10-17 18:56:57
まつおか えり @osomatu_san

安田「映像を見てるとムカムカする。でもこれが現実なんですね。私達の社会はこうしたデモを許している。 このデモは8月に国連委員会で放映され、多くの委員はこれを見てショックを受けました。国際基準では許されないのが当然なんですね」

2014-10-17 18:59:56
まつおか えり @osomatu_san

安田「私はデモが行われるたびにペンとICレコーダーを持って現場に行きます。昨年、大阪の鶴橋に行ったときに同業者である在日コリアンのライターが声をかけてきた。『デモ隊が怖いので安田さんの後についていってかまいませんか?』と。私は彼女の顔がデモ隊にばれて攻撃されることを恐れました」

2014-10-17 19:02:51
まつおか えり @osomatu_san

安田「ですから彼女を背中に隠し、デモ隊と併走しました。ひどいデモでした。朝鮮人は息をするな、二足歩行するな、朝鮮人の女はレイプしても構わない…ひどい言葉がぽんぽん飛び出した。 そうしたデモに1時間付き合った。デモ中、彼女の名前が呼ばれなかったことに僕は安心していました」

2014-10-17 19:04:48
まつおか えり @osomatu_san

安田「彼女に『良かったね』と伝えると、彼女は『何が良かったの?死ねと言われた、息を吸うなと言われた。全部私に言われた。何がいいの?』とポロポロ泣き出した。 それを聞いて、ああヘイトスピーチってこういうものなんだと思った。言葉の暴力なんて生易しいものじゃなく、暴力そのものだと」

2014-10-17 19:07:10
まつおか えり @osomatu_san

安田「こうした形で今なお、ヘイトスピーチを伴ったデモや集会は続いているんです。 いろんなところで、人から『日本もついにこうなってしまいましたね』と言われる。けれどもそれに関しては若干の疑問を持っています。朝鮮人死ね、殺せという言葉は少しも新しくないんですね」

2014-10-17 19:08:49
りべるたん @libertine_i

安田浩一さんが初めてヘイトスピーチに対して怒りを感じた時の話をしています!大阪は天王寺の鶴橋で行われたヘイトデモに参加した時に、ヘイトスピーチは常に被害者を量産する、暴力そのもの、人間を破壊し表現や自由を奪い取り沈黙を強いるものだと感じたそうです。

2014-10-17 19:08:57
まつおか えり @osomatu_san

安田「年配の方ならご存知だと思います。差別はリニューアルにリニューアルを重ねて、現在の形になっている。 なぜこのような形になったかは後半、カウンターの方を交えて話をしたいと思っています。けれども、なぜこうした行為が野放しになっているのかと思い続けてきました」

2014-10-17 19:10:16
まつおか えり @osomatu_san

安田「ヘイトスピーチと私は何度もさっきからつぶやいています。ヘイトとは何か、国や新聞記者ですら押さえ切れてないんですね。ヘイトスピーチという言葉は2013年2月まで一度たりとも新聞に登場していない。愕然とします」

2014-10-17 19:12:08
まつおか えり @osomatu_san

安田「新聞は『ヘイトスピーチ(憎悪表現)』と表記し、憎しみの篭った言葉だけがヘイトスピーチであるかのように報じているんですね。広義の意味でのヘイトスピーチは歴史的、社会的に不利な立場に向けられたマイノリティに向けられてきたものを認識していく必要があります」

2014-10-17 19:14:01