木曾と大井さん05「加賀さんは凄いなぁ」
「夜中にガタゴトうるさいから、やっと気が狂ったのかと思ったら、妹とよろしくやってたのね」 「ちょうどいいところに! 助けてください!」 「? 女同士でしょ? 何が問題あるのかまるで分からないわ。続ければいいじゃない」 クレイジーサイコ空母過ぎる……相変わらずイッちゃってる……
2014-10-16 22:27:42「木曾さん、貴方実の姉妹と関係持つのがどういうことか分かってないわね。ただの百合じゃないのよ、近親なのよ。これはあくまで例え話なのだけれど、実話じゃないんだけど、ほんとフィクションなんだけど、土佐とかいう純粋な妹に手を付けて以来、罪悪感で口数が10%にまで減った空母がいるそうよ」
2014-10-16 22:32:13さすがの木曾もドン引き、攻めの手を休めて大人しく寝るに至りました。さすが加賀さん。でも今度から10メートルくらい離れて話しかけて下さいね。
2014-10-16 22:34:25「なんかホントにありがとうございました。助かりました」 「やめてよ。恩返しをする鶴みたいで気味悪いわ。鶴はもうお腹いっぱいよ」 「……何かあったんです?」
2014-10-16 22:39:40「いえ五航戦の妹の方が、いつまで経っても弓を変な格好で射るから、もっとちゃんと足を高く上げて嘘みたいな姿勢で射るように、と密着して指導したら変な目で見るようになってきたし、それを目撃していた翔鶴さんは目からハイライトを消失、赤城さんもすれ違う度に舌打ちするようになる始末で」
2014-10-16 22:41:31私、変なんです。北上さんよりも木曾にあれこれ世話焼いてあげる方がしっくりくるというか……恋愛感情じゃないのに、放っておけないというか……単なる姉妹愛や母性で片付けていいレベルじゃないというか。大木曾というか。ボイフェムというか。
2014-10-16 22:49:31「しっくりくる? そう。そうね……」 「昼顔ですかこれは。私は罪な女ですか」 「いえ、大体分かったわ」 「えっ」 「私や赤城さんは最前線に出ているとしっくりくるし、天龍さんなんかは、あの性格で輸送任務してると落ち着くらしいわね」 「???」
2014-10-16 22:51:00「大和さんは、あの戦力で引きこもってアイス食べると落ち着くとか。困ったものね」 「意味がよく」 「で、貴方は木曾さんの面倒見て色々教えてあげるのがしっくりくると」 「はぁ」
2014-10-16 22:52:00「まだ分からないの? 別にいいのれだけれど」 「……」 「じゃあ赤城さんの話していい? 今日めっちゃ可愛かった、死ぬほど可愛かった、なんと弓を構え、息をしていた、凄く可愛かった、さらには」 「あっ」 「ん?」 「あー、そっかそっか。そういう訳ですか」 「赤城さんの話?」 「違う」
2014-10-16 22:54:21「あれですか、前世ですか」 「そうね」 史実で前線に出ていた艦娘は戦いに懐かしさを覚え、輸送任務に従事していた者は輸送任務、引き込もりは引きこもると落ち着く。 私、海軍兵学校で練習艦だった時期が約二年ありますもんね。若い子の面倒を見て、ものを教えるのがしっくりくるのも道理。
2014-10-16 22:58:04木曾と並ぶと本物のビアンカップルっぽく見えるのは気付いてます。 「私、年下もボイも興味ないんで」とばっさり切り捨てた筈のあの子が毎日健気にアタックしてきて、気が付いたら弟の面倒を見るような感覚でズルズル交際スタート、みたいな生々しいストーリー浮かぶから事態は深刻。
2014-10-17 14:14:50