カウンターはどういう人達がやっているのか? 山口「色々な組織があるけど、はっきり言って組織じゃないんですよ。ツイッターで呼びかけると、勝手に人が集まる。右も左も日本人も在日も含めて色んな人がいます」
2014-10-17 20:34:30山口「昨年2月、在特会の『お散歩』という嫌がらせ行為を止めようとしばき隊が結成され、僕も行きました。その次から直接的なカウンターが行われていくようになりました」
2014-10-17 20:35:55山口「在特会はすごい被害者意識があって、ちょっとぶつかっただけでもすぐ被害届出すんですよ。去年以前から細々とカウンターをしていく人はいたけど、逆に捕まったりしていた。 だからしばき隊は反権力は掲げず、非暴力路線で行くようになりました」
2014-10-17 20:38:12カウンターの罵声に対して『どっちもどっち』という批判がある。カウンターの大義はどこにあるのか? 安田「僕は記者であると同時に、カウンターであるという意識があります。僕が現場にいると示して頭数になること、また言論活動も含めてカウンターだと思っている」
2014-10-17 20:40:11安田「僕はカウンターは『社会の安心感』だと思っている。カウンターによってデモ隊の憎悪がカウンターに向くようになる。『差別を許さない』という社会の意思表示とあわせて、デモの目的を分散させ、無効化する効果を担っているんじゃないかと思うんです」
2014-10-17 20:42:13安田「クラックや男組だけじゃない。デモに集まるすべての人々がプラカードを掲げ、そこにたたずむことでデモの無効化を果たした役割は非常に大きいと思っています」
2014-10-17 20:43:38A君の弁護をしてくださった酒田弁護士によるカウンターを法的観点から語る。 pic.twitter.com/H3oJQrtcBq
2014-10-17 20:45:23カウンターの法的統制はあるか?どんな根拠づけがある? 弁護士・酒田「言論の自由というのは当然あります。よくヘイトスピーチに対して表現の規制云々ということが言われる。お互いがお互いの言論を言う自由は保障しましょう、というのが今の憲法の基本的な考え方です」
2014-10-17 20:45:53酒田「そのうえで法規制の話が出てくるわけです。暴力をふるうことがカウンターになるべきか、というと難しいところです。けれども正当防衛ということは1つ言えるんじゃないかと思う」
2014-10-17 20:47:29酒田「今、ヘイトスピーチがなぜ規制されないかというと、韓国人を侮蔑してもどの韓国人に言われているかわからないんですね。けれども攻撃対象が個別化・具体化されていくなら、いまの法律の枠組みのなかでもかなり対処できる余地があるんじゃないかと思います」
2014-10-17 20:49:02カウンターの目的はどこにあるのか? A君「目的は簡単で、差別的なデモをさせないということです。けれども、在特会だけがいなくなればいいのか。僕の身近にいるような人達が何気なく差別的な発言をする。そういう日常的なところも含めて変えてくのが、カウンターだと思っています」
2014-10-17 20:51:12カウンターの逮捕について 山口「カウンターのなかには元々ガラが悪い人が多かったんですね。僕も逮捕されたことはある。悪者でいいと思ってます。 でもそんな人達は一部。安全な方法も含めて、色んなカウンターの形を発信していけたらいいんじゃないかと思っています」
2014-10-17 20:56:50自民党ヘイトスピーチPTのなかで出た、デモの音量規制発言について。表現の自由との兼ね合いでどう見ていけばいいか? 酒田「ヘイトスピーチをなんで野放しにするのか、というのは素直な感覚だと思います。ただ一方で、ヘイトスピーチ規制という名目のもとに色んなものが規制できてしまう」
2014-10-17 20:58:46酒田「現場では何がヘイトスピーチかについて、警察官に判断権がある。判断させていいのか、ということまで含めて考えるべきだと思います。 その点、現場で言論でヘイトスピーチを抑え込むというのは、まさに憲法の理念を体現していると思います」
2014-10-17 21:00:22酒田「警察には刑事警察と公安警察という2つの組織があります。前者は見ても、後者を普段目にすることはありません。右翼や宗教団体などを対象にしています」
2014-10-17 21:02:18カウンターを逮捕するのは公安警察。政治的逮捕の背景について、酒田先生。 pic.twitter.com/b3ModgKUIO
2014-10-17 21:05:22酒田「今回逮捕の現場に公安警察がいたのは、彼らに治安が乱れている、その手入れをしなければいけないという意図があったからです。そのためにA君が生贄になった」
2014-10-17 21:05:43酒田「殺人犯1人では国は滅びない、でもテロリストは違う。だからテロリストを壊滅するために闘うんだ、というのが公安警察のロジックです。よく覚えて帰ってほしい」
2014-10-17 21:06:29会場からの質問タイムへ。新宿で起こった事件で、なぜ池袋に家宅捜索が入るのか? 酒田「公安警察の一番の目的収集。情報を集めるためにりべるたんに行きたかったんじゃないかと思います」
2014-10-17 21:14:21カウンターについて。デモの周りにいる人たちにはカウンターが怖いと思ってしまうのでは。渦中にいない人たちにどういうまなざしを持っているのか?
2014-10-17 21:25:25