11/23 SB(シュートボクシング) S-CUP 2010 JCBホール興行 観戦記

2010年11月23日、JCBホールで行なわれたSB(シュートボクシング)のS-CUP 2010の観戦記です。
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高倉仮面 @Masked_Takakura

なんとこのゴングは運営の手違い!ブーイングの中で2R2分経過時点から試合再開となるも、及川は完全に集中力が切れている状態だ。チャンスを逃がしたくないDJがワンツーの連打を浴びせると、及川は再びダウン。及川はダメージは大きくなさそうだが立ち上がる様子もなく、試合はDJの勝利に。

2010-11-27 14:05:15
高倉仮面 @Masked_Takakura

予定時間より早いゴングといえば、井岡弘樹vsナパ・キャットワンチャイを思い出した人も多いだろうね、古~い話だけど(苦笑)。まあ、これは運営側に反省してもらうしかないのだが…。僕はそれよりも、ゴングが鳴った後の及川のやる気のなさそうな態度が気になったなぁ。

2010-11-27 14:05:34
高倉仮面 @Masked_Takakura

ダウン直後の出来事だから意識が朦朧としていたのかもしれないけれど…。今日は梅野、宍戸、金井といった日本人王者クラスの選手が敗北しているのだから、ここで現王者が意地を見せないでどうするんだ?と。及川は時折、こういう気持ちの弱さが見える場面があるのが気になる。シャンとせい、シャンと。

2010-11-27 14:05:47
高倉仮面 @Masked_Takakura

それにしても、DJェ…。なんか、長島"自演乙"雄一郎とはオタクの桁が違うよなぁ。長島のコスプレって「目立ちたい!」という気持ちが前に出ているのに対して、DJのソレは「自分の好きなモノに変身する」という情念を感じる。ま、どっちがキモいかというとDJなんだけどさ(笑)。でも好きよ。

2010-11-27 14:06:01
高倉仮面 @Masked_Takakura

S-CUP 2010 決勝戦を前に、ラウンドガールの加藤綾嬢がサラ・ブライトマンの「Time To Say Goodbye」を謳い上げる。ふ~む、先ほどの運営のミスを考えると、多くの人を前に歌えるのも一つの才能だよなぁ。 http://p.twipple.jp/KZSeE

2010-11-27 14:09:51
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高倉仮面 @Masked_Takakura

ちなみに、この大会の正式名称は「Que Sera Japon/Methuselah Presents S-CUP 2010」。つまり加藤綾嬢の所属事務所であるQue Sera Japonに逆らう事は、S-CUPの存在を否定することとイコールなのだ。唄は邪魔だ!とか言ってはならん!

2010-11-27 14:10:17
高倉仮面 @Masked_Takakura

ちなみにこの日、加藤綾嬢はラウンドガール姿になることはなかった上、パンフレットに掲載された顔がちょっとよろしくないように感じたので、普段のラウンドガール姿の写真をここに掲載しておく。(写真提供:psyzoh兄さん 多謝) http://p.twipple.jp/ZqnCT

2010-11-27 14:11:25
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高倉仮面 @Masked_Takakura

S-CUPもいよいよ決勝を残すのみ。生き残ったのは、ここまで余裕の勝ちっぷりを見せ付けてきたムエタイの猛者ブアカーオ・ポー・プラムックと、右ローを喰らい続けて左足にダメージを残しつつも投げとボクシングで勝ちあがってきた総合格闘家のトビー・イマダSBルールでムエタイと総合が激突。

2010-11-27 14:17:05
高倉仮面 @Masked_Takakura

1R、イマダは接近してアッパーを繰り出しつつ、鮮やかな首投げを決めるもポイントには至らず。反対にブアカーオはパンチでイマダとの距離を突き放し、イマダが痛めている左足に向けて右ローを放つ。容赦のない右ローの嵐を前に、イマダは二度のダウンを喫してしまう。もはや勝負あったか?

2010-11-27 14:17:21
高倉仮面 @Masked_Takakura

1R終了と同時にブアカーオの右ローを喰らい悶絶するイマダだが、2Rはブアカーオに右ローを打たせないようガンガン距離を詰めてラッシュを仕掛ける。ブアカーオを相手に、数多の立ち技選手ができなかった戦法を総合格闘家が見せ付ける中、イマダはブアカーオの蹴り足を掴んでドラスクを狙う。

2010-11-27 14:17:31
高倉仮面 @Masked_Takakura

だがイマダの左足のダメージは深い。ブアカーオはイマダのラッシュの合間に右ローを入れてダウンを奪うと、尚も右ローの連打で二度目のダウンを奪う。もはやイマダが闘えない事は明白だったが、それでも立ち上がるイマダの姿に観客は大歓声を贈った。だがブアカーオは非情の右ローで粘るイマダを介錯。

2010-11-27 14:17:39
高倉仮面 @Masked_Takakura

圧倒的な実力差でS-CUPを制覇したブアカーオは「初めてのSBで優勝できて嬉しいです!またSBのリングでお会いできることを楽しみにしています」と挨拶し、観客の歓声を受けた。それにしても今日はブアカーオの応援団が多かった。 http://p.twipple.jp/qAsGe

2010-11-27 14:18:56
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高倉仮面 @Masked_Takakura

予想通り、いや予想以上に強かったブアカーオ。K-1ルールよりもムエタイルールに近いSBルールで猛威を振るったのは、首相撲からの膝蹴りよりもムエタイ独特の体捌きだった。観戦記にはあまり書かれていないが、組み付かれてもアッサリと相手をコカせてしまうブアカーオの姿を何度観たことか。

2010-11-27 14:19:23
高倉仮面 @Masked_Takakura

そんな体捌きを何度も観たからこそ、イマダが1Rに首投げを決めた時は「あっ!」と叫んでしまった。SBファンの間では「首相撲がしっかり出来る選手を投げるのは至難の業」というのが定説。今日はムエタイ選手と化したブアカーオを、首投げで投げたのは実は凄い事なのだ。イマダよ、貴方も強かった。

2010-11-27 14:19:33
高倉仮面 @Masked_Takakura

S-CUP雑感K-1MAXの延長としてS-CUPを観た人は非常に楽しめる興行だっただろう。いつも闘い方の違うブアカーオ、サワーの敗北、そしてイマダの躍進。全体的に見れば、魅力的な要素の詰まったS-CUPだったと思う。 http://p.twipple.jp/nM5Ak

2010-11-27 14:23:31
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高倉仮面 @Masked_Takakura

だが、SBファンとして観た場合、これほど絶望的なS-CUPは初めてだと言わざるを得ない。僕は五回S-CUPを生観戦してきたが、こんなに暗い気持ちで会場を後にしたのは初めてだ。梅野、宍戸、金井、及川。日本人王者クラスの選手が揃って敗北。SBファンとしてこんなに屈辱的な話はない。

2010-11-27 14:23:46
高倉仮面 @Masked_Takakura

だが、それ以上に屈辱的なことが二つ。一つ目は『ブアカーオの余裕』。この日のブアカーオは、本気を出して攻めた場面はあったか?と思わせるくらいのノーダメージでトーナメントを制覇。外敵を迎え入れ、これでいいのだろうか? http://p.twipple.jp/h3TZr

2010-11-27 14:24:15
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高倉仮面 @Masked_Takakura

二つ目は『イマダの躍進』。接近戦ではクリンチアッパーやフックを駆使。接近してアームロックを狙い、ムエタイ戦士に首投げを決める大活躍。総合格闘家のイマダがSBルールの良さを体現した事が意味するのは。http://www.youtube.com/watch?v=Bpr9lPqcMDM

2010-11-27 14:27:19
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高倉仮面 @Masked_Takakura

「北米の総合格闘技の練習をしていた方が、SBルールに対応できる」という事。極端な話をしているのは重々承知だが、ダメージを負いながらムエタイを相手に堂々と闘ったイマダの姿と、自身のルールで不甲斐なく敗れたシュートボクサー達(ここはあえてサワーも含む)。どちらが魅力的かは明白だ。

2010-11-27 14:27:44
高倉仮面 @Masked_Takakura

というワケで『ブアカーオの余裕』『イマダの躍進』はS-CUP、そしてSBのアイデンティティーを揺るがす危機なのだ。SBファンとしては、何としてもこの二人に楔を打ち込んで欲しいのだが…。ブアカーオはギャラが高そうだし、イマダは総合格闘技が本業だから、またSBに呼ぶのは難しいかなぁ?

2010-11-27 14:28:47
高倉仮面 @Masked_Takakura

というワケで、SBファンとしてはモヤモヤした気持ちを抱える事になってしまったS-CUP 2010でしたとさ。それにしても全十二試合を五時間程度でまとめられたのは良かったと思う。JCBホールは花道が長過ぎないのがいいね。 http://p.twipple.jp/kkBuc

2010-11-27 14:29:38
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