totinohanaさんの蟲師続章 二期感想まとめ

自分では殆ど感想を出せていませんが前期同様、凄まじい作品だと思います。 主に個人的な参考用に。
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橡の花 @totinohana

続)―これが“覚りのあたらしい植生”の性質であることを明らかにしていくのが、後半の神木が切られたときの逸話である。実際、切ってはいけない木だったろうか? それはわからない。赤い花はかつての植生である山を再生しようとした兆候なのかもしれない―だが、もし仮にサインであるなら?(続

2014-12-21 04:41:50
橡の花 @totinohana

続)この木はそもそも自力で何かをする力があっただろうか? ワタリの古老が大樹の魅力を語るとも、もしかそれは信仰と、それと同じくらいの反発を窮すれば抱く人間の生態を知ってのことではないか? 植物は感情で動かないとギンコが言うように。伐採とともに溜められていた光酒が山裾へ広がる。(続

2014-12-21 04:48:48
橡の花 @totinohana

続)神木は材木としてしばらく里がもつだけの金になった。そしておそらくは火事で焼けた山を再生した(林業が復活したかまではわからない)…神木の代理として男が神懸かり‐“覚り‐サトリ”を演じることになるのも、地震で壊滅したあとの村にあって、遠く、“憧憬の中に生きる”、(続

2014-12-21 04:54:11
橡の花 @totinohana

続)今度は逆の視点(カメラ位置)から、幻の中に、あらゆる危難、変動に耐える“眺望‐大樹の形象”を得るための、蟲の生存戦略なのではないだろうか?(それに口承者の適性もつ“旅する男”がつかまった)―少なくともそういうカタチで、蟲はこの先の時代を生きていく…。>蟲師続章20(最終話

2014-12-21 04:59:28
橡の花 @totinohana

今回は蟲師の介在はほとんど意味を持たず、蟲と人間の関係の変化が事態を動かしてゆく。おそらく“覚り”はまた何らかの形で変化をするだろう。その時代に蟲師がいようがいまいが、またあらたな形で人間と関係を持つことになる。その時我々がいだく郷里の、群落の映像にしたがって。>蟲師続章20

2014-12-21 05:08:14
橡の花 @totinohana

「泥の草」がああいう話だったからな。やがて他界の正体が明かされるとも、(「他界」制度下の)蟲とのwinwinな共生は可能か? っていう、とんでもなくハードな挿話のあとで、最後にこれ持ってくるのか…。すげえシリーズ構成だな。

2014-12-21 05:15:37
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