市川 大河氏『マッサン』全話感想纏め

 市川 大河氏の『マッサン』に関する呟きをまとめました。  なお、当方の造るまとめは炎上しやすいので、コメントは不許可としております。  御了承下さい。
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市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン しかし、朝ドラというコンテンツが普遍的芸能である事を考えると、そこでのヒロインは、#あまちゃん のアキや本作のエリー並みに、非現実的で透明感を持ったヒロインである事の方が好かれやすいのかもしれない。まぁそこに「#カーネーション の壁」が立ちはだかるのだが(笑)

2014-10-01 14:55:10
市川大賀 @ArbUrtla

製作担当者がセーラージュピターマニアを20年拗らせてる説 RT @lenchroot モデルのリタさんもエリーの役者さんも金髪ではなかったのに髪の色をそうしたのは麦の色を暗示してるんじゃないかって考察ツイを見かけて割と納得した。まあ外国人の記号かもしれないけど>RT #マッサン

2014-10-01 16:09:04
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン「今日はばっちり、ウィスキーのコンセプトを考えてきたんで」「何揉めてんのかさっぱりわからん」「リアルに再現してるんでね、あんな形になってますけれども」「すっごい奥さんキラキラした目でこっち見てますけれど」youtube.com/watch?v=ryL9V4…

2014-10-01 19:24:04
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市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン 法事の中の「二人だけの世界」そして、やらかしてしまうエリー。この流れが見せた世界の多層構造」もある。政春とエリーの愛する世界。エリーを試す和尚。ここは政春が助け船を出すべきではない。巧妙なストラクチュアで、人の良き面と悪しき面が描かれる。

2014-10-02 12:54:51
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン 「人として何を大事に思うか」そこで、多少過剰な描写かもしれないが、エリーにそれを託す羽原氏の筆の巧みさ。だからこそ「外国人だから」という感情的な理由での排斥を、自らを醜く思えても叫んでしまうピン子。エリーは「良い人」なのではない。「淋しいから」人と繋がろうとするだけ。

2014-10-02 12:58:15
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン この物語が属するのはおそらく「異類婚姻譚」と呼ばれるカテゴリだろう。『鶴の恩返し』や古事記の『三輪山説話』にも似て、握り合った手が離れないように引き寄せあう二人の姿に「純な愛」を、人はそこに見出すことが出来る。

2014-10-02 13:14:05
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン 星の数ほどあった「嫁VS姑ドラマ」で普遍的だったのが「夫(息子)は、どんな世界に生きるのか」家族主義であれば母の言いなりになるしかなく、嫁にもその世界への参加を呼びかけてしまう。しかし政春は違う。愛するエリートだけの世界。その世界を守ろうとする政春。これも男の生き様

2014-10-02 13:51:30
市川大賀 @ArbUrtla

「見たまえ。これがスコットランド流だ」 RT @show1900 神山繁がブレイクしたら俺は嬉しいぞ #マッサン

2014-10-02 19:45:28
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン ただの「外国人嫁VSイビリ姑」にはしないぞという空気が、ダイアローグだけではなく、俳優陣の演技にも反映されていて、そこはかとなく期待に胸が膨らむ。まぁここからどんな酷い展開になっちゃっても「『花子とアン』があったわけだし」となっちゃうのが恐ろしいが。今のところは及第点

2014-10-02 22:20:45
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン 嫁VS姑等ではない。家族の歴史はいつだって、自分達を取り巻く全ての「変わらぬ環境」VS「二人だけの世界」であり、それは互いを否定しあうものではないということがこの一遍からもうかがえる。人が生活の基盤に置いてある「セカイ」の異分子を組み込む事の難しさは、愛する儀式である

2014-10-03 15:10:07
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン ピン子が言っている「日本娘でなければ認めない」は決して保守右傾派の嫌韓や嫌中とは違う、世界の限界論からくる意志の強さ。「家族をとるか。この女をとるか」それは羽原氏という男性作家から見た「女性の矛盾した要求」のステレオタイプ「仕事をとるの?私をとるの?」系の思考。

2014-10-03 15:12:45
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン 「オメカケサン?」今のところこの物語はまだまだ、事前に告知されていた「大阪式コメディ」にはなっていない。自分のせいで失われつつあるだろう家族の絆を古い写真に求めて、懸命に戻そうとするエリーは、自分が混乱の元である事を分かっているから。ただ「認めてもらいたい」と叫ぶ政春

2014-10-03 15:15:20
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン ウィスキーを酌み交わす父と息子。ここでの馴れ合いと葛藤と、無理解と断絶と、相撲への流れは、あぁ多分男性作家でなければ描けなかった流れ。「なんでなんにも言うとくれんの」「えぇ子じゃないか。幸せにしてやれ」男とは、父とは、息子とは、いつの時代もこうあって欲しいと思う普遍性

2014-10-03 15:17:51
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン 泉ピン子も前田吟も、橋田壽賀子ドラマの色味が強すぎたからか、事前に思うほどには理不尽なイジメや排斥をエリーと政春には被せてこない。それは『フラガール』でもみせた、羽原氏の「誰も悪くなく、誰もが同じ夢を見ているにも関わらず、なれ合えない人々の物語。

2014-10-03 15:20:00
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン 全てを台詞で語ってしまう、と書くと、それこそ橋田壽賀子や中園ミホを想起させるが、その手法自体が悪いのではなく、その手法を上手く見せられるかどうかなのである。朝ドラはただでさえ多忙な主婦層が画面を見なくても物語が租借できるように台詞で語るシーンを意図的に多く作る。

2014-10-03 15:21:41
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン 父と息子の対話は、恥ずかしい程に体と言葉を使ったストレートなぶつかり合いになったが、その後の静かなピン子とエリーの対峙は、「豆を箸でつかむ」からはじまり、非情なピン子の言葉に至る。意地悪く聞こえるのは相対化ゆえである。ピン子は今までの家庭の姿を守りたいだけ「国へ帰れ」

2014-10-03 15:24:00
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン 悪気はない。ただ「今までの自分達が築いてきた物を守る為に、異分子や新しい流れを排除してしまわなければ安心が得られない」人の心情になぞらえれば「これこそ」が(まだもうちょっとマシな人達だった時代の)保守、ということだろう。だから政春は革新を目指す。誰も見た事のない光景へ

2014-10-03 15:26:08
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン 語られるピン子の苦悩。母の過去の苦労話は「だからせめて自分の夢はかなえてほしい」という。嫁VS姑の諍いを客観視する時、せめてこれくらいに腹を割り合ってほしいのだよねという羽原氏の願い。せめぎ合うピン子とエリーは互いを罵り合い憎む構図ではない。だからこそ男性原理の物語

2014-10-04 12:51:27
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン エリーに泣いてまで頭を下げておきながら、実息子の前では残酷な姑を演じてみせるピン子。去ろうとするエリーを追う政春。政春とエリーの追走は「不安を司る『左から右』へ」しかし、エリーの乗る車を受け止め引き止める政春は「安心の『右』」から現れる。繋がる二人が示唆される。

2014-10-04 12:54:59
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン 嫁姑問題の本質を、鋭く解釈するエリー。このロジカルな租借は女性作家からは出てこない。状況がロジカルであれば、男性は嫁と姑の間でウロウロするような愚かな存在にならない。ある意味で「渡る世間は鬼ばかり』も『マッサン』も、的を射ている表現ではあるが一面的でもある。

2014-10-04 12:58:10
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン 日本のドラマで「今これから二人で歩き出そう」というシーンで『蛍の光』が流せるという演出は、スコットランドのヒロインがいなければきっと成り立たないだろう。エリーのアウェイはまだs続くようだが、#純と愛 にも #ごちそうさん にもなかった安心感がここにある

2014-10-04 13:00:36

【災い転じて福となす】

市川大賀 @ArbUrtla

しかし、このまま「もしもこのまま、#マッサン が面白かったら」春頃には『マッサン』のDVD-BOXと、富野由悠季監督の現在進行形新作ガンダム『#Gのレコンギスタ』DVDの発売がガチで被るという殺人的なアレが待っているわけだが、さぁどうするか今のうちに悩んでおこう。

2014-10-05 01:01:13
市川大賀 @ArbUrtla

#マッサン に関しては、明日の再放映でまとめて実況呟きます。相変わらずの僕流儀で、今日の本放送に関してはツイートや情報は一切目にしてない状態です。いやその方が面白いから(笑)

2014-10-06 19:27:08
市川大賀 @ArbUrtla

まぁそういう意味では、#マッサン は #中国嫁日記 #となりの801ちゃん #ダーリンは外国人 のような「異類婚姻譚」の流れにあるのだけれども、実は突き詰めていくと「そもそも男と女は違う生き物である」を、尊敬の念を込めて振り返れば、全ての結婚は「異類婚姻譚」なのである。

2014-10-06 20:56:23
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