IT小話-i幕末維新伝

松田ロードスター @tmazda1974

暇なのでＩＴ的幕末小話を創作した。時は２１世紀初頭。メリケン国から黒船サスケリンゴノハナ号に乗ってやって来たスティーブ・ジョブス・ペリー提督とiPhone修好通商条約を結んだ携帯鎖国の国、日本。国内は攘夷派と開国派に世論が割れた。（続く

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攘夷派はiPadは通勤電車で片手で読むには重すぎると非難し、京都におわす任天堂ＤＳを主上として「尊王ラブプラス攘夷論」を唱え、日本各地で打ち壊しと称しiPadをまっぷたつに叩き割るという「ガラケーでもええじゃないか運動」を展開した。（続く

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一方、旧体制であるドコモ幕府は、勝海舟らをメリケン国シリコンバレーに派遣。Androidを学んだ結果「エクスペリア開国論」を展開し旧弊なブラックベリー蘭学による教育を改めた。勝らはスマートフォンの近代化に努め、携帯電話シェアと旧体制の維持を画策したのである。（続く

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歴史的な経緯と総務省の都合により、ドコモ幕府より電波的に冷遇されてきた西国の大藩、ソフトバンク藩。ラブプラスを通じて近代的なタッチパネルの萌えを実感した彼らは、排斥していたiPadを手に取り営業方針を「倒幕」へと転換、近代化が始まった。（続く

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ここに登場したのが坂本龍馬こと孫正義、通名福山雅治である。坂本はＳＢ藩の重臣である「白いお父さん犬」「予想GUYダンテ」「上戸彩」を相手に『船中光の道八策』を大ヒット曲桜坂と共に披露。新しい日本のインフラの形を示したのである。（続く

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一方、尊王ラブプラス派の本拠地である京都、および熱海は聖地巡礼派のオタク志士によって荒廃の一途をたどっていた。ここに治安を回復すべく幕府の威信を賭けて登場したのが、仲間由紀恵withダウンローズとして有名な「ａｕ新選組」である。（続く

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ａｕ新選組はIS01から06のスマートフォン小隊で構成され、その機能性は歴史家シヴァ遼太郎から称賛されるほどであった。鉄の規律と称され、副長土屋アンナにより「脱庭する者ガンガン切腹」と訓示され、他社への転出を許さぬ大変厳しいものであった。（続く

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このように近代化の進んだ両者は「鳥羽伏見ＭＮＰの戦い」で激突する。闘将・鉄板アカネこと堀北真希、木村カエラ、ａｕ新選組隊長仲間由紀恵を擁する幕府が圧倒的有利とされていたが、仲間のＣＭ降板と木村のできちゃった婚により大きく戦力を減退させ、幕府は敗北するのである。（続く

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坂本龍馬こと孫正義、通名福山雅治はこの戦いについて、twitter上で大河ドラマを見ながら「うおーーーーっ大勝利じゃーーーっ」などと発言。しかし福山ファンに「ましゃはそんなふうに言わない」と冷めた目で見られ、暗殺。これを「龍馬伝最終回・近江屋の変態」という。（完）