#字書き深夜の飯テロ大会　まとめ

眠いお隣さん @ducati039

寒い夜、遅い時間に仕事から帰ると置き手紙。 ―温めて食べてね― キッチンに向かうと小さい鍋が1つ。 蓋を開けると湯気と優しい味噌汁の匂いに 包まれる。 (さっきまで起きてたんじゃないか…) 胃に優しく染み渡る温かい味。 いつもの、我が家の味噌汁だ。 #字書き深夜の飯テロ大会

眠いお隣さん @ducati039

いくつもの層が重なったクリーム色の生地の間に 白くふんわりとした生クリーム。 フォークを横にし、ゆっくりと沈めていく。 するとぷつん、ぷつんと切れて皿にたどり着く。 一口頬張り、甘く優しい味を楽しみながら ミルクだけを入れたベージュ色の紅茶を味わう #字書き深夜の飯テロ大会

水仙みこ(+7.5kg) @miko_suisen

一口頬張ると鼻に抜けていくソースの香りがたまらない。厚切りのカツとキャベツのコンビネーションをパンが見事に包み込んで、いや、挟み込んでいる。カラシもキツすぎない、これはいい味だ。 #字書き深夜の飯テロ大会

ひろみ @hiromint

手にとった白米に昆布の佃煮を乗せ、包み込む様に形よく握る。白く輝く米の塊に刷毛で醤油を塗り、炭火を熾した網の上で軽く焦げるまで両面を焼く。醤油の焦げる香ばしいにおいを堪能したのち、丼に移してわさびを少々盛り、熱々の鰹出汁を注ぐ #字書き深夜の飯テロ大会

さづき @saduki_wataru

お米ともち米、だし取りに昆布も優しく乗せて。黄色い黄色い、まるで優しいおつきさま、たくさんたくさん入れました。蓋を開けると真っ白く、ほわりしっとり湯気が出ます。湯気とおんなじ白いお米を優しく混ぜて、手のひらで待つお茶碗へ。黄色い栗もつやりとするのです。 #字書き深夜の飯テロ大会

もちこ @cherry_mochizou

卵は塩こしょうして焼き、パンと同じ大きさになるように調節する。ベーコンは弱火でカリカリと。ちょっと端が焦げたってかまわない。レタスは新鮮なうちにざっと水で洗い、トマトとピクルスは輪切りに。玉ねぎはスライスしたら水に晒して辛みをとり、水気を切っておく。＃字書き深夜の飯テロ大会

もちこ @cherry_mochizou

パンは近くのパン屋で買ってきたイギリスパン。３枚１組にして軽くトーストしておく。ハムとチーズも忘れない。材料が用意できたらあとは挟んでいくだけだ。最初の一枚にマヨネーズを塗り、レタス、卵、ハムは緩く半分に折って３枚並べる。その上に輪切りにしたピクルスも。＃字書き深夜の飯テロ大会

もちこ @cherry_mochizou

これで１段目が完成。その上にもう１枚を乗せてマーガリンとマスタードを塗る。またレタスを敷き、トマト、玉ねぎ、チーズ、ベーコン。思い出したようにバーベキューソース。最後のパンで蓋をする。爪楊枝では間に合わないので竹串にした。#字書き深夜の飯テロ大会

もちこ @cherry_mochizou

手で少し押さえながら躊躇わず左右二か所にブスッっと。左右の竹串の真ん中から半分に切れば、どっしりとした重量感のあるクラブハウスサンドの完成だ。ちょっと盛りすぎたかな。かなりの厚みになってしまった。いや、彼なら食べきれないなんてないだろう。#字書き深夜の飯テロ大会

もちこ @cherry_mochizou

自分用に２個、彼用に４個。デザートの果物も器に入れて、あとは出来あいのから揚げとポテト、卵焼き、彩り用にプチトマト。全部をバスケットに詰めたらもうぎゅうぎゅうだ。#字書き深夜の飯テロ大会　＞支部に置いておいたやつのコピペ

つぐみ @pualtea

厚めの食パンにたっぷりバターをのせて、キツネ色になるまで焼く。それを半分に切って食べやすいようにしておく。トマトとレタスのミニサラダと、ヨーグルトもつけて朝食の完成。温かいトーストにかぶりつくと、口の中にバターの風味が広がった。#字書き深夜の飯テロ大会

ふちさき（蘇芳） @keu_d

雑誌を買うために立ち寄ったコンビニのレジ横に気の早い「冬」を見付けて、小銭を取り出す手を止めた。蒸気でうっすらと曇ったガラスケースには魅惑の冬の風物詩が並んでいる。あ、と思うよりも先に唾液が溢れた。存外、味覚は記憶に残っているらしい。百円玉２枚分の敗北。 #字書き深夜の飯テロ大会

戚　泰継 @isyutamu

流石に時間が時間だから、もう酒を飲むのは諦めた。 本当ならば一缶開けて、上物のジャーキーを出す予定だったのに、相方が突然シフトが入ったと出かけて行った以上、一人で楽しむのは憚られた。 代わりとばかりに冷蔵庫からレモンを一つ取り出すと、輪切りにして絞る。 #字書き深夜の飯テロ大会

戚　泰継 @isyutamu

完全に酒を飲む胃袋の状態だったので、せめて気分なりとも楽しもうということで、絞ったレモン汁と漬けておいた梅酒のエキスを合わせ、沸かしたお湯でゆっくりと割った。 ホット梅レモネード。寝酒代わりにはこんなものだろうとマグを咥えてベッドへ向かう。 #字書き深夜の飯テロ大会

戚　泰継 @isyutamu

自分以外がすれば行儀が悪いと叱る所だが、今は一人しかいないから咎める者もいない。 ちびちびと口を突ければ、梅酒独特の甘酸っぱさとレモンの爽やかな香りが鼻に抜けて、暖かさも含めてほっと肺から張りつめていた空気が抜けていく気がした。 #字書き深夜の飯テロ大会

戚　泰継 @isyutamu

なおここまで書いておいて何だが、ホット梅レモネードなるものは存在しない。 完全にたった今でっち上げたものなので、興味がある人は作って感想なり苦情なりやってくれると指さして笑うので是非お願いしたい。 #字書き深夜の飯テロ大会

湖虎 @kotora0810

櫃から白米の匂いがあがる。静脈浮かぶ白い手がしゃもじを繰り飯をよそい私の前へ置く。干し魚の焼いたのと漬物と。はくりと私が飯を口に含むと満足したと言いたげに手は空に消える。まったく出るなら全身出ればいいものを、我が亡き嫁の慎ましさと云ったら極まれりである。　#字書き深夜の飯テロ大会

yen（留守） @golden_wheat

小さい鉄鍋には殻付きの海老、オリーブ油はまだぐつぐつと煮立っている。尻尾から引っ張り出し、口へ放り込めば殻の砕ける音が頭一杯に響く。とろりと中から出てくる熱い身を飲み込めばもう小さい尻尾しか残っていない。油まみれの手もそのまま、ビールグラスへ手を伸ばす。 #字書き深夜の飯テロ大会

湖虎 @kotora0810

羊羹が好きである。芋のも美味いがやはり小豆を使ったものがいい。渋い緑茶があればなお良い。その二つを揃えさあ食おうという時、視界の端に子供の影が動けば駄目だ。献上しなければならぬ。渋々と卓の前を離れる私に「良い心がけじゃ」と幼い声。童の神というのは、全く。　#字書き深夜の飯テロ大会

つぐみ @pualtea

禁断の夜食。お腹が空いて眠れない、または眠りたいけど眠るわけにはいかない夜のお供。手をのばしたのは、インスタントの春雨スープ。甘辛いチゲの香りが食欲をそそり、その温かいスープが身体をじんわりと癒やしてくれる。春雨本体はすぐに食べつくしてしまった。 #字書き深夜の飯テロ大会

晶 @jingxxxjing

#字書き深夜の飯テロ大会 金色に焼き上げられたフレンチトーストに美しい琥珀色の蜂蜜をかける。とろりと溢れ、滴り落ちてゆく様は何とも艶めかしい。芳醇なバターの香りは甘やかに至高の味を約束する。そっとナイフを入れ、口に運ぶ。途端、濃厚なクリームを頬張ったかのような感動が突き抜けた。

しげみな @Akira_s4

小気味よい音と香ばしい香りを立ち上らせて湯飲みに深い緑色の液体が注がれていく。ぴと、ぴと、滴る一滴まで全て淹れたらまずは香りを鼻孔一杯に吸い込んでみる。嬉野茶の放つ独特の香りに、自然と唾液が沸いてきた。熱々もいい。少し冷ましてもいい。さあいただきます。　#字書き深夜の飯テロ大会

湖虎 @kotora0810

味噌汁は豆腐に限る。「いや大根だ」「私はわかめだ」郷愁誘う味噌の匂いと滋味溢れる色合い、その中に豆腐の白が。「大根の汁を吸った美味さが分からんのか」「わかめの喉を滑っていく滑らかさが良い」 「お前たち、五月蠅いぞ！私の人面瘡の癖に何故に好みが違うのだ？」　#字書き深夜の飯テロ大会

晶 @jingxxxjing

#字書き深夜の飯テロ大会 炊き上がったばかりの白飯は、まるで一粒ずつが水晶か何かでできているかのように照り輝いていた。その真ん中に窪みを作り、卵を一つ、そっと割り落とす。丸く盛り上がった黄身は濃山吹色の宝珠のようだ。更に濃紫色の醤油を数滴。たまらない香りが湯気と共に立ち昇った。

あきたまい @kmumi0993

あったかごはん #字書き深夜の飯テロ大会