今日これから準備してオーストラリアの国際学会へでかけます。まだ発表準備ができていない。ふえ~ん。
2014-10-28 12:36:28シドニーに到着しています。到着したはいいものの、飛行機の中では眠れず、疲労困憊してしばらく休んで今起き上がったところです。これから発表の準備や書類仕事をします。がんばってなんとか間に合わせるぞ! オーストラリアのMANGA市場調査もするつもりなので、そのご報告はまた。
2014-10-29 13:54:10オーストラリア、フードコートでビールを買ったら、ここは家族が来るところなのでビール飲むなら全部外で食べてくれと(外は寒い)。「警察も来ますから」と再度警告。なんで大人がコロナビー ル1本飲んでるくらいで警察沙汰?今回、表現規制問題が一つのテーマだけれど、こういうところにも文化差が
2014-10-29 19:44:01ビールまとめて買いに行った二人が若く、未成年に見えたのではないかという疑惑もあるのだけれど(私が一人で買った時は何も言われなかった)、あるいは一人くらい飲んでてもいいけど複数で飲んでるのが目立つのかもしれないが、そこには子供の姿は一人もなかったのに、なんで強要するのか不思議。
2014-10-29 19:51:36昨日の竹宮恵子先生のシドニー大学でのセッションのあと、今日は国際会議のあるウーロンゴンに移動してレセプション。竹宮先生たちと一緒に移動したので、なんと! 人生初リムジン! 6人乗ってぎゅうぎゅうでの移動でしたが、ほんとにシャンパングラスとかが社内にあるのに感動しました。
2014-10-31 19:03:18ウーロンゴン大学での発表終わりました。発表直前に、頼んであった原稿のプリントアウトが1枚足りないことが判明して慌てたりしましたが、おおむね好評でよかったです。午前中の私たちのセッションは、ベルントさんが座長で山口弁護士と永山薫さん。永山さんの聞き手に雑賀さんでした。終わってほっ。
2014-11-01 17:35:39反ポルノは言論規制に使われる
午後は他国での規制の現状等のセッションで、オーストラリアやカナダなど、英米圏では児童ポルノの規制に創作物も含むことになったことにより、日本マンガ研究に支障が出てくる可能性が出て来ること、研究者も連帯して対策していく必要が語られていました。それにしても中国は規制強化がすごいみたい。
2014-11-01 17:39:41中国は習近平政権になってからメディア規制が進んでいるようだと思っていましたが、やはりそうなのですね。2014年はインターネットの「反ポルノ規制」が大々的に行われたようです。一緒に反政権言説規制もやっているところがミソ。つまり「反ポルノ」と言えば大衆の理解が得られやすいということ。
2014-11-01 17:43:01私の聞き取りが正しければ、今年の中国の「反ポルノ」を掲げたインターネットの取り締まりの中で、中国再大手の小説サイト「晋江」から「耽美」(=BL)ジャンルがなくなったらしい。今春卒業した院生の研究テーマがまさにこの「晋江」の人気作品の分析だったから、1年遅れたら出来なかったことに。
2014-11-01 17:53:57オーストラリアではしずかちゃんのスカートがマジで規制されている
国際学会終了! ものすごく充実した内容の学会で面白かった! 最初に驚いたのは、オーストラリアではほんとうに「ドラえもん」が検閲されているということ。静ちゃんのスカートがめくれるシーンの上に大きく「censored」という印が押されて消されているのは目を疑ったが、現実らしい。
2014-11-02 21:00:15ほんとうに、静ちゃんのスカートがめくれるシーンの上に大きく「censored」という印が押されて消されている本はできれば明日、シドニーで探して買って帰りたい。マンガ・アニメが規制対象になっても「ドラえもん」は大丈夫ですよ、はやっぱ嘘じゃん。台湾でも実際に消されてるっていうしね。
2014-11-02 21:02:35BLには宗教その他のうしろめたいものがからむ
海外の同人誌の動向についても聞けて、すごくよく状況がわかった。BLが世界的に普及していくときに、その国(読者・作者)の「宗教」に注目しなければならないというのは新しい着目点だった。アメリカはキリスト教だから…というようなことは言われても、「国際比較」はなかなかない。
2014-11-02 21:06:57「宗教」だけではなく、BLを書いたり読んだりする人が「何に対して後ろめたく思うか」というのは、国際的に調査するとものすごく面白いと思う。理由は文化によって違うはずだから。今回の一つのテーマでもある表現規制と直接にかかわってくる。外側のそれと同時に内側のそれも問題にすべき。
2014-11-02 21:09:46アメリカはスキャンレーション
それから、聞いていて全体に、アメリカではほんとうに「スキャンレーション万歳」という空気があるのが肌で伝わってきた気がする。もう本の形は時代遅れ、そういう形で出す出版社が悪いんだから、タダ取りされても仕方がない。若い自分たちが革命を起こしているのだ、という、「海賊版」を誇る感覚。
2014-11-02 21:13:32ほんとうにスキャンレーションについては、アメリカの方がたちが悪い。中国はほんとうに改善されてきているので、問題はアメリカのこの感覚の方。気になったので、率直に発表者に伝える。正式の電子版も出ているのに、教育がスキャンレーションを奨励する雰囲気を造らないでほしいと。頷いてもらえた。
2014-11-02 21:18:05そうやって耳に痛いことを直接伝えても「ありがとう」とにこやかに握手してくれるのはアメリカ文化のいいところ。ほんとに全体の発表は面白かったのだし、発言の一つを否定されたからといって全否定とは決して受け取らない。それはそれ、これはこれ。この態度は気持ちいいし学ぶべきだと思った。
2014-11-02 21:20:57@honeyhoney13 イスラム教徒が多数派のインドネシアでもBLファンはいるし、腐女子もいるみたいですよ。表にはあまり出てこない印象ですけど。
2014-11-02 21:16:55@ahmadhito はい。イスラム圏の話も発表の中で出ていました。実際、インドネシアにもいますよね。ベトナムも禁止されているけど人気がある。そういう国は、中国もそうだけどインターネットで共有されています。
2014-11-02 21:24:25オーストラリアマンガ市場の第一次(?)調査からホテルに帰ってきました。予想通りオーストラリアのMANGAはすべてアメリカからの輸入。そればかりか本もほとんど自国で出しておらず輸入。だからどの本も元の定価の1.5倍から2倍近くする。こんなに本が高くては文化は育たないなあ…。
2014-11-03 17:50:12中でもとくにMANGAが高くなっている印象。「進撃の巨人」など、元の定価が11ドル弱のものが18ドル弱に。つまり1冊1800円とかするわけ。この定価からの上り幅はふつうの文学書ではそれほどでもない(12ドルが14ドルにとかその程度)のに、MANGAがこうなのは抑制のためかなあ。
2014-11-03 17:53:04オーストラリアではとにかく外食が高い。ちょっとしたもの(日本で600円~700円の焼きそばとか)が1400円とかする。ビールは特に高くて小瓶が8ドル。これはどこでもだいたい同じ。コンビニでもそんなに安くない。たぶんお酒に厳しいので、酒税が高いのだと思う。
2014-11-03 17:55:21