【レズボス鎮守府】　プロジェクトD　【ドボク鎮守府】　其の四 　カアちゃんお腹減る

まも（C102お疲れさまでした） @Kojimamo

提督「羅針盤妖精さん、こんばんわ～。いらっしゃいますか？」 ブリッジの中央にある羅針盤台に話しかける。 「…」 大潮「何の反応もないですよ」 提督「おお～い！磁石狂ったのか？」 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/Q7cD5CS5qG

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提督「GPSも衛星も4年前の深海棲艦の衛星攻撃のお陰で、まだ復旧途上だから羅針盤壊れてると困るんだよな…」 その時、ヒョッと羅針盤台の下から、アホ毛の小人のような娘が目を擦りながら出てきた。 羅針盤妖精D「えー？らしんばん、まわすのー？」 #ドボク鎮守府

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ウサギを持ったやる気無さげなあの子である。 大潮「おおお、出てきた！そこに住んでるの？」 羅針盤妖精D「きぎょうひみつです…まわすの？」 提督「ええとね？この暗号を受信してね？それでここの座標？に行きたいのですわ」 羅針盤D「？みせてー」 #ドボク鎮守府

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提督「これなんだけど…」 ≪75-59-75-59.39-52-53-58.5-5-2-5.Konstantin-1-9-0-9-0-8-9-8-Tatiana…》 羅針盤D「…ちょっと待て」 叢雲「…あのいつも眠たげな妖精の顔が変わったわね」 #ドボク鎮守府

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眠そうな妖精の目が開くと仲間を呼んだのか、羅針盤台の下の蓋からゾロソロと妖精三匹が、台の上に載ってきた。 羅針盤A「らしんばんをまわさないの？」 羅針盤B「はやくなにがおきたのかおしえるです」 羅針盤C「よーし、らしんばんのこときになるのー？」 #ドボク鎮守府

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提督「ひとまず、これを聞いてくれ」 UVB-76 "A WOMANS SCREAM": youtu.be/8oMN_ISWA0w @YouTubeさんから #ドボク鎮守府

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「ザ・ブザー」 短波放送のコールサインで、その筋では有名な放送だ。 そのブザー音の合間にロシア語による音声メッセージが入り、比良坂提督の鎮守府へのゲートが開く暗号が含まれているのだという。 羅針盤妖精達に聴かせると彼女達の顔がこわばった。 #ドボク鎮守府

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普段はほんわかな顔つきをしている妖精達が猜疑に満ちた顔を提督に向ける。 叢雲（こんな妖精…見たことない！？」 羅針盤妖精「「「…あなたは本当にあちらの世界へ往くのですか？」」」 羅針盤妖精「「「…あなたはこの世のコトワリを壊すおつもりですか？」」」 #ドボク鎮守府

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提督「東洋水路協会会長より鎮守府間移動許可状を貰っています」 提督が一枚のビッシリと判読不明な妖精文字が書かれた書類を妖精の一匹に渡す。 叢雲が大潮に小声で話しかける 叢雲「東洋水路協会って？」 大潮「羅針盤システムを組んだとかいう公益法人ですよ…」 #ドボク鎮守府

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羅針盤と羅針盤妖精… 我々、艦隊の運命を司る黒幕と言っても過言ではないシステム。 しかし艦これ世界の羅針盤システムは決して理不尽なものではなく、システムの欠陥ですらない。 全ては「この悪しき海」で生き抜いていく為に生み出された知恵と技術なのだ。 #ドボク鎮守府

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深海棲艦ですら轟沈すると言われる｢悪しき海｣。 人類側の艦船も同じく、その魔の手から逃れらない。 海洋国家である日本が生命線を守る為に安全な航路を選択するため産みだしたシステムなのである。 #ドボク鎮守府

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羅針盤A「ほんもの？」 羅針盤B「ななめよみしたけど、だいたいほんもの」 羅針盤C「よーし、ほんもの！」 羅針盤C「承認しました」 提督「で、どうなるんですか？」 羅針盤妖精＜＜バイオ・ワープします＞＞ 提督「へ？」 #ドボク鎮守府

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＜＜辻ーん　辻ーん＞＞ 叢雲「なに、この放送！？」 羅針盤妖精A「バイオワープに入る警告音だよー」 提督「まさか #バイオ辻政信 大佐のあの技術か！？」 叢雲「なによそれ」 #ドボク鎮守府

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＜＜辻ーん　辻ーん＞＞ 提督「なんか判らんけどバイオ技術で空間飛翔するらしい」 叢雲「はぁあああ！？ 羅針盤妖精＜＜バイオ・ワープまであと60秒＞＞ 提督「ちょっ、そんなに早いの？曳航組に通報！ワープするって言って！」 #ドボク鎮守府

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羅針盤B「はやくはやくー！」 羅針盤妖精が針を回転させる。　ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯ 羅針盤妖精＜＜バイオ・ワープまであと10秒＞＞ 提督「おまぁああ！なに勝手に早く回してしてるの！？」 羅針盤B「はやく着きたいもん」 つじーーーーーーーん 謎のバイオ音が船橋に響く #ドボク鎮守府

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その瞬間、オガサワラを中心に艦隊全体が緑色のオーラに包まれた。 大潮「なんか窓の外、緑の光だらけですよ！」 つじーーーーーーーん 提督「これがバイオサウンド…」 叢雲「司令官…頭痛がしてきたわ…医務室で休んできます」 叢雲が戦線離脱、バイオ酔いである。 #ドボク鎮守府