【レズボス鎮守府】　プロジェクトD　【ドボク鎮守府】　其の四 　カアちゃんお腹減る

まも（C102お疲れさまでした） @Kojimamo

※アテネ・シップ宣言とは… ギリシャの海運王が中心となり海運・漁業の国際的な組織群と国連が共同で『船舶生命体の人道主義宣言』を唄った宣言の事。 船舶生命体の人道主義宣言と海運王 - togetter.com/li/712416 #ドボク鎮守府

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■アテネ・シップ宣言に基づく艦船母艦規則 　第一条 - 「母艦、つまり艦隊のカアちゃんである。」 　第二条 - 「カアちゃん（マザー）の言うことは絶対である」 　第三条 - ｢破壊されたのが船橋以外であれば、何度でも修復し目的港を目指すことができる。｣ #ドボク鎮守府

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■アテネ・シップ宣言に基づく艦船母艦規則 　第四条 - ｢艦娘母艦は己の艦隊を守りぬかなくてはならない。｣ 　第五条 - 「艦娘が深海棲艦を洋上で発見しても勝手に戦うのは許されない」 　第六条 - ｢船舶の代表である母艦はその威信と名誉を汚してはならない。｣ #ドボク鎮守府

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■アテネ・シップ宣言に基づく艦船母艦規則 　　第七条 - ｢七つの海がリングだ！｣ 第七条補足 - ｢モンゴル・ボリビア海軍当局等、内陸国からの要請により地球と大気圏がリングだ！」 第七条再補足「第二ソ連宇宙軍当局からの要請により大気圏～太陽系もリングだ！」 #ドボク鎮守府

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木曽「艦娘ファイトだコレーーーーー！！？」 伊勢「宇宙って…」 オガサワラ「フハハ怖かろう。しかも自分の主機を脳波コントロールできる」 伊勢「くっ…質量を持ったメンタルモデルだというの！？」 オガサワラ「序でに食堂のコーヒーメーカーも脳波コントロールできるのです」 #ドボク鎮守府

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オガサワラは何時の間にか伊勢のいる甲板に、自走式ロボット台車でコーヒーメーカーを持ってきた。 オガサワラ「まぁ茶でもシバきなさい。焦っては話もできませんよ？」 伊勢と木曽は渋々、言われた通り挽きたてのコーヒーを味わった。 オガサワラ「どうです？」 木曽「悪くない」 #ドボク鎮守府

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オガサワラは勝手に出撃しようとする艦娘に諭すのであった。 オガサワラ「貴方たちは今、超高速船ことテクノスーパ ーライナーオガサワラのお客様です。お客様は私が危険な非常事態でもない限り海に放り出すわけにはいかないのですよ」 伊勢「でも深海棲艦が近づいてるんでしょ！」 #ドボク鎮守府

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オガサワラ「フフフ…ガスタービンの心臓を侮ってもらっては困ります。、最高約43ノット（約80 km/h）！我に追いつく深海野郎ナシ！」 伊勢「瑞雲は最高速度448 km/hだよ？」 木曽「あ、飛行機はナシで」 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/js22bsJeDS

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オガサワラ「それに急にドボクさんにスカウトされたから艦娘の発艦設備、備えてないんだけど？」 伊勢「甲板から飛び降り…」 木曽「3か40ｍあるよ旦那」 伊勢「デッキクレーンで降ろして…」 オガサワラ「航行中は安全上と規則で使えません」 #ドボク鎮守府

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伊勢「また規則だァああ」ﾀﾞﾊﾞﾀﾞﾊﾞ 子供のように甲板でﾀﾞﾊﾞﾀﾞﾊﾞと脚を回して駄々を捏ねる航空戦艦。 オガサワラ「この子…建造されて何歳なのよ？」 木曽「一応、古参の戦艦なんですが…」 伊勢「イヤァダァアアア！高角砲で潜水艦沈めたいぢいい！！」 #ドボク鎮守府

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オガサワラ「コラッ！この航空戦艦！駄々こねてると南シナ海に放り投げてフカの餌にするよ！！」 伊勢「酷いぃいい！カアちゃん海に放り出すわけにはいかないって言ってたのにィ！」 #ドボク鎮守府

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オガサワラ「黙らっしゃい！」 　　　　☆げ　ん　こ　つ★ 伊勢「ふええええええ」　　 オガサワラの10ｔデッキクレーンが伊勢の頭に拳骨を食らわす。 木曽「なんだこの親子芝居…」 #ドボク鎮守府

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オガサワラ「言う事聞かない娘はこうだよ！」 オガサワラが甲板員妖精を繰り出して伊勢を玉掛け。 デッキクレーンに吊り下げられて持ち上げられて晒しの刑。 伊勢「規則で動かしちゃイケなーいんだ！カアちゃんの嘘つき！」 オガサワラ「んん～風切り音でよく聞こえませんねぇ～」 #ドボク鎮守府

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オガサワラ「木曽ちゃん？貴方も吊られたい？ンン？」 木曽「あっ、すいません大人しく船室に引きこもってます…」 オガサワラ「部屋に篭もりきりだと体によくないぞぉおお」 ワハハハハと笑う高速船のメンタルモデルを前に、とんでもない船が母親役になったもんだと思う木曽。 #ドボク鎮守府

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ヒュウウウウウンンン オガサワラ「あっ、ヤバ」 木曽「？」 オガサワラ「燃料きれそう」 木曽　( ﾟдﾟ ) #ドボク鎮守府

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臨時CIC… オガサワラ「お腹減りました、もう動けません」 大潮・叢雲　( ﾟдﾟ )( ﾟдﾟ ) オガサワラ「軽油ください」 大潮「下関出るときに満杯にしたはずじゃ…」 オガサワラ「深海棲艦から逃げる時にハッスルしすぎてお腹空っぽです」 #ドボク鎮守府

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大潮「司令官！カアちゃんもう動けな…あっまだ穴に魚雷が刺さってる」 ズボッ！ 提督「んぅううううう！！？？」 オガサワラ「軽油ください」 提督「え、え！？カアちゃん、もうお腹空いたの！？」 オガサワラ「軽油」 提督「やべぇ」 #ドボク鎮守府

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提督が一斉放送を掛けた。 ＜＜総員に告ぐ。カアちゃん電池切れ　繰り返す　カアちゃん電池切れ＞＞ オガサワラ＜＜お腹ペコちゃんだから休むね～＞＞ 最上「はぁああ！？海上で停止！？深海棲艦に狙われちゃうよぉ！」 扶桑「不幸だわ…」 満潮「ダメだ、この会社…」 #ドボク鎮守府

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提督と艦隊全員で「ああでもねぇこうでもねぇ」と話し合た結果、戦艦・巡洋艦組が交代でオガサワラを曳航、駆逐艦は周囲警戒に就くことになった。 扶桑「曳航なんて、真珠湾攻撃の時に準備して結局なかったけど本当にやる事になるなんて…」 時雨「扶桑、ボクも曳くよ」 #ドボク鎮守府

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時雨はただの駆逐艦ではなかった。救難曳船兼駆逐艦である。 かの大戦で僚艦が次々と脱落していくのを覚えているからこそ、救難曳船に志願したのだ。遠洋に赴き絶海で危機にある艦船娘を救い出すのが救難曳船である。 #ドボク鎮守府

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ドボクの時雨のイメージ 日本サルヴェージ海難救助船　航洋丸 （PDFファイル） nipponsalvage.co.jp/pdf/kouyou.PDF #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/eBc6RInae5

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時雨「まさか旅客船を曳くことになるとはね…」 扶桑「戦艦が旅客船曳くのも前代未聞よ…」 この時、2隻は艦隊形態でオガサワラを曳航していた。 流石に人間大の艦娘で曳航は無理である。 #ドボク鎮守府

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オガサワラ船内　臨時CIC… 提督「速度落ちるが仕方なしだなぁ」 叢雲「ドボクグループの総帥さん？これからどうするの？暗号を羅針盤妖精に渡すとどうのこうのって…」 提督「ああ、羅針盤妖精さんにお伺い立てに行くかぁ」 羅針盤が備えられている船橋へ移動する。 #ドボク鎮守府

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オガサワラ　船橋… 大潮「高速船のメンタルモデルがブリッジに布団持ち込んで寝てる…」 オガサワラ「ヒュィインン　フゴｫｫオ　ヒュィインン　フゴｫｫオ」 叢雲「イビキうるさっ！」 #ドボク鎮守府

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オガサワラ「ヒュィイイイイイン」 まるで離陸するかのようなイビキである。 提督「流石、高速ディーゼル機関×4基の心臓を持つ母ちゃんだぜ！」 オガサワラはスレンダーな美人の高速船であったが、無防備状態の就寝時の“イビキ”エンジン音は残念系高速船であった。 #ドボク鎮守府