ミラン・クンデラと<キッチュ>について (2)

@koumori5544@pepeton3さんのクンデラにおける<キッチュ>について
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ペペトン/主に麻雀 @pepetonnn

@koumori5544 はじめまして突然失礼します 「小説の精神」によると『キッチな人間のキッチな欲求。それはあばたをえくぼと化す虚偽の鏡を覗き込み、そこに移る自分の姿を見てうっとりと満足感に浸りたいという欲求』という記述があります。

2010-11-30 01:39:50
ペペトン/主に麻雀 @pepetonnn

http://togetter.com/li/71689経由にて参りました キッチュとは「誰からも否定されずらいイデオロギーを共有する自己陶酔感?みたいな精神かなと自分は思います 「存在の~」面白いですよね!いきなりニーチェの永劫回帰から主人公が生まれる小説って中々ないと思います

2010-11-30 01:56:35
ペペトン/主に麻雀 @pepetonnn

@koumori5544 昨晩送ったツイートはミラン・クンデラのキッチュについてトゥギャザーまとめを見て送りました。 大事な点が書かれてなかったですね。失礼しました。

2010-11-30 10:39:32
@koumori5544

@pepeton3 返信遅れてすみません、気づきませんでした。他の著作での<キッチュ>の扱いが気になっていたので引用助かります。あまりに多義的で掴みにくい言葉なんですよねぇ。それこそニーチェもやった大衆論――文明批判をこの言葉を使って小説上で試みたのではと思います。

2010-11-30 23:22:34
ペペトン/主に麻雀 @pepetonnn

@koumori5544 返信どうもありがとうございます クンデラのキッチュは「存在の~」の中で角度を変えて触れられているので難しいですよぇ。単に批判するだけでは無く人間が多かれ少なかれ持っている性質とも言えそうですし、単純に美意識のようなものとしても取れそうです

2010-11-30 23:46:15
ペペトン/主に麻雀 @pepetonnn

@koumori5544  私が最初に「存在の~」を読んだ時に世の中の色々な事に対して感じる何だかモヤモヤ~とした気持ちをスパッと切ってくれた気がして(格好いい!)って素朴に思ったのが原点なんですけどね。それにキッチュという美学的呼び名を付けたのと描き方がとにかく上手いと思います

2010-11-30 23:59:25
@koumori5544

@pepeton3 「超人」思想と対峙させて述べられている箇所もあるので一種の人生観とも考えられるんですよね。先程のイデオロギーに関しては確かかもしれませんね。政治的なキッチュは「想念、イメージ、ことば、典型によるもの」といった箇所があるので…参考になりました。

2010-12-01 00:01:40
@koumori5544

@pepeton3 「24時間テレビ」とかですか?www私はあまりこの小説が好きではないのですが(懐古主義者なので新しいものには弱いです)、ただ終盤の共産主義批判の部位にこの<キッチュ>を利用していた箇所が印象強く、学者先生ではできない独特の批判が気に入ってます。

2010-12-01 00:07:44
ペペトン/主に麻雀 @pepetonnn

@koumori5544 その辺は角が立たないように秘密という事で・・・w 「超人」との対比がありましたか。私も共産主義と個人主義との対立の箇所はとても印象に残っています。一方で消費社会のキッチュも描いていますよね。私は20世紀初頭の希望に満ちた古典批判が割と好きなのです。

2010-12-01 00:25:34
@koumori5544

@pepeton3 そうですね、現実の虚仮を美辞麗句で埋めてゆく<時代精神>と言いましょうか、これを<キッチュ>批判と言った方法で否定した点はニーチェ同様面白いものかと思います。ただ、批判で終わってしまって、新しい価値を提起できていない点もニーチェと同じというのが残念な点かと。

2010-12-01 00:43:51
@koumori5544

以前、島君と話していたクンデラの<キッチュ>についてのツイートで多くの方から返信(リツイート)をもらった。近現代文学はホント好みじゃないが、こうしていろんな意見をもらえるといった利点があるのは良い。ゲーテのつぶやきは一切触れられなかっただけに、クンデラの人気を感じさせられた。

2010-12-01 01:02:25