先輩の手伝いに呼び出された話

ソノ @Thatsright_CM

てか、何を以って私なら「大丈夫」と思ったんだ。私、お客さんを「お客さん」と割り切ってと対応できないことで有名やったやん。全部顔と声に出るげんぞKYやぞコミュ障やぞ適応障害やぞ。命懸かった試練背負ってうまいこと喋れるわけねぇやろいが……！

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死ぬわ。私これ食い殺されて死ぬわ。一思いに痛くない感じで死ぬがなら悪くないげんけど、ああ、コテのご飯どうしよう。コテ……。

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てか、なんだ、一族とか呪われるとか。てか、一晩うまくお喋りしたら返してくれる鬼とかなんだそれ。おかしいだろ、その設定――

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というところで目が覚めた。……はい、夢でした……。お騒がせしました……orz。

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でも、怖かったんだ。筆力不足で文字にすると怖くないんだけど、怖かったんだ。私の夢、基本的にフルカラー音声付だし。今までの夢って、私が私本人として動くことが少なかったし。ニコリさん、実在してるし、行くように指定された町も実在だし。本当に本当のことだと。うわあん｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡

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あー、今から仕事だ。仕事したくないでござる。でも行かなきゃ。じゃ、気を取り直して行ってきまーす！

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って、玄関のドア開けた途端、息止まった。心臓も止まるかと思った。目の前にニコリさん立っとる。ちょっ、なんでおるん？　なんで私の家知っとるん？　いや、管理職だから住所録見れるやろうけど――じゃなくて、なんでここにおるげんて!?

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「ソノちゃん」いつもの笑みをニコリと浮かべて、ニコリさんが私を呼ぶ。「ソノちゃん、この仕事のこと誰にも言っちゃダメって言ったよね？」「は？」「ツイッター」

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「へ？　あ？　あれ？　でも、あれ夢のこと……え？」意味がわからなくてひたすらうろたえる私に、静かな笑顔が迫る。「　曽　野　さ　ん　」●

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ぎやあああああ！　とまぁ、ここまで（●から●まで）が本当に夢でした。うへぇ、まさかの二段構え……。夢中夢は初めてだったので、つい書き起こしてしまいました。これでもだいぶすっとばしたんですが、長々とすみませんでしたorz

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さて、今から行かなきゃ。カラオケへ……（行かなくていいよ）。

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玄関開けたらニコリさんがいそう……と、さっきからドアの魚眼レンズ覗くのに余念が無い…。

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「やーやー来た来た」は『キタキタ』の影響、銀色の茶筒みたいなのは『世界仰天ニュース』で御船千鶴子さんの透視実験の特集見た影響だろうなぁ。そして、おそらく「こっち側来とるさけ」の境界はアスファルトから土の道に入ったとこだろうなぁ、あそこで道が林になったんだろな、などと振り返る。

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今日の夢中夢、怖かったけど、本当に怖かった夢って覚えてないんだよね……。まだ実家にいた頃、すごく恐ろしい夢で飛び起きて「嫌だ、なんだこの最悪な夢。忘れたい怖い覚えていたくない」って布団被って念仏唱えてｶﾞﾀﾌﾞﾙしてるうちに眠ってて、起きたら内容綺麗さっぱり忘れてた……。

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それにしても、ニコリさん、マジいい人で大好きなのに、なんであんな夢見ちゃったんだ……。ちと申し訳ない……。