- konomikiichi
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ダン「はあ?怖い話だと?」ラバ「だってーなんもしないでぼーっとしてたら寝ちゃうじゃん?」ダン「寝るな。まったく怖い話なんてくだらない…」ラバ「ダンちゃん怖いの?」ダン「怖いわけあるか!いいだろう!怖い話の一つや二つ!」
2014-11-08 23:25:01ラバ「じゃあ怖い話するって方向で…」ヴァニ「…こ、この前見た怖い夢の話でもいいか?」ラバ「えっうん普通にいいと思うけど、というかアイスさんに怖いって感情あったんだ!?」テレ「それは流石に失礼ですよ」
2014-11-08 23:26:21何者かが館に攻め入ってこようとして、番鳥が館を凍結させちゃって館からでられなくなっちゃった!番鳥は視覚を追いかけて行っちゃう!とても寒い!節制助けて!からのラバソちゃんを寝かさないように3悪たちがラバソちゃんリクエストの怖い話してあげるハートフル3悪です。
2014-11-08 23:42:17ダン「ええい!カフェインか何かないのか!」テレ「あはは、水道も凍ってるので…」ダン「インスタントコーヒーを舐めてろお前!」テレ「館のキッチンは豆しかないです!」ダン「じゃあ豆食えよ!!」ラバ「じゃあ豆取ってくるからダンちゃん凍えててね」ダン「俺が悪かった」
2014-11-08 23:49:51テレ「デーボは少し抑え気味にお願いします」デボ「なんでだ?」テレ「寝かせないのが目的なので、失神させないように…」ラバ「そこまで怖いの俺求めてない!!!!!」デボ「おう…」ラバ「なんか今にやってしなかった!?ねえ!!」テレ「命かかってるんですからね!」
2014-11-08 23:52:41ダン「大体よぉ…なんで怖い話なんだよぉ…面白い話でいいじゃんかよぉ…」ラバ「いやあ…この状況で笑い話よりかは…館の雰囲気的に怖い話の方が…ね?」ダン「…」テレ「幽霊は怖がりを好みますよお!」ダン「!!!怖くねーし!!!!」
2014-11-08 23:56:44テレ「怖い時に感じるゾクッとした感覚あるじゃあないですか~あれ、幽霊が背中を撫でている感覚なんだそうで…」ダン「やめろ!!!マジでやめろ!!!」
2014-11-08 23:58:24ラバ「この館…曰くつきだったりとかしそうだしね…」ダン「帰るうううう!!!」テレ「凍ってて開きませんよー」ダン「うぐぐ…」ダニ「怖いなら隅っこに行かないほうがいいよ、そっちの方が集まってるからね」ヴァニ「ほんとだ」ダン「お前ら何が見えてんだおい!!!いや何も言うな!!」
2014-11-09 00:03:36ダン「いいか!俺はビビってるわけじゃあない!危険を察知して対策をしようとしてるだけで怖がってるわけでは」ダニ「背後に危険があるのによく言うよねぇ」ダン「ひぇっ!?」テレ「兄さん嘘はいけませんよー」ダン「驚かすな…!」テレ「いるのは右じゃあないですかー」ダン「助けてくださいいい!」
2014-11-09 00:30:26ラバ「ダンちゃんの反応が面白くて寝れないぜよかったよかった」ダン「よくねええ!!」テレ「結果オーライですねー」ダン「っあー!くそ!じゃあ俺がとっておきの話をしてやる!よぉく聞けよ!?」ラバ「ダンちゃんの怖いのハードル低そうだしなあ」ダン「うるっせー!!!」
2014-11-09 00:35:07ダービー兄弟は魂扱ってるからおばけ関係の怖い話得意そう。ホルホルは男女関係の怖い話得意そう。ヴァニラちゃんは怖い夢の話。ンドゥさんは幼いころ起きた奇妙な話。デーボちゃんは殺した相手から逆に恨まれて返り討ちにした武勇伝。木葉さんが思いつくのはこの程度です。
2014-11-09 00:38:23#3悪怖い話 ああもう、静かにしてくださいよ。こんな状況なんです、無駄な体力は使わないようにしましょう。それで、なんでしたっけ?ああ、そうですそうです、怖い話。でしたよね。では、私から話しましょうか。ふふふ、大丈夫、退屈はさせませんよ。
2014-11-12 00:00:18貴方、人形は好きですか?ええ、人形。貴方だって子供の頃、一度は抱いて寝たことはありませんか?少年期には、ヒーローのキャラクタードールを振り回して遊んだり……しましたよね?そんな人の娯楽には欠かせない、人形。
2014-11-12 00:00:36人に愛を注がれることもあれば、時にして…人の形をしている故に、恐怖の対象にもなってしまうことがあります。貴方は、人形を怖い…と思ったことはありますか?ふふ、そうですか…怖くない、と?まぁ人それぞれですからね。
2014-11-12 00:04:11ああ、ええっと、私の魂のコレクションのことはご存知でしたっけ?ああ、そうでした、前に見られてましたね、お話しているところ。嫌な記憶なので隅に追いやってました。一生の恥です。あのコレクションは、私の作った人形に人の魂を詰めたもの…なんですが。
2014-11-12 00:08:08一つだけ、違うんですよ。 私が作ったものではない。人形が混ざっているんです。 …ふふふ、その人形の話をしましょう。悪霊の取り憑いた、人形の話をね。
2014-11-12 00:09:57まだDIO様に出会う前の話なのですが、私はその頃から人形を器にした魂のコレクションをしていました。まだ数は少なく、製作時間も慣れていないせいで一体一体を長い時間をかけて製作していました。そのせいなのか、初期に作ったものはより愛着があるように感じますね。
2014-11-12 00:28:36そんなある日。その日…人形の洋服のための布を買いに出かけ、ついつい熱中してしまい、帰りが遅くなってしまったのです。夜道を急ぎ足で歩いていると、ふと視線を感じたのです。じっとりとした、気味の悪い視線…見ないほうがいい、と思いつつも…私はその視線が気になり、辺りを見回してみました。
2014-11-12 00:33:45視線は、ゴミ捨て場からのものでした。そこに人影は無く、いたのはぼろぼろになった人形だけがぽつん、とその場に静かに佇んでしました。ほつれかけたボタンの目が私をじいっと見つめていたのです。
2014-11-12 00:37:27その人形の視線に、私はなんとも言えない気持ちになってしまい。ついその人形に駆け寄ってしまいました。たぶん、持ち主に飽きられ、捨てられた人形なのだろうと、そう思いました。愛を注がれていたはずだったのに、その愛を注いでいた人に裏切られてしまった人形なのだと、そう思い、同情したんです。
2014-11-12 00:40:09可哀想なお人形。こんなにボロボロになって、そうだ、ちょうどいい布があるんです。切れ端でよければ、ですが…貴方の身体を直せるでしょう。取れかけた目も直してあげます。どうです、うちの子になりませんか。なあに、一人も二人も変わりませんよ。そう心で語りかけ、私はその人形を持ち帰りました。
2014-11-12 00:42:47家に帰り、帰りが遅いと小言を言う兄を無視して部屋に篭りました。型紙にそって、人形の洋服に使う分を残して、私は拾ってきた人形を綺麗に繕っていきました。そして完成した頃にはもう朝方で、睡魔に襲われた私は作業台に人形を置き、ベッドへと潜りました。
2014-11-12 00:48:37