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ずらりと並んだ羊ちゃんたちが「冬毛に変わった!」「格好よくなった!」「触っていいよ!」とドヤ顔している。しかし「みんなに自慢してくる」と言い終わる前にバリカンで丸裸にされた。っていうか、去年もそうだったでしょ? もう忘れたの?@23novel #twremix
2014-11-12 23:29:49![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
昨日の夜はいろんな夢を見た。それもいつか見たことのある夢の断片。一部しか覚えていない夢の続きとかだ。目が覚めてベッドを見ると獏ちゃんの毛がいっぱいくっ付いていた。そうか、食べた夢は獏ちゃんの毛になるんだ。それを寝ているときに私が吸い込んだんだね。@23novel #twremix
2014-11-12 23:35:41![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#twremix @23novel もふもふも…すべすべ?ずらりと並んだ漠ちゃんの冬毛を撫でる。漠ちゃんたちはうっとりと気持ちよさそうに目を閉じた。今晩は漠ちゃんに悪夢を食べてもらえないかもしれない。漠ちゃんの方が先に眠ってしまったから。ぼくの悪夢は明日の朝ごはんにどうぞ。
2014-11-12 23:51:42
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#twnovel 紅葉がいっぱい降ってきた。赤、黄、茶色い葉。たまに大きなサツマイモも降ってくる。葉っぱが山のように積み上がり、赤い炎も降ってきた。世界の終末っておいしそう。地面の底が抜けて、黒い穴に落っこちた。助けられたと思ったら、獏ちゃんがサツマイモに突進していった。
2014-11-12 23:35:43![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
紅葉した森を歩いていた。色づいた葉っぱが雨のように降り続く。さらに風が吹いて紅葉の嵐だ。瞬く間に紅葉にうずまって歩けなくなった。「助けてくれ~!」どっちを見ても紅葉の色。目が覚めるとその夢を覚えていなかった。獏ちゃんが紅葉色に染まりゲップをした。@23novel #twremix
2014-11-12 23:42:47![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@23novel #twremix 秋が沢山降ってきた。サツマイモ、小豆、柿、ブドウ、枇杷たまに林檎やみかんも降ってきて、山の幸があっという間に山になる。焼き芋やぜんざい、果物をかじっていたら、遠くから土煙が。何事だ、と思ってよく見たら獏ちゃん達が黒い山となって押し寄せてきた。
2014-11-12 23:53:55
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#twnovel 夢の中が寒いので、獏ちゃんたちとおしくらまんじゅう中。押し出されたら、本物のまんじゅうにされてしまうスリリングルール付き。でもたぶん安全だと思う。獏ちゃんたちのぬくもりはコタツのように魔力があって、はじき飛ばされたまんじゅうを食べに行く気は起こらないと思うから。
2014-11-12 23:46:45![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
寒くて震えている夢を見ていた。こんなの初めて。冬の山の夢でも雪降りの夢でも夢の中では大抵あったかい。それは獏ちゃんが添い寝をしてくれているからだ。その方が獏ちゃんも夢を食べやすいから。寒い夢なんて悪夢だ。遅れてきた獏ちゃんがその夢を食べてくれた。@23novel #twremix
2014-11-12 23:54:37
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#twnovel いきなり抱きつかれそうになって、びっくりして思わずよけたら、相手が顔から壁に突っ込んで、ドンッとすごい音がした。これもまた壁ドン…と感慨にふけっていたら、ひどいと文句を言われてしまった。だけどね、あの軌道だと、確実に腹ドンだよ、獏ちゃん。
2014-11-13 23:14:30![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「おい待てよ。あれは誤解なんだ」レミを追いかけた。狭い機内。もう行きどまりだ。レミは壁を背にして観念したようにこっちを向いた。僕はレミの顔を挟むように両手をついた。いわゆる壁ドンだ。僕の体は跳ね返り、後ろの壁で頭を打った。無重力で壁ドンは危険だ。@23novel #twremix
2014-11-13 23:29:09![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
獏ちゃんが壁際にいた私に向かって行き成り突進してきた。ドシッ、壁にぶつかる。「獏ちゃん、どうしたの」「悪夢も美味しいけれど、たまには甘いものも食べたくて」「それが突進するのとどう繋がるの」「だって壁ドンすると甘くなるって、パパが言ってたんだもん」@23novel #twremix
2014-11-13 23:36:18![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@23novel 私の中での爆パパちゃんはイケメンで女心を掴むのが上手い男性イメージ。獏ちゃんはまだ幼いので壁ドンの意味を完全に勘違いしてます(笑)
2014-11-13 23:51:51![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#twremix @23novel 壁に突撃して鼻を痛めた漠ちゃんをさする。まったく何がしたかったのやら。「キミにだきしめてほしかったんだ」それならあんな速度で突っ込んでこないでくれ。ぼくのお腹に穴が開いてしまう。そっと漠ちゃんを抱きしめると、彼は幸せそうに鼻を鳴らした。
2014-11-13 23:49:03
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#twnovel 好きな人を虜にできる魔法を覚えたのに、好きになれそうな人が全然いない。あの人はセンスがないし、その人は品がないし、こっちの人は中身がない。諦めて家に帰り、自分の好みを集約した物語を書き、魔法をかけた。せめて読んだ人が絵やアニメやドラマにしてくれますように!
2014-11-13 23:27:06