2014年4月の消費増税後の消費が戻らなくて増税失敗という話が良く出てるけど、これは小売業の口車に乗せられて総額表示から税抜き表示を認めたことによる政策失敗によるものと考える。
2014-11-10 03:04:48これまで5%の消費税のとき、価格表記は総額表示が義務付けられていたから、本体価格950円を997円で売ってた訳だけど、8%になって1026円にするところを店頭では950円としておいて会計時に76円加算して1026円を徴収している。
2014-11-10 03:07:19950円が8%増しで76円加算されるものだから、一般消費者は思ったよりも消費税額が大きいことを誤認してしまって、消費増税の負担が大きいと勘違いする。
2014-11-10 03:09:41従来の5%での997円からすると3%増の29円の増加にも関わらず、950円から捉えて76円も増税されたと思ってしまう訳だ。5%で47円も取られていたけれども、それは総額表示だったために大多数には意識の外に置かれていた。
2014-11-10 03:11:17で、8%から10%に上げる道筋があるから小売業から値札の張替えにコストがかかるから税抜き表示を認めてくれと懇願されて、政治家はそれを飲んでしまった訳だけど、蓋を開けてみたらほとんどの物品で税抜きと税込み価格が併記されてる訳だよ。
2014-11-10 03:13:01これだったらどうせ10%に上がっても総額部分を直さないといけないから、値札を交換するコストはなにも変わらない。店頭でさも安いかのように一般消費者に誤認させただけだ。
2014-11-10 03:14:13一般消費者でキッチリ家計簿をつけて消費税額を集計して統計分析している人なんてほとんどいないだろうから、従来からそんなに増えてないはずの総額が過大に捉えられてしまっている。
2014-11-10 03:16:07さらに店頭では998円(5%)とかの値付けがされていたものが一時は税抜きの951円になったりしたけど、ここから970円とか990円とか998円に徐々に値段が戻っていって、その上に消費税8%が加算される。
2014-11-10 03:19:03そりゃあ、一般消費者は消費税高い!って思うようになって、これまでだったら買っていたであろう物品を1つ2つ買わなくなったりする。そうすると単なる買い控えだから小売店も痛手を負って前年同月比でマイナスになったりしてる。
2014-11-10 03:20:428%への増税前に10500円が10800円になっても対して変わらないとツイートした覚えがあるけど、総額表示だったらそれほど変わらなかったんじゃないかと思う。
2014-11-10 03:22:40実際は店頭10000円が会計10800円になるので店頭で身構えて物品購入するようになる。そうすると類似品で9000円のものがあればそっちを選ぶようになるだろうし、そもそも買わなくなる可能性も棄て切れない。
2014-11-10 03:23:22今となってはどうしようもないけれども、10%では多少の経過措置はあっても総額表示が復活するから、店頭価格は相当に上がったと認識されるだろう。
2014-11-10 03:24:32正直なところ、価格が上がったと認識されたとしても、総額表示に慣れさせるいかない。2015年10月の10%引き上げを延期したとしても、このタイミングで総額表示義務付けを復活させないと、10%にした時の消費心理としてマイナス影響が大き過ぎるのではないか。
2014-11-10 03:27:57消費税額に関わらず月間300,000万円の消費をしていたとすると、5%で14,286円、8%で22,223円、10%で27,273円の税負担だったりする。5->8で約8,000円、8->10で約5,000円の負担増なので、1年2年の消費生活の中で慣れてしまう。
2014-11-10 03:34:20