Partnership:一日目昼

──そして12は集う。
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ブラウン @nonac_00

後ろを振り返れば洒落たテーブルとティーセットが置いてある。 出所などを気にしたら負けなのだろう。 沸かしたてのように温かいお湯が並々とポットに入っていることを確認して。 「そこの、海月みたいな坊主もこっちこい。濡れてるんじゃ寒いだろ。」 フュンフに声をかけながら、茶葉を確認する

2014-11-18 22:31:23
盈のゴルゴン・ゾーラ12世 @Gorgonzola_12

声をかけられ、視線を落とせば、つつけば転ぶような幼子が。 「む……こ、これは失礼した」 そう、公共の場で大きな声で騒ぐのはマナー違反だ。それをこんな幼子に注意されるとは………って、違う!!そんなことより!! 「稚児よ。……ここは天国で、貴様が天使か?」 唐突に。

2014-11-18 22:32:34
ユッテリーネ @Jutteline18

どうやら思ったより人がいるらしい。きょとん、と目を丸くしながらユッテリーネはただ周りを眺めた。 (みんなだれだろ……おきゃくさん? なんの?) 探してみるがメインらしきものは見当たらない。 なら、とユッテリーネはトランプを取り出した。眠くなるまでの小さな演目をしようと思ったのだ。

2014-11-18 22:39:59
【西の供物】ジュリア @Julia_mua_CFF

「……くら、げ?」と、声を掛けられ、ブラウンへと振り向く。 「うーんと……今はさむく、ない。うん、さむくない。」うん、と自分で確かめる様に一つ頷き「まっしろになってからは、さむくない。」

2014-11-18 22:41:33
人間《ディアドラ》 @actSkbz

「ちごではない。われは──……むう」 そうであった名は奪われたのであったとひとりごちたのち、思案するように視線を下げる。 「そう、われは“いま”はツヴァイである。『ここ』からそういわれた」 たしん、と床を小さな掌が叩く。 「……それと、われはてんしなどというものではない」

2014-11-18 22:42:08
人間《ディアドラ》 @actSkbz

むう。唇を尖らせたまま、男を見上げる。 「『ここ』は、しらぬ。われは、名をもらいうけにきただけ、ゆえ。それに、われはしんだとて、てんごくには、ゆけぬ」 もぞりと背中が蠢く。 「なら、とうが。なれは、あくまか、なにかか?」 見上げるのに疲れたのか、そのままころんと転がる。

2014-11-18 22:42:10
人間《ディアドラ》 @actSkbz

「──『ここ』に、来たというので、あらば」 気だるげに、たどたどしく言葉が重なる。 「なれにも、『理由』があるのだろう」 こん、こん。手の狐が悪魔王の方を見て、ぱくぱくと口を動かした。

2014-11-18 22:42:13
【盈】のラクス @lacuslian

ぶつくさと呟きながら、それは歩を進める。 と、トランプを手にした少女の姿を見つけた。それは少女を見つけるなり、そちらに歩み寄る。 「嗚呼、君、そこの君。そうだ、小柄で可愛らしいお嬢さん。ここはどこなんだね? 君は何をしているんだい?」

2014-11-18 22:42:14
ブラウン @nonac_00

「熱があるんじゃなかろうな?」 熱があるなら、患者である。 患者は、面倒なので出来ることなら予防したい。 治療道具を詰め込んだ鞄を手放したことを悔やむと、どさりと足元から音が聞こえた。 思わず天を見上げる。 「……とりあえず、乾かすからもうちょいこっちこい。」 タオルは鞄に。

2014-11-18 22:45:59
盈のゴルゴン・ゾーラ12世 @Gorgonzola_12

「ツヴァイ……ふむ、重ねて非礼を詫びよう」 続いてかけられたその問いに、雷に打たれたような驚愕に目を見開いて数歩後ずさり 「な、なぜ我輩が悪魔だとわかった!!貴様、やはり天使か!!いやまさか神様か?!」

2014-11-18 22:47:20
ユッテリーネ @Jutteline18

「しらない」 大きな帽子の男の質問に対し短い返答をした。 器用な手つきでトランプをシャッフルしては纏めるを繰り返す。 「マジックだよ」 と、束の一番上にあったハートのエースを見せてから戻し、シャッフルをまた繰り返す。それから適当に一枚取り、裏返してハートのエースを見せた。

2014-11-18 22:49:11
【盈】ラクカ @PSnon00

幼子と話をはじめた男は見た目より怖そうな人物ではなさそうで。 ほ、と息を吐きながらもう一度辺りへ視線を。 気配は複数。気づけばテーブルとティーセットまで見えるのは気のせいか。 「……ええと。これは夢でいいんでしょうか。」 混乱のまま呟き思わずこめかみに手をあてる。本当どこだここは

2014-11-18 22:54:21
人間《ディアドラ》 @actSkbz

「…………なにゆえ、そうなるか」 たしん、と手の平が床を叩く。 「われは、われとよべるものが、ないゆえ。そのようにいわれても、こたえることは、できぬ」 暗に個を表す名が無いのだ、と言いたげに眉を顰めむくりと身体を起こす。 「その、みめをみれば。だれにでも、わかるというもの」

2014-11-18 22:56:14
人間《ディアドラ》 @actSkbz

こん、と手狐が指すのは二本の角。 「なれは、ごるごん・ぞーらと、申すので、あろう?」 くてりと首を傾ぐ。そうしてから、片目を隠した男の方へちらと視線を向けた。 「これが、ゆめであったなら、と、なれは、おもうか」 たどたどしく。 「わたしにきたか、もらいにきたかは、しらぬが」

2014-11-18 22:56:17
人間《ディアドラ》 @actSkbz

「『ここ』に、まねかれる。『理由』が、あるのだろう」 視線はすぐに伏せられる。小さく吐いた吐息と共に、また背中がもぞりと蠢く。その夜色のコートを着ているそれは、どこか窮屈そうにこん、と鳴いた。

2014-11-18 22:56:49
盈のゴルゴン・ゾーラ12世 @Gorgonzola_12

お前にもここへ来た理由が、と言う天使(仮)の言葉に、魔王は眉をひそめ 「理由だと……?我輩はただ、滅びの間際に、『第二第三の我輩とか言ってみたけどヤベェ後継者とか用意してねぇよ積んだ…』なんて思っていたら、気づいたらここに……」 思慮深げに、瞳にまつげの影を落としながら。

2014-11-18 22:58:57
【西の供物】ジュリア @Julia_mua_CFF

「ねつ…?」首をこてん、しつつもすーっとブラウンの傍へ移動する。 その間も灰色の瞳はじぃっとブラウンを見つめたままで。

2014-11-18 22:59:08
盈のゴルゴン・ゾーラ12世 @Gorgonzola_12

「(ていうか、名前まですでに知られているというのか?!?!なんと、恐ろしい……!!これが神の御力か……!!)」 魔王は内心でガクブルしながら、生前の罪を悔い始めていた。

2014-11-18 23:00:54
ブラウン @nonac_00

「熱が高いと自覚がなくなるらしいからな。ほら、タオル。」 しゃがんで鞄から清潔なタオルを取り出す。 肌触りは……余り宜しくないものの、吸水性だけは折り紙つきである。 それを、フュンフへ差し出して。

2014-11-18 23:03:31
人間《ディアドラ》 @actSkbz

「………………はぁ」 角の男の表情を見たそれは深い、深い溜め息を吐いて立ち上がると、悪魔らしい男の服の裾を小さな手でひっつかむ。 「なれが、さきほど、さけんでおったのだ、ぞ」 念の為に告げておく。──余り、効果は無さそうだが。

2014-11-18 23:06:51
人間《ディアドラ》 @actSkbz

「……それと、それが、『理由』なのでは、ないのか」 男の服の裾を握ったまま、赤の虹彩混じる灰の双眸が見上げのたまう。 「なれの名を、つがせるか。あるいは、こうけいしゃか。あるいは、こうけいしゃのための、つがいか。継ぐものを、もとめたのでは、あるまいか」 くてりと首を傾けた。

2014-11-18 23:06:53
盈のゴルゴン・ゾーラ12世 @Gorgonzola_12

ふと、魔王はツヴァイと名乗った少女が、小さな指でしきりに不思議な印を組んでいることに気がついた。 「(人間界の神官が胸の前で十字を切るのをよく見かけたが、そういう類の儀礼か……?)」 右手で同じように印を組み、はくはく、と呼吸をさせながら。

2014-11-18 23:07:36
盈のゴルゴン・ゾーラ12世 @Gorgonzola_12

「む?そうであったか?すまぬな、我輩、過去は振り返らない主義なのだ。覚えておらぬ」 少女にひっつかまれたマントの裾を、掴みやすいよう気持ちばかり屈みながら

2014-11-18 23:10:14
クォーツ @ps_quartz

不意に、扉の開く音が立つ。 「あ、なんか広っ!」

2014-11-18 23:10:22
【盈】ラクカ @PSnon00

「夢でないとしたら一体皆さんは」 誰ですかと問うより先に、真っ直ぐに告げられた言葉。 幼子は多分何かを、感じている。悟っている。わたす、もらう。理由。 「……え、いや、まさか、え?」 思わず口元に手を当て俯き、考える。同時に魔王の後継者って一般論的にどうなんだろうとちょっと考える

2014-11-18 23:12:08
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