AM5:00 ブリッジ・オブ・オールエイジスの下で目を覚ます。 日の登り方からしていつもより遅く起きてしまったようだ。 昨晩は八薙に散々呑まされたせいか頭が痛い。
2014-11-19 20:28:54AM6:00 手短に朝の鍛錬を済ませて朝食の確保にアキバを歩く。 例によって例のごとく、バッグの中に食料の影は無い。 買っておいた牛丼弁当や親子丼弁当も軒並み真朱っこに強奪されたからだ。 無論、全く抵抗しなかった訳ではない。きつねれんじゃーの子狐たちの援護攻撃に敗北したのである。
2014-11-19 20:35:06@Dateryu 穂奇子「……あ、お久しぶりです……お腹空いてるならサンドウィッチ食べます?……味あまりないですけど」(人の少ない間にロデ研に内職の札を収めに行く模様)
2014-11-19 20:37:18AM6:10 しばらく歩いていたらロデ研の近くで穂奇子嬢からサンドイッチを貰った。 味はあまりなかったが贅沢は言えまい。 お礼に今度デートしようと言ったら突然マスクを被りだし、えらい綺麗なフォームのウェスタンラリアートを打ち込まれる。
2014-11-19 20:41:34@Dateryu 七津風「やめなさいって(穂奇子を背中から羽交い締めにしつつ)。あ、伊達君、ごめんね。はいはい、穂奇子さん、ロデ研に行くんだろう?私も一緒に行くから。」(ゲートを開きつつ
2014-11-19 20:45:19AM6:30 サンドイッチをぱくつきながら冒険斡旋所の窓口が開くまで散歩。 いつもながら財布の中身はカッツカツである。今日はなるべく割のいい仕事にありつきたいものだ。 なお、ラリアートからのフライングニーを決めようとしていた穂奇子嬢はななっちゃんが連れて行ってくれた。
2014-11-19 20:48:21AM6:45 貧乏巫女こと殴り神祇官の玲衣とバッタリ出くわす。 どうやら向こうも窓口の開店待ちだった様子。 やはりというか、お互いに財政事情は芳しくない模様。 まぁ今日も一緒に行くことになるだろうと、連携確認がてら他愛のない雑談をする。
2014-11-19 20:56:04AM7:15 リスが山から降りてきた。もとい、珍しい所にキナリの坊主がやってくる。当然のようにリッカの嬢ちゃんも一緒だ。 人里嫌いのキナリも順調に社会復帰が進んでるようだ。リッカ嬢さまさまである。 で、いつ結婚すんの?って言ったら2人揃ってトマトみたいに赤面した。 青春である。
2014-11-19 21:05:21AM7:40 窓口が開くまではまだまだ時間がある。 初々しい2人をいじくって暇つぶしをするのも悪くないが、いい加減キナリが山に帰りたそうな顔をしていたのでやめておく。 と言うか、調子に乗ってからかってたら玲衣に足を踏まれた。 グリーブ越しとはいえ、ものっそい痛い。
2014-11-19 21:14:12AM8:00 がしょんがしょん、と。おおよそ異世界に似つかわしくない足音が背後から聞こえる。 言わずもがな弩砲騎士ことどほっちゃんである。 先日はニールの爺さんにこっぴどく粉砕されたパワードス…もとい、鎧の方もきっちり修復されていた。 げに恐ろしきはロデ研の科学力である。
2014-11-19 21:21:56AM8:10 窓口が開くのは9時からだが、この時間ともなると次第に人も増えてくる。 今でこそ見なくなったが、開設当時は回せる仕事も少なく、斡旋所の前にテント張って徹夜で待つような輩もちらほら居たものだ。 俺も真似しようと思ったが、皐月にひどく叱られたので泣く泣く諦めたものだ。
2014-11-19 21:26:33AM8:30 ちらほら見知った顔も増えてきた。 今日は葉崎の兄さんや紫焔さんも来ているようだ。 寄って行って挨拶をしたいところだったが、既に待機列が形成されていた為、手を振るだけにとどめておく。 というか、キョロキョロしてたら玲衣に早く進めと背中を押されたのだった。
2014-11-19 21:36:20AM9:00 「お待たせしましたっ!」と、神祇官の少女の朗らかな声が響く。 《記録の地平線》のミノリ嬢だ。《第8商店街》の手伝いで時たまこちらの窓口で仕事をしていらしい。 ある意味、円卓会議関係の人間で最も身近な存在と言ってもいいのかもしれない。
2014-11-19 21:42:17AM9:05 掲示板に張り出されている依頼書はどれも低レベル向けの物が多かった。 それもそのはず。《ゴブリン王の帰還》に備えて少しでも低レベルプレイヤーの練度を上げ、戦力を確保しようというのが円卓会議の意向なのだ。 90台の俺達が横から掻っ攫うわけにも行かない。
2014-11-19 21:46:53AM9:15 困った。いい感じに稼げそうな依頼が無い。 とはいえ、ここまでは割とよくある出来事ではあるのだ。 気を取り直し、待合席で新たな依頼が貼り出されるのを待つ。 以前組んだ暗殺者の葉月もそこに居た。新しい武器の試し撃ちに殲滅系のクエストを、という腹づもりのようだ。
2014-11-19 21:55:24AM9:30 低レベル帯の冒険者達は既に受付で受注手続きに入っていた。 玲衣や葉月と話していたら、いつの間にかガレスやザイン、エミールらもそこに居た。 俺も知り合いが増えたものだ。 また組みたいと思える相手は多いが、PTには人数制限がある。 いっそレイド級の依頼でも来ないものか。
2014-11-19 22:02:27@Dateryu ガレス「伊達兄、うぃーっす! なぁ、今日はどの依頼に行くんだ? 誰殴るんだ? 俺がついてけそうな依頼だったら一緒にいかねー?」
2014-11-19 22:52:04AM9:50 とかボヤいてたらホントに来たし。 なんでも、《小牙竜鬼》の大規模な民族移動がこの近くで起こるらしい。 ゲーム時代は別のクエストのフレーバーだったらしいが、実際に起きている以上、近隣の村に被害が及ぶのは間違いない。 数が数だけにフルレイド規模の人員が必要なようだ。
2014-11-19 22:10:39AM10:00 報酬も申し分ない。依頼を受けることを伝えに受付に行くと、これまた知り合いのきらりちゃんが出迎えてくれた。 「今度はモンスター調査の依頼もお願いしますねっ」とは本人の弁だが、彼女もこの依頼の重要さはしっかりと理解している様子。 そうと決まればまずは人員集めだ。
2014-11-19 22:17:09