【橙王子×白雪姫】

エイト×プリンセス ラスト!
4
ももちゅん @kj8mousooo

1【橙王子×白雪姫】 海で人魚姫と青王子が楽しくスキューバダイビングをしている頃ーーーー 「おんぎゃーーー」 山の奥である国王に1人の女の子が生まれた。幸せに成長していったものの、実母が亡くなってしまい、 継母が現れた。 白雪姫の継母である女王は大変恐ろしい魔女であった。

2014-09-30 03:50:14
ももちゅん @kj8mousooo

2 〝鏡よ鏡よ…世界で一番美しいのはだあれ…?〟 【それは白雪姫です…。】 ん?誰がそれを唱えたかって?… それは…継母? いいえ違います。 彼です。 pic.twitter.com/ApzhL0eYKF

2014-09-30 03:50:22
拡大
ももちゅん @kj8mousooo

3 継母にいじめられ、家出をしようと試みました。 走りに走った白雪は、 森の中で迷ってしまいます… あれ…奥に小さな家が…。 行ってみるとそこには、 小さなベット。 少し疲れたと、白雪は眠りにつきました。 しばらくして、その森の主たちが帰ってきました。

2014-09-30 03:50:28
ももちゅん @kj8mousooo

4 そう…それは、6人の小人。 〝えらいべっぴんきよったぞ!〟 〝おっぱい…あるかな…〟 〝近づくと怪我するぜ!〟 6人は、最初は戸惑ったものの、 すぐに白雪と打ち解けられて、 白雪と毎日楽しい日々を過ごしました。 pic.twitter.com/DtH95SBHop

2014-09-30 03:50:36
拡大
ももちゅん @kj8mousooo

5 白雪姫は、ある日1人でお庭の花に水をあげていました。 すると、そこに1人のおばあさんがやってきて… ん? 違いますね… どうやらおじいさんです。 おじいさんがやってきて、白雪にリンゴを差し出します。 『可愛い姫じゃのう…、ほれ、これをあげよう…』

2014-09-30 03:50:41
ももちゅん @kj8mousooo

6 ちょうどお腹も空いていた姫は、 パクリと人かじり… すると、 意識がなくなります。 「わたし…」 『…よし。』 姫が倒れたのを確認するとおじいさんはまるで虎のように走り去って行きました。 小人が森から帰ると、 〝あかん!!白雪が!!!白雪がぁあああ!〟

2014-09-30 03:50:47
ももちゅん @kj8mousooo

7 倒れていた白雪に気付きパニックになりました。 〝どどどーする?バブーンアタック…する?〟 〝なんやねんそれ…あほ…全然起きへん…〟 一向に目を覚まさない白雪は、 とうとう息も止まり、小人たちは 悲しみながらも花で溢れた棺の中へと彼女を入れました。

2014-09-30 03:50:52
ももちゅん @kj8mousooo

8 あんなに楽しく優しく可愛い白雪を 愛していた小人たちは大変悲しみました。 もうダメなのか… そう思って肩を落としていたそのとき 森の奥から馬の足音が聞こえてきました。 ーーーそこから現れたのは 〝わ…!王子様や!〟 pic.twitter.com/dV7ebQQ3tI

2014-09-30 03:50:59
拡大
ももちゅん @kj8mousooo

9 『やぁ…やぁ。森のみなさんこんばんわ…』 6人の小人は最後の望みを彼に託した。 〝王子様…お願いや…白雪を助けてくれ…〟 『もちろん…ええで…さぁ……いくで…』 手袋を外した掌はそれはもうびしょびしょで。 〝…はよ〟 『…わかってる…はぁ…』

2014-09-30 03:51:03
ももちゅん @kj8mousooo

10 震える唇をそっと白雪の唇に重ねる。 『…あれ?』 〝…え?〟 『…これ、僕ちゅーしたら起きるんちゃいますっけ?』 姫はピクリともしない。 もう一度やり直す…。 ちゅっ… すると、 「んんっ…!!」 なんということでしょう。 ちゃんと姫は起きました。

2014-09-30 03:51:08
ももちゅん @kj8mousooo

11 『…な?起きたやろ?』 少し焦りながらもドヤ顔で小人たちに笑う王子様。 〝ほんまや…〟 〝すごいなぁ〟 小人たちから拍手が沸き起こる…。 でも、白雪は起きてすぐ鳥肌を立たせる。 「…貴方!」 『…わかってもうた?』 男は、ポケットから静かにリンゴを取り出して

2014-09-30 03:51:13
ももちゅん @kj8mousooo

12 一口齧ると 『…お前を攫いに来たんやで』 と、そう呟いた。 pic.twitter.com/ONrJgAnQVw

2014-09-30 03:51:21
拡大
ももちゅん @kj8mousooo

13 全部計画だった。 偶然目にした継母の鏡に映る こんなにも美しい姫 どうしても自分のものにしたくて、 おじいさんになって彼女に毒りんごをあげたのだ。 『…でも、ほんまは逆かもしれん』 「え?」 『国王の街に戻れへん…』 「…どうして?」

2014-09-30 03:51:24
ももちゅん @kj8mousooo

14 『…君の継母さんが、自分より白雪が綺麗だというのが気に食わないようで、だいぶ腹を立ててる…』 悲しそうに白雪に呟く王子。 しかし、姫は 「…わかってるわ。わかってる…だからここに逃げて来たの…。絶対帰らない」 『そうやんなぁ…』

2014-09-30 03:51:29
ももちゅん @kj8mousooo

15 『こんな遠回しに言いよってほんまごめん。 でも、お願い…俺が守ったるから……一緒に隠れさせて…。』 上目遣いがやけに眩しい… 「みんな…どう?」 〝俺らは…まぁ大歓迎やで!〟 小人たちは王子のことを大歓迎してくれて。 pic.twitter.com/ZX5A6rf2yo

2014-09-30 04:03:08
拡大
ももちゅん @kj8mousooo

16 8人で、小さな小さな森の奥、 少し怯えながらも 8人でいれば怖くない、と。 毎日毎日を 楽しく明るく 過ごしたとさーーーーーー 8人目の白雪は… そう。貴方かもしれない。ね( ´~` )笑 pic.twitter.com/BRXY3gAsGj

2014-09-30 04:03:41
拡大