紅鎮守府日記 7月22日~9月19日

簡単なまとめです。話が飛んだりしているのは、間に長編を挟んだり純粋に時間が経過しているから。 現状ではまだまだ読みにくく、申し訳ありません。
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戦争さん @RAKUNYA

「ということは……」 「あぁ……」 「久々の“本国”だ」 #紅鎮守府日記

2014-09-12 23:44:28
戦争さん @RAKUNYA

「かなりの距離と戦場を走り回ったからな。そろそろ大規模整備も必要だろう」 「ということは一旦ラバウルに戻るのかい?」 「いいや。少し大掛かりにするのと、他にもかなりの規模の改装が入るから、ラバウルじゃ余計に時間がかかってしまうだろう」 #紅鎮守府日記

2014-09-12 23:43:16
戦争さん @RAKUNYA

「話は聞いている。明日から通常営業だ……と言いたいところだが」 「?」 「先日の特殊作戦。その際の船体整備の順番がようやく回ってきている」 「そうか。たしかに、司令官の不在中にも細かい水漏れがあったしね」 #紅鎮守府日記

2014-09-12 23:40:30
戦争さん @RAKUNYA

「おかえりなさい。司令官」 「ただいま。響」 #紅鎮守府日記

2014-09-12 23:37:32
戦争さん @RAKUNYA

「迎えに行けなくてすまない」 「いや、北方で動きがあったと聞いている。してくれていたんだろう?」 「……お見通しだね」 「当然だ」 「じゃあ……」 「おう」 「『我が剣を貴方に』」 「『たしかに受け取った』」 #紅鎮守府日記

2014-09-12 23:36:45
戦争さん @RAKUNYA

「…………」 「司令官と……デート……」 「…………ぁぅ」 #紅鎮守府日記

2014-08-30 18:11:13
戦争さん @RAKUNYA

「…………あ、うん」 「お、おう」 「…………」 「…………」 「あ、司令官、そろそろ出ないと」 「お、そ、そうだな」 「いってらっしゃい」 「いってきます」 バタン… #紅鎮守府日記

2014-08-30 18:08:50
戦争さん @RAKUNYA

「この仕事が終わったら、少しまとまった休みが取れそうなんだ」 「そう。それはよかった」 「それで、だな」 「どうしたんだい?らしくないけれども……」 「……こんなこと言うのは人生初だからな。緊張もする」 「?」 「その、二週間後になるけどな、その――」 #紅鎮守府日記

2014-08-30 18:06:00
戦争さん @RAKUNYA

「さて、それじゃあ行ってくる」 「了解」 「“主導権をあなたに”」 「“たしかに受け取りました”」 「すまないな。入れ替わりに出て行く形になって」 「仕方ないよ。これは司令官にしかできない仕事だから」 「あー、それでだな……」 「……?」 #紅鎮守府日記

2014-08-30 18:00:14
戦争さん @RAKUNYA

「……私も、今は少し……ゆっくりしたい」 「……そうか」 「ん……」 #紅鎮守府日記

2014-08-29 22:33:43
戦争さん @RAKUNYA

「……司令官。またこんなところにいたのかい」 「だから人混みは苦手なんだ。若い女の集団となればなおさら、な」 「そうか……」 「……また連れて行くのか? 」 「……連れてってほしい?」 「言われたら行く」 「……じゃあ、いいや」 「……?」 #紅鎮守府日記

2014-08-29 22:31:45
戦争さん @RAKUNYA

「それって気に入られたら機会は増えるってことじゃ……」 「…………」 「顔を背けないでください!? 」 「まあまあ、気にしないで食べて食べて!! 」 #紅鎮守府日記

2014-08-29 22:16:00
戦争さん @RAKUNYA

「ありゃ?司令官は……」 「あー、いつものことよ。あの人、あんまり私たちに関わろうとしないから」 「なんだか怖そうな人でしたし、これからやっていけるか……」 「大丈夫よ」 「ふえ?」 「よっぽど気に入られない限り、顔をみる機会も少なくなるはずだから」 #紅鎮守府日記

2014-08-29 22:07:23
戦争さん @RAKUNYA

「串には刺してあるからじゃんじゃん焼いていけー」 「肉も新鮮だからそんなにしっかり焼かなくても大丈夫よー」 「ホルモンはこっちだー」 「野菜も食べなさいよ! 」 「ほら、春雨もこっち来て! 」 「浜風!浦風!会いたかったデース!!」 「こ、金剛の姉さん! 」 #紅鎮守府日記

2014-08-29 21:47:49
戦争さん @RAKUNYA

~数時間後~ 「えー、それでは新人のみなさん。お疲れ様で――」 「かんぱーい!! 」 「てめぇ島風! 早すぎ――」 『かんぱーい!!』 「ああもう……! 今日は無礼講だ!みんな呑めー!駆逐艦ジュースだけどな!!かんぱーい!!」 #紅鎮守府日記

2014-08-29 21:41:41
戦争さん @RAKUNYA

「それにそういった個体差は艤装で埋めることができる。というか、艤装さえつければ関係ないしな」 「それもそうですか……」 「だからこんなことをしているのはうちくらいだな」 「あぁ……なるほど」 「さて、そろそろこのあとの仕込みを頼む」 「あ、はい!」 #紅鎮守府日記

2014-08-29 21:37:15
戦争さん @RAKUNYA

「表向きはな」 「? 」 「でないと公平性に欠け、より優秀な個体を求めて争いが起こる。人類の敵を相手にするのに、そんなことをしている暇はないだろう? 」 「まあ、たしかに……」 #紅鎮守府日記

2014-08-29 21:18:25
戦争さん @RAKUNYA

「改めて言われるとぐさっとくるものがありますけどね」 「しかし、だ」 「あ、はい」 「そこは生命の神秘とでも言うべきかな。工業製品とは違い、どれだけ調整をほどこしても"個体差"というものが出てしまう」 「でも、それは微々たるものだって聞きましたけど……」 #紅鎮守府日記

2014-08-29 21:13:43
戦争さん @RAKUNYA

「しかし……」 「ん? 」 「艦娘の身体力測定なんて、どこまで意味があるんですか提督? 」 「お前が質問してくるなんて珍しいな比叡。頭でも打ったか? 」 「ひどい!! 」 「まあ、たしかにお前たちは同一規格で作られた量産品だしな。その疑問は確かだ」 #紅鎮守府日記

2014-08-29 21:08:23
戦争さん @RAKUNYA

「春雨ぇ!! もっと気合いいれろぉ!! 」 「は、はいぃ……! 」 「時津風、上体起こし記録15回、と」 「はっ……あう……も…だめぇ……」 「雲龍さんはさすが正規空母といったところかしら? 」 「いえ、先輩方に比べたらまだまだ……」 #紅鎮守府日記

2014-08-29 21:04:22
戦争さん @RAKUNYA

「だが、その前に一つ、それぞれにして貰わねばならないことがある」 「わたしらがしないといけないこと……? 」 「なんでしょう? 」 「いかな艦娘とはいえ人の形をしている以上……することなど決まっているだろう? 」 「えっ……」 「ま、まさか……! 」 #紅鎮守府日記

2014-08-29 21:00:07
戦争さん @RAKUNYA

「さて、今回の特殊作戦において、我が鎮守府としては新たに艤装概念が確認された、春雨、浦風、谷風、浜風、時津風、霜風そして雲龍。以上七名に来て貰ったわけだが」 「はい! 」 「特殊作戦も終わり、貴艦らには本格的に我が鎮守府にて働いてもらう運びとなる」 #紅鎮守府日記

2014-08-29 20:57:01
戦争さん @RAKUNYA

「目標達成。帰投する」 第一波が去ったのを見計らい、転進する紅艦隊の艦娘たち。 「ソンナ……バカナ……」 そう呟いた彼女の頭は 無数に降ってきた砲弾の一つに、無残に潰された。 #紅鎮守府日記

2014-08-29 01:47:12
戦争さん @RAKUNYA

ひゅるるる……という空を切る音と共に。 空から降ってきた無数の砲弾が、周囲にいた深海棲艦へと突き刺さる。 #紅鎮守府日記

2014-08-29 01:45:27
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