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岩波書店 原発と大津波 警告を葬った人々

http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?head=y&isbn=ISBN4-00-431515

添田孝史 @sayawudon
岩波新書「原発と大津波」、本屋に並び始めたようです。amazon.co.jp/dp/4004315158/… 資料を入手したのが遅かったので、本では中途半端にしか書けていないのですが、福島地元メディアに追求してもらいたいのは、福島県が1997年に日本海溝の津波地震をすでに予測していたこと
添田孝史 @sayawudon
福島県が野村総研に委託した「平成8年度福島県地震・津波被害想定調査 報告書 1997年3月」1drv.ms/11j5Lxm(完本は県災害対策課所有)のp.238に、1677年延宝房総沖地震が福島沖で発生したとしたら福島第一に高い津波が来る予測が掲載されている。
添田孝史 @sayawudon
延宝房総沖を福島沖にずらして津波を予測すると、13.6 mになることを東電は2008年8月に確認している。この予測を、福島県は11年も早くやっていたのだ。これがなぜ対策に生かされなかったのか。福島県は「記録が残っていないからわからない」としているが、当時の関係者に取材して欲しい。
添田孝史 @sayawudon
福島県庁職員の古い住所録があれば(福島にあるメディアなら持ってる)比較的かんたんなお仕事。しかし神戸在住で取材費用の欠乏したフリーランスにはちと荷が重いのです。もう少し予習したい方は、「原発と大津波」のp.148以下をご参照ください。
添田孝史 @sayawudon
福島第一の津波予測は p.238 → p.283 でした。
添田孝史 @sayawudon
福島県は、延宝房総沖が福島県沖で発生したときの「被害レベルを目標とした総合的な津波対策の検討」を「当面取り組むべき課題」としてあげていた(「福島県地震・津波被害想定調査ー概要版」平成10年3月 p.184)1drv.ms/1qw6pne それなのに放ったらかし。
添田孝史 @sayawudon
地震本部が日本海溝ぞいの津波地震を予測するより5年も早く調査結果をまとめ、福島第一原発への津波高さまでわざわざシミュレーションしていたのに、何にも生かさなかった。なぜだろう?
添田孝史 @sayawudon
「原発と大津波」から別のネタ(p.143) 保安院の情けなさを象徴する話 1drv.ms/1uUkACj 2010年3月24日に森山審議官が、安全審査課長らに送ったメール。「福島第一3号機のバックチェックでは、貞観の地震による津波評価が最大の不確定要素である」
添田孝史 @sayawudon
「津波の問題に議論が発展すると、厳しい結果が予想されるので評価にかなりの時間を要する可能性は高く、結果的に対策が必要になる可能性も十二分にある」「というわけで、バックチェックの評価をやれと言われても、何が起こるかわかりませんよ、という趣旨のことを(保安院長らに)伝えておきました」
添田孝史 @sayawudon
福島県からバックチェックの評価を求められていた保安院は、津波が最大の問題で、対策が必要と知りつつ、福島県には「耐震安全性が確保されると判断した」と正直でない回答をする。公正に評価すると運転継続できないから。事故7か月前のことだ。私が福島県民なら、このメールを読んだだけで頭にくる。
添田孝史 @sayawudon
保安院情けないネタをもう一つ(本のp.132)。保安院は全国の原発の津波影響評価を2008年度中に終えるとしていた。1drv.ms/1uarSg9 (巨大ファイルなのでご用心)。その期限が2009年3月には消えてしまっている。その経緯について明確な説明はない。
添田孝史 @sayawudon
保安院ネタもう一つ。保安院も土木学会による津波予測がどうも怪しいとにらんで、その1.5倍を想定した対策を順次講じること、という文書を2006年6月にはまとめていた。1drv.ms/1tiyg4T それもいつしか消えてしまう。ほんま役に立たん役所や。(新書p.131)
添田孝史 @sayawudon
立ち読みでおすすめなのは、p.41からp.50にわたる首藤伸夫・東北大名誉教授へのインタビュー。ここを読むと、なぜ津波想定は切り下げられたのか、土木学会は何をしたのか、ほぼわかります。率直にお答えいただいた首藤先生に感謝。一方、東大話法の達人阿部先生には著者力量不足で切り込めず。
添田孝史 @sayawudon
岩波新書「原発と大津波」の本文中に登場する保安院の内部文書等の一部を、ウエブ soeda221.wix.com/tsunami に載っけておきました。ご利用ください。(今回は正規手続きで入手したものしか載せてませんけど)規制委が文句言ってきたら引っ込めるので、DLはお早めにどうぞ。
添田孝史 @sayawudon
あ、(正規手続きで入手したものしか載せてない)とつい書いてしまいましたが、それ以外の手口なぞは断固としてございません(どこかの首相のように手を振りながら大きな声ではっきりと確信をもって丁寧に主張しておいてみよう)

林 衛 @SciCom_hayashi
本日神保町でご著書,講読,さっそく開いてます。 首藤伸夫氏とは,e-riss.co.jp/oic/_src/sc459… の3,4ページ目でやりとりが記録されています。調査委委員の翠川弁護士が大川小浸水の記録,可能性を消し去ろうとしているので,工学者の首藤氏に振った。 @sayawudon
林 衛 @SciCom_hayashi
1980年代に震度5と6の中とった室崎氏には優しい? 阪神・淡路大震災の原因をもたらし,涙の謝罪をして防災研究者として功なりとげた方が,大川小検証委では,被災原因をあいまいにしました。 文科省・県教委に指導・監視のもと,形だけ「遺族に寄り添う」検証だった。 @sayawudon
添田孝史 @sayawudon
室崎さんの書きぶりについては、「林さん@SciCom_hayashi に何か言われるだろうなあ」と顔を思い浮かべていました。私の能力不足で大川小検証をきちんと追えていないので、阪神・淡路の後日談に限定した書き方にしています。
アルルの男・ヒロシ @bilderberg54
@sayawudon いま、ご著書を読んでおりますが、早川先生とのやり取りを拝見するにつけ、電力と政治サイドにとって、福島の事故被害は仮に起きても税金で、回収させるものとして織り込み済みだったのだろうとの感想を抱きました。いくらかのカネをケチるために。
添田孝史 @sayawudon
@bilderberg54 ありがとうございます。東電からすれば、40年前に政府に許可もらっているのだから、責任は政府側にあるというのが基本的スタンスだったと思います。その後の科学的知見を反映するルールが明確でなかったので、両者が都合よく責任を押し付け、曖昧にしている感じです。
アルルの男・ヒロシ @bilderberg54
@sayawudon これは私の素人妄想に過ぎませんが、仮に東電が2002年から電源喪失対策を福島でやっていれば、あの事故は1号機だけをオシャカにするだけで終わっていたような気もします。地震本部の想定があったのですから出来たはずです。
添田孝史 @sayawudon
@bilderberg54 先日公開された今村文彦・東北大教授に対する政府事故調の調書で堀井秀之さんが「想定を超えても、一系統だけでも冷却系を生き残らせる発想は無かったのか」と尋ねていました。それが自然の怖さを知っているエンジニアの良識でしょうが、東電には無かった。
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